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お疲れさまです。リンキンフェローズ清水です。
グラキリス実生録として連載?の第二弾です。
前回は播種~発芽までの経過について書いたので、今回はそれ以降のお話です。
播種から約一ヶ月が経過。
発芽時期による個体差はあるものの、本葉も展開しはじめ、すくすくと生育が進んでいる感じ。
続いて播種から約二ヶ月経過した姿。
全体的に本葉が揃い、数を増やしはじめました。
幹肌が緑から銀色に変化していますね。
これは光量不足による徒長(間延びしてしまう状態)を恐れるあまり、本葉が数枚出た段階で強光のLED下で管理したことによると思います。
実生株においては今後発生する木質化までにいかにサイズを大きくするかが勝負とも言われるので、早い段階で幹肌が焼けてしまったのは不本意。少し時期尚早だったかなと反省。。。
現在は弱光LED下での管理に戻しています。
と、ここまで書いて気付いたのですが、以降は写真を添えて経過報告する以外にやることがないのでは🤔
それではつまらないので、最近の環境変化等を。
①ヒートマット導入しました
徐々に気温が下がりはじめ、冬支度を意識しはじめ。
実生株については冬に休眠させない予定のため、早めにヒートマットを導入しました。
製品としてはこちらのKaiju Plant。コントローラでの温度設定機能が良さそうでこれにしました。
(プリントされているPSEマークが「おっ大丈夫か」感がありますが気にしないことに)
②アンボンゲンセ購入しました
写真左手前の株がパキポディウムアンボンゲンセ。ワシントン条約1種に指定される希少種です。
購入したのは心のふるさと、池袋鶴仙園。
グラキリス同様、以前から欲しかったため種子購入し実生チャレンジしたものの発芽ゼロ・・・
このまま引き下がるのは癪なので、実生株を購入しちゃいました。
力強いトゲにうっとり😍
寒さに弱い品種なので、先のヒートマット導入のトリガーにもなってます。
③バロニー実生始めました
もうこれから冬なんだから。実生の季節じゃないんだから。やるなら来年にしようね。
自分とそう契を交わしたはずだったのですが、日課のメルカリ巡回(パキポディウム関連)をしていたら採取したてのバロニー種子を見つけたので気づいたら購入していました。
きっと何かの病なんだろうと思います。
写真では順調に発芽している風ですが、バロニー、これまでやった実生の中で最も難易度が高かったです。
自分なりのポイントとしては、
・種子に事前に切り込みを入れてあげること
→発芽の動きはするものの、根を上手く展開出来ないケースが多い。
潰す覚悟で発芽途中で切り込みを入れて対応しましたが、播種前に切り込み対応は必須と思われます。
・なにがなんでも高温多湿
→グラキリス等、これまで実生したパキポディウムは温室なし、密閉なしのいわゆる「普通の管理」で
発芽することができましたが、バロニーは別。
密閉して湿度100%、温度は35度以上で目に見えて動きがよくなりました。もしかしたら40度くらいあったほうがいいのかもしれない。
これはアンボンゲンセも同じ性質なのかも?
参考になれば幸いです。
と、グラキリスの成長推移はそこそこに、その他の変更パートが多くなってしまいましたが、
成長推移やその他新たな要素は適宜storyにしていこうと思います。
【おまけ】
リース化を目論む火星人は元気にツルを伸ばしていますが、冬が近いのでそろそろ剪定を検討中・・・
以上、よろしくお願いします。