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【社員インタビュー】中学から始まった縁:日本とベトナムを結ぶ私の旅

プロフィール

ベトナム出身。中学生時代から日本語を学び始め、2007年には日本政府主導の対日理解促進交流プログラム「JENESYSプログラム」を通じて初めて日本を訪問。この経験がきっかけで日本文化への興味を深め、ホーチミン市師範大学の日本語学部に入学。大学在籍中、交換留学生として和歌山大学に1年間留学。卒業後、日系旅行会社、技能実習生の監理団体、大手広告代理店のベトナム支社を経て、2023年ASEAN HOUSE入社。現在はベトナム人向けのキャリアアドバイザーと生活支援業務を担当。

ーーASEAN HOUSEにjoinした理由は?

「外国人の生活の質の向上に貢献したい」という思いで入社を決めました。前職の監理団体では、技能実習生として来日したものの現状の仕事や生活に不満を持つベトナム人の姿を数多く見聞きしてきました。例えば、入社先の職場でいじめやパワハラを受け失踪してしまうケースなどで、それも一人や二人の話ではありませんでした。また、長時間労働にも関わらずそれに見合った対価を受け取ることができないという人も数多くいました。

そんな中でASEAN HOUSEの求人を見つけ、「外国人も暮らしやすい社会を創る」というビションに強く共感したことがJOINのきっかけです。そして実際にASEAN HOUSEではこの理念の下、外国人が直面するライフイベント毎の課題に徹底的に寄り添うことで他社にはない広範な支援を実現していました。そのためこの会社であれば私が間近で見てきた「外国人の暮らしにくさ」を一つ一つ丁寧に解決し、彼らの生活の質の向上に大きく貢献できると思い、ASEAN HOUSEへの入社を決意しました。

ーーそこまでに至る経緯を

①日本との出会い

父が作った日本との繋がりが、私の日本語学習の出発点でした。

中学校では入学時、第2外国語のクラスとして英語と日本語の選択肢がありました。英語は日本語よりも人気がありましたが、父はかえって日本語を学ぶ人が少ないことをチャンスと捉え、私に相談することなく日本語クラスを選びました。

当時私が日本について知っていたのは“ドラえもん”だけでしたが、中学1年生から日本語の勉強を開始し、2年生の時には「JENESYSプログラム」に参加して初めて日本を訪れました。横浜や兵庫など国内の様々な場所への訪問やホームステイを通じた日本・東南アジアの友人達との出会いが私の視野を大きく広げてくれました。

          ↑ 初めての浴衣体験! ^_^

          ↑ ベトナムの文化を世界へ紹介!

           ↑ 日本の中学校へも訪問しました!

日本の人々や文化に魅了され、高校でも日本語専門クラスを選択しました。ここでの経験により私は日本のことをさらに深く理解したいと思い、ホーチミン市師範大学の日本語学部での学びを決意するきっかけとなりました。

大学では日本語を専攻しつつ、課外活動として訪越した日本人学生との交流や日本語のスピーチコンテストのスタッフなど、日本語に関わる様々な活動に積極的に参加しました。これらの努力が実り、私は留学のための奨学金を得ることができました。そして大学3年生になった時、和歌山大学での1年間の交換留学が決定しました。
初めての一人暮らし、それも外国での生活は多くの不安と興奮が入り混じるものでした。しかし、新しい環境と文化の中でも日本人の先生たちからの温かな歓迎と手厚いサポートによってその不安を乗り越えることができました。例えば、私が空港に到着し大学までの経路がわからない中で、先生は大学まで送迎してくださり、ウェルカムディナーまで開催してくださいました。また、お正月や夏祭りなど日本の伝統的な行事がある際は先生が積極的に声をかけてくださり、私は日本の文化をたくさん経験することができました。この1年間は今でも私の心に残るかけがえのない時間です。大学の先生方の心温まる歓迎やサポートは私の海外生活を支え、成長させてくれました。

          ↑ 日本のお祭り体験

          ↑ おせち料理の作り方を教えていただきました!

          ↑ 先生の家で初めての日本のお正月体験

    ↑ 留学生交流会がきっかけで日本人学生以外の方とも多く出会うことができました!

②旅行から、人材・教育へ

私にはもともと「日本とベトナムの架け橋になりたい」という夢があり、卒業後はベトナムの日系旅行会社で2年間勤務しました。

その間、数多くのツアーを管理しながら多くのベトナム人に日本の魅力を伝え、逆に日本の人々にベトナムの文化を紹介し、多くの人々を笑顔にすることができました。新卒で右も左も分からない中での業務だったのですが、この経験から旅行に関するベトナム人・日本人のニーズ、顧客とのコミュニケーション方法、日本のビジネスマナー等、非常に多くのことを学びました。

当時、増え続ける日本でのベトナム人技能実習生の中には、家族と離れて日本で努力してきたにも関わらず言語の壁や異文化による孤独感から帰国後に落胆する人が多くいました。そのような現状を見聞きする度、私はとても残念に感じていました。私自身が日本のおかげで人生が変わって大きく成長したように「他のベトナム人にも日本で成功してほしい」「日本のことをもっと好きになってほしい」という願いから転職を決意しました。その後、送り出し機関や日本の監理団体で4年間ベトナム人の技能実習生の支援を行ってきました。

その中で実習生たちが家族のために海外で頑張る姿を見るにつれ、彼らの夢の実現をサポートしたいと強く感じるようになりました。しかし、様々な問題に直面する実習生たちを支援する中で、監理団体の一員としてではその力に限界を感じ、もどかしい思いを多々経験してきました。

そんな時にASEAN HOUSEの求人を見つけ、「外国人が暮らしやすい社会を創る」というビジョンに深く共感し、新たなステージでの挑戦として入社を決意しました。

ーーASEAN HOUSEでの仕事の内容・やりがい

現在はベトナム人向けのキャリアアドバイザーと生活サポートを担当しています。実は過去勤めていた企業において、その人の持つスキルや個性と仕事の内容が上手く噛み合っていないと感じることが多くありました。例えば、前職の友人は日本語に長けており、職場でも日本企業とのカウンターパートとして従事することを希望していましたが、実際に企業側が与えたポジションはPC上の定型作業を行うというもので、日本語を話す機会はほとんどありませんでした。このようなミスマッチは社員のモチベーション低下に繋がるだけでなく、めぐりめぐって企業の業績にも悪影響を与えると感じています。

ASEAN HOUSEは日本に来て頑張っている海外の方のスキル、希望、キャリアプランを理解し、彼らにマッチする仕事を見つけることに専念しています。就職活動で困っている海外の方に適切なキャリアアドバイスを行い、成長をサポートすることで生活の質を向上させることを目指しています。

業務の中で支援者から言われた印象深い言葉が2つあります。1つ目は、定期面談の際に「日本で働いて4年目ですがASEAN HOUSEのスタッフほど優しく熱心に対応してくれる人は今までいませんでした。本当に感謝しています」と言ってもらえたことです。2つ目は、初めての転職に不安を感じていた内定者から「ASEAN HOUSEのサポートとアドバイスのおかげで不安を感じることもなく、良い仕事を見つけることができました。本当にありがとうございました!」と言ってもらえたことです。日々の業務の中で支援者にマッチした仕事を紹介し、そこで楽しく働いている姿を見た時は、自分の仕事に大きなやりがいを感じます。

日々の業務の中で彼らに合った仕事を紹介し、そこで楽しく働いている姿を見た時に自分の仕事に大きなやりがいを感じます。


↑ ASEAN HOUSEの佐々社長の誕生日パーティ

     ↑ 佐々社長とベトナム出張。多くの日本語学校を回ってきました

ーーASEAN HOUSEで成し遂げたいこと

私の一つ目の目標は、個人の「夢を叶える」ことです。多くの人々が将来や家族のためにそれぞれ夢を持ち、一生懸命に頑張る姿はとても素晴らしく感じます。私は支援者の夢が実現できるよう精一杯サポートし、貢献することを心がけています。

次に、自分自身が日本とベトナムの架け橋となることで、多くのベトナム人が安心して日本で働ける社会、支援者にも日本のことを好きになってくれるような社会を実現したいと思っています。また、日本がこのような多文化共生を積極的に受け入れることができる社会となるよう努力を続けたいと考えています。

これらの目標に向けて、ASEAN HOUSEでは多文化理解の促進と個々の外国人が満足できる職場環境を提供することに力を入れています。私たちの取り組みが個人の生活だけでなく、社会全体にも良い影響を与えることを願っています。


 ↑ 飲食店で働いているベトナムの方と定期面談

ーー未来のメンバーへ一言

ASEAN HOUSEの魅力的なポイントをいくつか紹介します!

・グローバルな職場環境!

 ASEAN HOUSEでは日本人だけでなく、ミャンマーやインドネシアなど様々な国籍の方が一緒に働いています。様々な国の文化や言語に触れながら業務ができる点はとてもユニークです。

・成長スピードが早い!

弊社は2021年に設立されたベンチャー企業であるため、個々人に与えられる裁量は大手のそれと比べてとても大きいと思います。責任感を伴う中で自分のバリューを発揮することでスピード感のある成長を感じることができます。

・仕事のやりがいが大きい!

ASEAN HOUSEには、他人のためにとことん尽力できる人々が集まっています。

外国人支援という仕事柄、彼らのQOLに直結するサービスを提供することで「人の役に立っている」という実感を得やすいと思います。「人や社会のために仕事をしたい」という社会貢献欲の高い人は ASEAN HOUSEはぜひおすすめだと思います。

私たちと同じ志を持つ方々の入社を心より楽しみにしています!!!

Invitation from 株式会社LivCo(旧ASEAN HOUSE)
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