パンフレットやリーフレット、オリジナルのグループワーク課題など色々なアイテムのデザインを一手に担っているCさん。
入社に至った経緯や作品のこだわりポイントについて聞きました!
■今日はよろしくお願いします!まずは入社までの経緯について教えてください。
映画やドラマの美術デザインスタッフとして上京してきました。仕事自体はとても楽しかったのですがあまりの激務に体調を崩し退職。その後はワークライフバランスを重視し、官公庁関連で接客を行っていました。
接客業も自分の肌に合っており、ありがたいことに接客態度を表彰していただいたこともあって「自分は接客の仕事にも向いているんだな」と感じていました。
ただ、見事にクォーターライフクライシスにがっつりと陥り(笑)、これからの人生を考えた時に「一度諦めたデザインの仕事にもう一度挑戦したい」と考えるようになりました。
「接客が好き」という武器を持っていたからこそ、「もしデザイナーになれなくても、接客業を楽しもう」と思えたのが良かったのかなと思います。そこから半年間転職活動を行い、現在に至ります。
■そうなんですね。普段はどのような業務を担当していますか?
リンクスのインハウス(専属)デザイナーとして、パンフレットやリーフレットをはじめとする販促物やwebバナーの制作を主に担当しています。
販促物の制作以外では、公式Instagramの投稿を作成したりデザイン業への就職を目指す利用者さんの作品添削(オンラインサポート)を行ったりと、デザインに関する業務に幅広く携わっています。
■ここで最近の作品について、Cさんのこだわりポイントとあわせてご紹介します!
・暑中見舞い
ポストカードデザインについては、ありがたいことにデザインを一任いただいているため、その時々で私自身が挑戦したいことを盛り込んでいます。
過去作ではBlenderでモデルを制作したり、羊毛フェルトでマスコットを作ったりと、2D・3D、デジタル・アナログを問わずチャレンジしています。
直近の暑中見舞いは「猛暑の中でも涼しく感じるようなイラスト」をテーマに、利用者さんが訓練で使われているCLIP STUDIO PAINTを使用して描きました。
ポストカードきっかけで過去の利用者さんの近況が伺えたり、新しく問い合わせに繋がったりすると嬉しくてつい喜んでしまいます。
・夏キャンペーン
新しいことを始めるだとか、新しく人間関係を築くというのは誰だって緊張するものだと考えています。
就労移行/自立訓練はまさに「新しいことを始める」「新しく人間関係を築く」ものなので、最初の問い合わせにはきっと勇気が必要ですし、最初の一歩までに時間がかかる気持ちもよくわかります。
だからこそ、「ここなら通えるかも」「資料だけでも貰ってみようかな」と思ってもらえるかをベースに、デザインを設計しています。
今回の「RPGゲーム風デザイン」も、そうした心理的なハードルを少しでも楽しさに変えられないかな、といろいろ模索する中で思いついたアイデアです。
リンクスでの訓練を「経験値を積んでいくこと」に見立てることで、一歩踏み出す方の背中をそっと押せたらいいなと思いました。個人的には今回、すごく良い題材だったのでは?と自画自賛しています(笑)。
デザインで大切にしていること
販促物をデザインするときは、あえて「福祉事業らしいデザイン」から少しだけ外すことを意識しています。
パンフレットやリーフレットは同業他社のものと一緒に陳列されることが多いので、あえて周りと少し違う方向性にすることで「ちょっと気になるな」と目に留まる時間を少しでも長くする狙いがあります。
もう一つ大切にしているのが、実際に手に取った方の生活に馴染むデザインにすることです。
販促物は役所やクリニックだけで見るものではなく、場合によってはご自宅に持ち帰られます。
だからこそ、たとえばリビングに置いてあったとしても「今は就職のこと考えたくないな」という気持ちにさせるのではなく、ほんの少しでも前向きな気持ちでページをめくってもらえるようなデザインを目指しています。
「目立たせること」と「見た人に心地よく感じてもらうこと」の両方を大切にしながら、リンクスならではの表現を考えています。
■リンクスに入社して、どんなところが自分に合っていると感じているか聞かせてください。
20代後半で実務未経験からデザイナー職を目指していた私と、ベンチャー企業であるリンクスの求めていた人物像が、たまたまうまく合致したのかなと思います。
私自身 IllustratorやPhotoshopは学生時代に独学で習得し、美術さん時代の小道具制作や接客業時代のPOP制作で活用していたのですが、デザイナーとしての実務経験は殆どありませんでした。
だからこそ「実務経験こそないが、ソフトは不自由なく使える」人材として売り込めるよう、初心に立ち返って毎日勉強し直していました。
リンクスでは部署を問わず、「知識や経験が豊富な人」だけではなく「多少経験が少なくとも、学び続けて成長できる人」を大切にしており、私の「初心に立ち返り毎日勉強した」という姿勢を特に評価していただけたようです。
実務経験やスキルがあるに越したことはありませんが、私の経験を振り返ると「今できること」だけではなく「これから学んでいけるか」「会社と一緒に成長していけるか」という部分も、同じくらい大切なのかなと思います。
