みなさん、こんにちは。
新しい仕事を任された最初の週、いちばん気になるのは何でしょうか。たぶん「ちゃんと答えられるかどうか」だと思います。聞かれて言葉に詰まる場面は、慣れない仕事ほど増えます。そして、詰まったことはできれば早く忘れたい、、、
リデルでつい先日、その詰まった場面をわざわざ書き残しておくように頼んだ人がいました。
■ 始まったばかりの、電話でのご案内
二人のメンバーが、新しい持ち場に立ちました。リデルが自社で出しているAIのサービス(SNSの相談にAIが答えるもの)について、お問い合わせをくださった企業へ電話でご案内する仕事です。
毎日の終わりに、その日の報告をスレッドへ書く。週の終わりには週報も書く。ここまでは、よくある形です。
■ 上長が頼んだのは、報告とは別の一覧
週の終わりに、上長から二人へ、こんな投稿がありました。
2人とも
先方から聞かれて回答できなかったものを
日報のファイルの別シートに追加していって欲しい(一覧)
同じ投稿の中で、例もひとつ挙がっていました。
何が他のaiと違いますか?
って聞かれた時の回答とかね
頼まれたのは、答えられなかった質問を置いておく場所です。
報告を書くと、どうしても「できたこと」が中心になります。答えられなかった質問は、報告の文面には入りにくい。けれど次に同じことを聞かれたとき、いちばん役に立つのはその一行です。別のシートに分けたのは、報告の中に紛れさせないためだと思います。
■ 二人とも、その日のうちに書いた
一人目の週報には、こうありました。
日報のシートにクライアントからの質問で回答できなかったものを記載しております。
※見やすさのブラッシュアップは後ほど行います。
もう一人の週報にも、同じ報告が入っていました。
日報のシートに、私の分で回答できなかったものを追記しました。
「私の分で」という言い方が、少しいいなと思いました。二人で一つの一覧を育てていて、自分が詰まったところは自分で足す。見やすさは後で整える。まずは忘れないうちに置いておく、という順番です。
■ うまく回らなかったことも、自分の言葉で
二人目の週報には、続きがありました。上長は同じ投稿で、自社のAIを使って話す内容を磨いているかも尋ねていました。その問いへの答えがこれです。
ブラッシュアップさせる、と今週はうまく回せませんでした。
言い訳は付いていません。そのあとに、先輩との一対一の面談で助言をもらったので改善する、と一行。続けて、次の週にやることが並んでいました。
そのうちの二つは、あの一覧から出てきたものです。「他のAIと何が違うのか」に、次に電話をかける日までに短く答えられるようにする。よく聞かれる「いつ問い合わせたか」には、その場で答えられるように手元に用意しておく。
答えられなかった質問が、翌週のやることにそのまま変わっていました。
■ 結果が出る前の週に、何を残すか
新しい仕事の最初の週は、成果だけを見るとまだ何も言えないことが多いものです。それでも、聞かれて詰まった質問は、その時期にしか集まりません。慣れてしまえば、何に詰まったのかも思い出せなくなるからです。
リデルはAIを仕事の真ん中に置いている会社です。ただ、先方がどこで引っかかったのかは、電話の向こうの声を聞いた人にしか分かりません。その一行一行を貯めておけば、あとからAIに覚えさせることも、次に同じ仕事をする人へ引き継ぐこともできます。
「個人の影響力を、人々の未来のために。」人起点を掲げる会社で、新しい仕事の最初に貯めたのが相手からの質問だったこと。私たちらしいところだと思っています。
■ こんな人と働きたい
・答えられなかったことを、隠さずに書き残せる人
・うまく回らなかった週も、自分の言葉で次の手を決められる人
・相手からの質問を、自分の仕事の材料として面白がれる人
はじめての仕事で詰まるのは、誰でも同じです。詰まったところをどう扱うかは、会社によって少しずつ違います。
気になったら、まずはカジュアルに「話を聞きに行きたい」からどうぞ。