城川 勇汰 プロフィール - Wantedly
ディレクター
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リブセンスの新入社員を紹介する当シリーズ。今回は番外編をお送りします。
フィーチャーするのは、そのキャリアと頭脳に採用チームの面々が一目惚れし、早々に内定が決まった18年卒内定者の城川勇汰さん。
在学中に友人たちと起業し、取締役として早々に実業の道を歩んでいた彼は、なぜリブセンスに「エンジニア」として入社することを決めたのか。そこには、インターンでのある出会いが関係しているのだとか…?
城川さんが抱く高い志について、詳しく訊いてみました。
■目次
1. 事業家の夢を叶えるため、エンジニア採用を選んだ
2. 先人が生み出したサービスを、私たちが強くする
3. 持てる力を、100%事業推進に使いたい
4. 【1DAY&3DAYS】私のインターン体験記
5. 3DAYSインターンのプログラムを徹底解剖
6. インターンを比較してみて分かったこと
7. リブセンスのインターンをおすすめする2つの理由
−−リブセンスへの内定、おめでとうございます!まずは簡単に自己紹介をお願いします。
ありがとうございます!
私はいま関西大学商学部に在学中の4年生で、マネジメントを専修しています。主に学んでいるのは組織行動論や経営学、マーケティングなど。入学後1年間は海外ボランティアの学生団体に所属し、東南アジアのラオスに教育支援などをしていました。
学生による海外ボランティアは成果の定量評価がしづらく、社会へのより明確な価値提供を通して学ぶ場所に身を置きたいとの思いから、他大学の友人と共に起業しました。それから2017年3月に退職するまで、取締役として経営を続けていました。
エンジニアとして内定を頂いたのですが、大学でプログラミングを学んでいたというわけではありません。私は将来的に事業をつくることができる人間になりたいと思っており、そのために技術領域の知見を得ることはマストだと考えています。
問題はどの段階で知識をつけるのかということですが、私は社会に出てすぐに身につけたいと思いました。3〜5年ほど技術を学び、事業をつくる側にいくのか、技術を扱う楽しさを知ってその道を行くかは、そこで決めます。
どちらにせよ技術の知見は持つべきですし、その目標のもとで選んだのがエンジニアという役割でした。
−−いつから将来的に事業を起こしたいという目標を定めていたのでしょうか。
大学で起業したことがきっかけですね。周囲に起業家の方々が大勢いて、彼らに強い影響を受けました。
既存のシステムの中で生きることを良しとせず、より楽しい世の中にするために自らの手足を使って活動している人ばかりでした。その姿を見て、私も同じように在りたいと思うようになりました。
今の世の中には当たり前のようにWebサービスが使われていますよね。ただ、いろんな領域に入り込んではいるものの、まだまだ改善すべき余地は残っているように感じます。
社会を良くしていくためには、誰かが新しいWebサービスをつくり、各方面から少しずつ強くしていくしかないと思っています。私もその一翼を担いたいなと思ったのが大きな理由のひとつです。
−−城川さんの世代は、生まれたころからネットがインフラになっていたかと思います。“インターネット”というものについて、どのように捉えていますか。
就活でいろんな会社を訪問したのですが、インターネットのすばらしさを謳う人に35歳〜45歳くらいの方が多いなという印象を持ちました。その世代の方々は、人格が一定形成された後でネットにふれていますよね。
アナログとの比較という視点をもってネットの黎明期を過ごしてこられたからか、ネットそのものを崇拝しているというか、神格化されているように見えることもあります。
一方で私たちの世代は“デジタルネイティブ”と呼ばれるように、物心のついたころにはすでに快適なネット環境がありました。義務教育の過程から分からないことは“Yahoo!”で検索していましたし、ネットそのものに情熱的な感情は持ち合わせていません。
ただそれは、ひと世代上の方々が多大な好奇心と勇気、努力をもってあらゆる領域にWebサービスを普及してくださったから。インターネットというものをよりフラットな目線を持って社会の随所になじませていくことが、デジタルな感覚により近い私たちの世代が担う役割だと思っています。
−−城川さんはインターンを受けた上でリブセンスに入社を決めたと伺っています。学生起業も経験された中で、リブセンスの内定を受けた決め手は何だったのでしょうか。
2つあるかなと思います。
私は会社員として働く上で、事業推進に自分のリソースのすべてを使いたいと考えています。しかし一方で、実際に働くとなると事業以外の部分、人間関係や健康面など、様々な悩みの種にリソースを分配することになると思います。
リブセンスには、本当に多様な性格の方々が集まっていました。周囲とよく話したい人は楽しそうに話しているし、確実に成果を上げつつ定時になれば真っ直ぐ帰宅する人もいました。そういうコミュニケーション面での多様性が保たれている雰囲気を見て、悪質なストレスを抱えることなく事業に邁進できそうだと感じたことが、まずひとつ。
もうひとつも"人”ベースの話ですが、単純に良い人が多いってことですかね。相手のことを丁寧に考え、できることを丁寧に施す。問題と人格を分けて考える。そういう人たちが多い会社だと感じました。
たとえ会社が傾いたときでも、この人たちのいる会社なら自分の全てを捧げて頑張れる。そう思えるかどうかを軸にしたときに、リブセンスは一番強かったなと思いました。
ちなみにリブセンスのことは以前から知っていました。じつは起業した会社の1年目の売上目標は、リブセンスの1年目の数字と同じに合わせていたんです。私たちの学生起業にとって、村上さんは超えたいと思っていた存在でした。
まさかマイルストーンにしていた会社で働くことになるとは思ってもいませんでしたが…(笑)
−−そうだったんですね!リブセンスは複数の事業を動かす「事業会社」ですが、最初から事業会社で働くことを決めていたんでしょうか。
私はまだ、世の中にどんな事業領域や課題があるのかについて詳しくはありません。そんな私にとって、社内で複数の事業ドメインを展開していることはとても魅力的に映ります。
そのため、就活を始めたときから「複数ドメインの事業を持つ事業会社で働く」という条件は設けていました。
今のところは事業部自体へのこだわりは特にありません。どの事業にもリブセンスのビジョンをもとに打ち立てた問題提起があるかと思うので、どの事業部にアサインされたとしても、真摯に事業と向き合います。
−−そもそもリブセンスでインターンしてみようと思ったのはなぜですか?
きっかけは友人からの紹介です。ちょうどその頃、時間的なコスパのいいインターンを探していたこともあり、1DAYインターンくらいなら行ってみようかと思ったんです。だから当時はそんなに志望度も高くはなくて。
そもそも1DAYインターンでわかることって、企業側も学生側も限定的ですよね。だから最初は「行ってみるか」くらいのことが多いんじゃないでしょうか。
−−なるほど、まずは1DAYインターンについて教えてください。どんなプログラムだったのでしょう?
1DAYは新規事業立案系のワークでした。チームごとに日常の不備を解消するビジネスプランを立案し、リブセンス社員と参加学生の投票によってチームMVP学生と最優秀チームを決定します。
私が受けた時は、チーム内で普段の生活で感じる不満や不備を列挙する作業からスタートしました。 私たちの生活には、慣れてしまって不便とも考えていないけれど、よく考えると最適ではない部分がたくさんあります。
ワークの前半では、そういった不便をグループのメンバーと一緒に見つめ直すことから始まります。 午後はそれらの課題のうち一つを解決するのにどうすべきかを考え、ビジネスプランに落とし込んでプレゼンへ、という流れでした。
私のチームを見てくれたのは当時ジョブセンスリンク(現転職ナビ)で事業部長をされていた方なのですが、私よりもテンション上がって「オレの意見なんだけどぶっこんでいいかな」ってゴリゴリ入ってくるんですよ。
一般的なインターンのメンター像からは少し離れた状況だったと思うのですが、私はそんな状況がとても楽しくて。事業部長が誰よりも楽しんでいたんじゃないでしょうか。
−−それは思わず目が点になりそうですね(笑)
でも、経営陣のそんな姿を見ていると、リブセンスの社員さんにとって、仕事って楽しいものなんだなとリアルに感じることができました。短い時間ではあったものの、事業を作る上で必要・有用な知見をいくつもいただくことができたのは良かったなと思っています。
こう言うのもなんですが、リブセンスの1DAYインターンってコスパが最高なんですよ。交通費やご飯代が出るという費用面もそうですが、事業部長レベルがぞろぞろ出てきて、チームにひとりずつ事業部長が付き、最終的には全チームのビジネスプランについて村上社長からフィードバックをもらえるんです。
村上さんが普段どうやって情報収集しているのかというところから、「それならこう考えた方がいいよ」という実践的なアドバイスまでいただけますし、ワークの段階からインターン終了の瞬間まで、得られるフィードバックやアドバイスの質が非常に高いです。事業立案に興味がある学生にとっては非常に有意義な時間になると思います。
そういった点も含め、リブセンスの採用姿勢はとても真摯だなって思いますね。人事部の方も学生の目を見て話をしてくれますし、まずこちらの話を聞いてから答えてくれる。「学生のために」という気持ちが伝わってくるところが魅力ですね。
−−1DAYを受けた後、今度は3DAYSを受けてらっしゃいますよね。次はこちらについて聞かせてください。
私は学生全体における自分の現在地を知るためにインターンを受けていました。1DAYは楽しかったのですが、現在地を計るところまではいけませんでした。そこで、もっと優秀な学生が参加する3DAYSインターンにも挑戦してみようと思ったんです。
※当時の3DAYSインターンは、1DAYインターンでMVPを獲得した学生のみが参加できた。現在は制度が変わっている。
3DAYSでは学生がいくつかのチームに別れ、各事業部に配属されました。コンテンツとしては実際に事業部が抱えているボトルネックの推定と、それを解決するための改善策をプレゼンするというものです。
オフィス内に席を用意いただいて社内で調査を進め、メンターも交えたミーティングを何度も重ねた上でプレゼン資料をつくり、最終的に役員の前でプレゼンするという流れですね。
−−3DAYSインターンならではの面白みはどこにありましたか?
まだ学生の私たちを、実際の業務にコミットさせてくれたことですね。
社内データベースや各種ツールへのアクセス権限も付与していただき、仮想事業の立案ではなく実際の業務の課題と向き合う経験をさせていただけたのは本当に楽しかったです。
メンターの方からいただけるフィードバックも実際の業務に即した内容と温度感だったので、業務体験という意味でも有意義な時間になりました。
ちなみに私のチームが配属されたのは転職クチコミサービス『転職会議』を運営する事業部です。クチコミをユーザーごとにパーソナライズするというプロジェクトを提案しました。
−−3日間それぞれどんなことに取り組んでいたのか教えてください。
初日はまず、転職市場にはどういった課題があるのかというところから説明いただき、ボトルネックを推定するところまで進めました。転職会議はクチコミを看板にした転職支援サービスですが、現在は競合も増えてきており、今後どう差別化を図るかが課題です。
私たちが立てていた事業課題の仮説は、「クチコミコンテンツの頭打ち」というものでした。クチコミって、内容はもちろんそうですが、“誰が書いたのか”も重要ですよね。
もし自分とパーソナリティが全然違う人が書いたクチコミだったとしたら、正直あまりアテになりません。20代若手男性社員が感じている悩みと、40代専業主婦の方が抱えている悩みはもちろん違いますから。
そんな課題感から、ユーザーにペルソナ情報を事前に入力してもらい、その人のペルソナに近い人が書いたクチコミを表示するようにすればより深く刺さるのではと考えました。
「漠然としたクチコミ群」から「わたしに近い人のクチコミ」へとコンテンツを昇華させることができれば、よりユーザーに寄り添うコンテンツとして頭ひとつ突き抜けられるはず。こういった仮説を元に、2日目からはボトルネックを解決するための改善策を検討しました。
刺したいペルソナに当てはまる社内の方々へのインタビューや、UI/UXの設計、プレゼンの組み立て方など、ペアの学生と一緒に最後まで練り切った結果、最高評価をいただくことができました。
−−詳細についてありがとうございます。いろいろインターンを受けていらっしゃるということでしたが、他社でのインターンと比べた感想をお願いします。
リブセンスでのインターンで際立っていたのは、コミュニケーションのていねいさですね。社内に中途入社の方が多いからか、基本敬語で話す文化があるように感じました。
敬語でのコミュニケーションって、相手を罵倒したりバカにしたりしづらいですよね。相手をひとりの人間として尊重し、例え何かトラブルがあったとしても、問題と人格を切り分けて指摘できるのはいい文化だなと思います。
それに加えて、年次や立場に関係なく意見を言い合えるのもいいですね。自分の出した意見が良かったのか悪かったのか、うやむやにされたままだとツラいですから。
インターンでは、常に現場のエース社員の方々から真っ直ぐなフィードバックをいくつも頂きました。上記の文化があったからこそ、一緒に創っているような感覚を得られていた気がします。
−−最後に、リブセンスのインターンの魅力について教えてもらえるでしょうか。
新規事業立案系の1DAYインターンって、ここ数年でめちゃくちゃ増えています。
その中でリブセンスのインターンをおすすめする理由があるとすれば、
①社内で発案されたことが事業になっている
②メンターに実際に事業を率いているリーダー社員が付く
の2点が挙げられるでしょうか。
事業創造のリアルな面を体験できると思うので、特に事業立案に興味のある人にはオススメできると思います。あと1DAYの発表後には、常に社内外の新規事業を見つめている村上社長からのフィードバックがあるのですが、このフィードバックの裏側の基礎知識が笑ってしまうほど幅広く、これを聞くだけでも参加する価値はあると思います。
リブセンスの3DAYSインターンは優秀な学生に限定して行われることもあり、自分に何かしらの自信がある学生なら、ぜひ挑戦してもらいたいですね。自分の未熟さを痛感する人、なんとなく手応えを得られる人、どちらであったとしても早い段階で精度の高いものさしを得ることは、就活においてとても価値のあることだと思います。
また、1DAYとは違って実際の事業の課題に向き合うことになるので、脳へのストレスは何倍にも膨れ上がります。が、幸いリブセンスは心が疲れるコミュニケーションは取らないので、健全に限界まで挑戦することができます。
ぜひ、リブセンスの課題を解決しに来て欲しいです。