リアルタイムの波を味方に──『X × Grok』社内勉強会レポート
Photo by Alexander Shatov on Unsplash
SNS・インフルエンサー領域で7,000社超を支援してきた私たちLIDDELLは、常に「人」起点でトレンドを捉えるマーケティングに挑んできました 。今回注目したのは発信の主戦場である X(旧Twitter)。Xの“いま”を読み解きながら、生成AI Grok をどう武器化するか──その道筋を全員で探りました。
はじめに:チーム全員で“最新”をそろえる日
Xには最新ニュースや一次情報が秒単位で流れ込む一方、ユーザー属性やアルゴリズムもめまぐるしく変化します。昨日生きていた投稿の勝ちパターンが翌朝には無効化される――そんなスピード感が当たり前になっています。にもかかわらず、部署や職種ごとにアップデートの頻度がばらつけば、クライアントに届ける価値もブレてしまいます。
今回の勉強会では、「最新のXトレンド」 を全員で棚卸しし、生成AI Grok をどう活用していくかを共有しました。
Xの最新トレンド──「見る・語る・動かす」3つの視点
勉強会では、まずはXの現状を俯瞰。発表では次の3点が強調されました。
- “いま”を映すタイムライン
災害速報から文化現象まで、一次情報はまずXに現れる。「情報密度の高さ」は競合プラットフォームにない強みです。 - 日本は米国に次ぐ“巨大2位市場”
特に、30–40代男性を中心とするコア層がニュースや趣味情報を能動的に収集していることが確認されました。 - テキストと動画の“かけ算”
投稿の動画化が進み、文字と動きの相乗効果がエンゲージメントを底上げしています 。
こうした動きを踏まえ、私たちは、
- 速報性…“いま”起きている出来事を最速で届けるメディアであること
- ニュース文脈…「情報収集」や「ニュースキャッチ」の媒体として使われていることを理解し、「ニュースっぽさ」を軸に設計すること
- 動画シナジー…テキストに動画を組み合わせたハイブリッド表現がエンゲージメントを底上げすること
――この3点が、X 上で成果を出す上で欠かせない指針だと全員で確認しました。
Grokってそもそも何?── X攻略の“相棒”を紹介
ここまでで 「速報性」「ニュース文脈」「動画シナジー」 という X の特徴が見えてきました。――とはいえ、秒単位で流れる情報を追いながら、刺さるコピーや企画を練るのは至難の業。そこで登場するのが「Grok」 です。Grokは X Corp. が開発した生成AIチャットボットで、下記の特徴を備えています。
- 客観性と論理性を重視し偏見を最小化した回答を出す
- Think/DeepSearch/音声の3モードで速報性と深掘りを両立する
Grokを現場でどう使う?── 4つの活用シナリオ
勉強会では、Grokがマーケの現場でどのように活用できそうか?現場に刺さる4シーンを共有しました。
- 話題調査…トレンド分析や世論の傾向を“秒”で把握したいとき
- バズ投稿の発想…皮肉・ユーモア・ミーム要素を盛り込んだコピー案を量産したいとき
- 投稿業務の効率化…GrokはChatGPTよりもSNS文脈に最適化された生成が速い
- 炎上リスクがある文脈の構文化…GrokはX文化に特化して訓練されており、皮肉系表現が得意。“攻めた表現”を逆手に取り、議論を呼ぶクリエイティブへ昇華する
ここで強調されたのは “AIと人間の分業”。Grokが量と客観性を担い、人が文脈と情緒を磨く。このモデルが、私たちの日常業務を一変させるかもしれません。
エピローグ── “読む側”から“生む側”へ
トレンドはキャッチするものではなく、創り出すもの。
Xのリアルタイム性とGrokの生成力を掛け合わせれば、その野望は遠くありません。変化を遊び、まず自分たちが“次の当たり前”を形にする──これが私たちLIDDELLのこれからです。
Change the trend, be the trend.
もしこの挑戦にワクワクしたなら、Wantedlyの「話を聞きに行きたい」をクリックして、ぜひ気軽に話しましょう。あなたの一歩が、新しいムーブメントのはじまりになります。