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【vol.5】私たちが考える<しごと>とは 同じ仕事観を持つ仲間とさらに骨太な企業へ Life style innovationの「仕事観」&メンバーの考え方

代表へのインタビューや創業までの歴史、事業紹介などを通じて、Life style innovationの働き方や価値観を紐解いていくこちらの連載。5回目となる今回は、前回ご紹介したLife style innovationの仕事観やメンバーの価値観などについてさらに深掘ってご紹介します。

石川 知佳

株式会社Life style innovation 代表取締役。飲食店での店長や、JCB グループや広告代理店での営業を経験後、株式会社レントラックス(東証グロース上場)の現会長から誘いを受け、グループ会社(株式会社Anything)の代表取締役に就任。その後、上場を経験。退任後は、宮崎市と商工会議所が主催するMIYAZAKI STARTUP HUB の誘致を受け、宮崎を視察。想像以上の住みやすさに惹かれて移住を決断。移住後、株式会社 Life style innovation を創業し、今に至る。[プロフィール1]


■誰にも取って代わられない仕事を生み出す人材として、自分だけの価値を

業務内容、職場の雰囲気、勤務地、給与…会社との相性を見極める上で欠かせない項目は人それぞれですが、その一つに挙げられるのが、会社特有の「仕事観」。「どのような目的や価値観を持って仕事に取り組むのか」。この部分は個人の考え方やフェーズによって大きく異なり、自分が理想とする働き方や人生を送ることができるか否かの指標にもなります。

理念経営を掲げているLife style innovationでは、「はたらくをたのしむ。そのために変革を。」という考え方が働く上での大きな軸となっていますが、「仕事観」に当たるのが「しごと(私事→仕事→志事)」の考え方。この<しごと>が変化する過程には、Life style innovationならではの働くことへの思いが込められています。

「まず、会社として『はたらくをたのしむ』と謳っていますが、正直仕事自体は楽しいものではないと思っています…(笑)。楽天の創業者・三木谷浩史さんの言葉に『面白い仕事があるわけではない。仕事を面白くする人間がいるだけなのだ』という格言がありますが、僕もどうせ仕事をするのなら楽しんだ方が良いなという考えです。この考えをベースに働いていますが、<しごと>ってマズローの欲求5段階説に近いなと思っているんです。

まず多くの人は、お金を稼いで明日を生きていくため(生理的欲求のため)に働きますよね。これは自分に意識が向いているから『私事』に当たると思っていて。その次にあるのが、安定した生活を送りたいという思い(安全の欲求)から、与えられた業務や言われたことをこなす『仕事』。でもここで留まってしまうと、第4回でもお話ししたように将来的に『AIに取って代わられる人材』になってしまうと思うんです。加えて、変化の激しいこの時代、現状維持は衰退に繋がります。言われたことだけではなく自分で試行錯誤を繰り返しながら、1%でも良いので日々成長してほしいと考えています」

そこでLife style innovationが目指しているのが、その先にある「志事」です。自分の目標達成や指示されたことだけをこなすのではなく、「自分の<しごと>が社会にどうインパクトを与えたのか」「クライアントがいかに喜んでくれたのか」といったことを考えたり、そこに至る過程を楽しんだりすることを大切にしてほしいと言います。そしてこの考え方を持ち働くことで、「誰にも取って代わられない仕事を生み出す人材として、価値を持つことができる」と石川は断言します。

■個人のミスも会社の責任、「むしろ再発防止できる良いチャンス」

現在約14人のメンバーから構成されるLife style innovationですが、県内出身者をはじめとして、関東圏から移住したり業界未経験だったりと、バックグラウンドは様々。おまけに性別も年齢も性格も趣味もバラバラです。しかし仕事観をはじめとして、会社として欠かせない仕事上での考え方や物事の捉え方、心がけているマインドは皆同じ。その代表的な考え方が以下の6つの考え方です。

・先行型の課題解決能力

・本質的な考え方

・失敗に対する考え方と長所伸展法

・情熱を持つ事プラスαを

・仕事を楽しむ事ができるか

・人生を楽しむことはできるか

今回はこの中でも特に大切にしている3つの考え方について紹介します(その他の考え方についても知りたい方はこちらから)。6つの中で最も優先度が高いのは、「先行型の課題解決能力」です。

「そもそもベンチャー企業は、自身で調べたり解決方法を見出したりして実行する力が必要。特にデジタルマーケティングは『どうやってクライアントの収益を上げていくのか』という大きな課題に対して自分で調査・分析し、考えなければいけません。その時々で最良で最善な対策や、痒いところに手が届くような提案ができるような思考や行動力を持ち合わせた人と働きたいと思っていますし、それが可能なメンバーが揃っています」

続く「本質的な考え方」も、デジタルマーケティングを手がける集団として欠かせない考え方だと言います。

「デジタルマーケティングは“数値と論理の世界”なので、表面的に理解しただけでは答えや対策は浮かびません。数値と論理を深ぼり本質に辿り着くことでようやく、『なぜこうした結果になったのか』といった問題の原因や、次のアプローチが見えてくるんです」

最後が「失敗に対する考え方と長所伸展法」。「長所伸展法」はその名の通り「長所を伸ばしていく」という考え方です。

「対義語に『短所是正法』という言葉がありますが、マイナスをゼロにするのはかなりの労力と時間がかかるもの。僕自身できないこともたくさんあるため、元々個人が得意なことを伸ばして互いに補い合う方が、会社という組織の中では最適化できると考えています」

また、ヒューマンエラー以外のミスが起こった時は、毎回「これは会社が起こしたことで、あなたのミスではないと話している」と石川。ミスをした人ではなく、その組織や文化に原因があるから、という考えです。そもそもLife style innovationはまだまだ成長過程の会社で、大手企業のように仕組みやマニュアルが整っていない部分が多くあります。「なので、失敗したとしても、むしろ再発防止できる良いチャンスだと捉えてほしいですし、その後仕組み化するなどの対応をしてくれたメンバーには評価もしています」と石川は話します。

こうした考え方や、「市場価値を高めたい」という上昇志向の強いメンバーが少しずつ集まることで、着実に骨太な組織へと成長し、同社ならではの企業文化を醸成してきたLife style innovation。

あなたも一員となって、自分だけの個性を発揮しながら一緒に「志事」をしませんか。株式会社Life style innovationでは、「はたらくをたのしむ。そのために変革を。」の理念の基、一緒に働く仲間を募集しています。

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