LITALICOワンダーは、テクノロジーを活かしたものづくりを通して子どもの個性に合わせて創造力を育む学びの場です。プログラミングやロボット製作、デジタルファブリケーションなどにお子さんが夢中になれる環境を提供しています。
今回は現役でアルバイトスタッフとして活躍する大学生と、現在社員として在籍する2名に話を聞きました。
※教室でのお子さんの指導や保護者対応を行うスタッフのことをLITALICOワンダーでは「メンター」と呼んでおり、お互いをクリエイターネームで呼び合う文化があり、この記事内でも表記を合わせています。
塚田さん(つかちゃん、写真右)
大学3年次の11月より地方から上京しLITALICOワンダーでの教室メンターのアルバイトを開始。学部では文系科目を選択しておりロボット・プログラミング領域は未経験で入社。24年4月より株式会社LITALICOに新卒社員としても参画予定。
池田さん(ゆーじん、写真左)
22年新卒入社。社員としての入社前に学生時代半年間アルバイトインターンとして経験をつみ、入社後の研修期間ののち、本配属では新規教室の立ち上げメンバーに。現在、学生時代所属していた大学の特別研究員としても働いている。
アルバイトの決め手は事業として面白そうなこと
ーLITALICOワンダーで働き始めたきっかけを教えてください
つかちゃん:現在僕は大学4年生で、LITALICOワンダーの教室メンターとして働き始めて約1年が経とうとしています(インタビュー当時)。大学入学直後にコロナ禍に入り、1〜2年生の間は飲食店でのアルバイトをしつつ、オンライン授業を受け続けるだけでやりがいも刺激も足りないな…と感じる日々でした。3年次から上京することになり、新しくアルバイトを探し始めたのですが、当時は私服OK、希望給料…などの必須条件に加えて「その事業が面白いかどうか」に重きを置いてアルバイトを探していました。もともと妹が2人いて勉強を教えたりするのは得意だったので、他社の塾講師も候補としてはみていましたが、研修動画を観てもあまりワクワクしなくて…。LITALICOワンダーはHPの情報や選考中の話をきいてみて最も面白そうだと思った事業だったので、ここで働くことを決めました。
ー教室でのメンターの1日の仕事の流れを教えてください
シフトが入っている日はこんな感じのスケジュールです。
お子さん一人ひとりがプログラミングやロボット製作などを行うのをサポート・アシストし、成長をサポートする役割がメンターです。一人ひとりに合わせた目標を設定し、カリキュラムに沿った授業を提供していきますが、塾のような授業形式ではなくお子さん自身がものづくりを進めていく中で、自主性や創造性が育まれるような声かけを工夫しておこなっていきます。
ー教室内はどんな雰囲気ですか?
つかちゃん:働き始めた当時は「どのスタッフが社員なのか学生メンターなのかわからない!」と戸惑ってしまうほどでした(笑)。スタッフ同士がフラットで壁がない関係です。メンターから社員に「こういうことやってみたい」などの提案もしやすいですし、教室内の全員がお子さんがいかに楽しめて安心できる環境をつくれるか、という同じ方向を目指しているのがわかるので、相談・議論もしやすいです。また、就職活動の最中には、面接やインターンが急に入ったりしたときに柔軟にシフト調整の相談ができました。仕事の成果や責任は学生の立場でも期待されつつ、働いているスタッフの自分自身のライフイベントを周りの人も大事にしてくれている感じがありますね。
ゆーじん:メンターの学生たちとかかわる中で、ちょっと僕とフランクに接しすぎじゃない?なんて思うこともあるんですけどね(笑)。仲が良いのは間違いないです!属性としてもいろんなタイプの学生さんがはたらいてくれていて、大学で美術専攻の子もいれば、技術専攻であってもものづくり系ではなくAIやセキュリティ専門の子がいたり。スタッフ側にいろんな性格やバックグラウンドの子がいるからこそ、お子さんのことも多角的に見れていると思います。
技術的な知識だけでなく、声かけの幅を広げるのが大事
ーこれまで理系の知識や経験がなく応募を躊躇する方もいるようですが…
ゆーじん:IT×ものづくりは僕も最初は未経験でした。お子さんがつくるものが事前に分かる場合は、過去の記録やお子さんの今までの記録を読んだり、参考資料を探したりはしていますが、基本的には授業中にすぐわかる先輩に聞いたりして覚えていきました。お子さん自身の日々の発見や学びから僕たちが得られる気づきも多いです。
メンターとお子さんが1対1から1対4くらいの規模で授業を行うのですが、一般の塾のような授業形式ではなく、雑談ベースで交流していくため、教えられる知識の量だけではなく、お子さん自身が「次どうしたらいいか」に気づくことが出来るためのヒントや声かけができるようになるのが大事だったりします。
つかちゃん:研修で座学や動画を見たりしてお子さんの特性に対してどう対応したらよいか、などを学ぶ時間はあったのですが、実際の現場でお子さんと接する中でより学びを深めていった感じでした。頭でわかるのと、実際にできる、というのは全然違うなと感じましたね。
入った当時は「僕がちゃんと全部理解していないと…」と若干構えてしまっていたのですが、お子さんにある程度任せる!というスタイルが最近は身についてきました。現場で使っている教材やソフトもお子さんが利用しやすいものばかりなので、自分も子ども視点で一緒に触って楽しみながら徐々に覚えていきました。今では、僕自身もゲームをつくるのが好きになりました。
自分の「成長」を実感できる。メンターにとっても居心地のいい場所
ーゆーじんさんからみて、つかちゃんが成長したなと感じた瞬間はありますか?
ゆーじん:つかちゃんは、初めて会った頃は物事を0か100かで捉えがちなタイプではあったんです。でも半年後くらいに大きく変わったなと思っていて。ある授業で3人のお子さんを同じ時間にみていた時に
・メンターへの声かけが頻繁な子には「次、ここまでできたら僕を呼んでね」と見通しを立てる
・これがやりたい!と思いが強めな子には「どういう形にしたいんだっけ?」と整理をする
・集中が途切れやすい子には「最近何が好きなの?一緒に遊ぶ?」と遊び方のアイディアを提案する
…という形で、三者三様にメンターとしての声かけを変えていたんですよね。授業後につかちゃんにも直接フィードバックしましたが、お子さんに合わせたかかわり方が習慣化されていてめちゃくちゃ成長したなと思いました。
つかちゃん:自己評価としてもすごく成長は感じます!メンターっていわゆるPDCAのサイクルを回し続けるお仕事なんですね。今日の授業での目標を決める→授業で実践→お子さんの反応や先輩からのフィードバックを受けて振り返る→次のアクションを考える…といった流れです。先輩社員と一緒にこの流れをひたすら繰り返しているのですが、これって学生や社会人として物事を進めるうえで非常に大切なスキルだと思うんです。就活の面接時にも経験談として多くの会社でメンターとしての仕事について深堀されたので、自信をもってアピールポイントとして答えることができました。
ーLITALICOワンダーのメンターとして働く魅力をあらためて教えてください
つかちゃん:学生やアルバイトの立場であっても重要な仕事を任せて貰える環境であることは魅力のひとつだと思います。例えば、お子さんの様子を保護者の方と一緒に振り返り、ご家庭の様子を聞く定期面談があるのですが、この対応を普段からお子さんの様子をよく知っている僕たちメンターが担当することもあり、やりがいを感じています。こういった教室でのさまざまな業務経験を経て、人間としての成長という意味でも、大学の授業や普段の生活では人と人との意見の違いを認めて、例え対立があっても違う部分で議論を進められたり、柔軟な考え方ができるようになったなと感じますね。
また、僕は来年度大学卒業後、新卒社員としてLITALICOワンダーではたらくことを決めています。社内には優秀な人材がたくさんいて、自分が果たしてやっていけるのか…等正直不安はありましたが、僕には「人が子供時代に受けられる経験の質や量」をもっと増やしたいという思いがあって。将来の進路や就職先をやりたいことをベースに選べる人が増える世の中になったらいいなと思っており、それがLITALICOで実現できると考えました。
ゆーじん:僕自身は新卒として入社して以降、メンターのみんながLITALICOワンダーでの仕事を通じて「自己理解」を深められるといいなと思って教室運営に携わっています。自分自身がどんな人間で、何が得意・不得意なのか、いろんな発見をしながら自分と上手に付き合えるようになって欲しいなと。先輩社員からたくさんフィードバックを受ける中で、今までの常識が変わることもあるかもしれません。他のメンターが「LITALICOワンダーは、家くらい安心出来る場所で、ここにいる自分が好きなんです」と言っていたことがあったのですが、とても嬉しかったですね。お子さんにとっても、はたらく人にとっても居心地がいい場所をこれからもつくっていきたいです。
ー お話ありがとうございました!LITALICOワンダーでのメンターの仕事が気になった方は、ぜひ説明会への参加やご応募をご検討ください。