作りかけのものを社内に見せるとき、少しだけ身構えてしまう、、、そんなことはありませんか。
完成させてから出したい。半端なものを見せたら雑な人だと思われそうで、つい手元で抱えてしまう。
リデルの社内スレッドに、それとは逆の置き方をした人がいました。今日はその話を。
■ 出発点に置かれたのは、完成品ではありませんでした
きっかけは、あるスタッフが立てた一本のスレッドです。やりたいことが、こう書かれていました。
議事録・文字起こし・録画を渡すだけで、適切な画像や図解の生成〜画像の挿入、テキスト可変のハイクオリティな資料を作成できるAI/プロンプト/スキル等の開発
会議の記録を渡せば、図まで入った資料がそのまま出てくる状態にしたい。打ち合わせが終わってから資料の形になるまでの時間を、まるごと縮めにいく話です。お客さまにお出しするものの基準はそのままに、社内の作り方だけを速くする。そういう検証でした。
面白いのは、ここからです。スレッドには参考として3つの資料が貼られていて、そのうちの1つに、本人がこんな見出しをつけていました。
「及第点」(まだまだ完成度低い判定)の資料例
これは本人が作った資料です。自分で及第点と判定したものに、その判定ごと名前をつけて、検証の最初の材料に差し出していました。
■ 次にやることは、たった一行
続けて書かれていたのは、これだけです。
以下の事例をもとに、各自で改善検証→良い点をシェア
各自で試して、良かったところを持ち寄る。誰がどこを担当するかの割り振りはありません。手を動かした人の発見が、そのまま次の材料になる進め方です。
■ 返ってきたのは、手順と、できていないことの申告
十日ほどして、別のスタッフが返信しました。おすすめのやり方を1つにしぼり、用意するもの2つと使うAIを書き、実際にそれで出力した資料まで添えてあります。そのAIが内部でどう動いているかも、3つの段階に分けて説明されていました。
そのうえで、こう添えてあります。
提案主旨までは僕が指示&チェックできてないですけど、出力としてはだいぶ良いかと。
できているところと、まだ手が回っていないところが、同じ一文に並んでいます。読んだ側は、どこから触ればいいかがすぐ分かる。
締めは短い一行でした。
一度、同じく、zipファイルと議事録突っ込んで作ってみてください。
■ 「検証前」という三文字
そのあと、補足がもう一つ続きます。今回はスポット案件を想定しているけれど、毎週決まった定例で会議が終わるたびに自動で資料にしたいなら、別の作り方があるはずだ。そう書いたあとに、括弧でこうありました。
(検証前)
まだ確かめていません、という申告です。この三文字があるかないかで、受け取った人の動きが変わります。あれば、とりあえず試してみる人が出てくる。なければ、もうできるものとして誰かが客先で口にしてしまう。
まだ確かめていない、と書き添えられるチームは、結果として速く進みます。あとで戻る回数が減るからです。
■ 完成していないものに、名前がついている
2つの投稿には、同じ形があります。「及第点」と「検証前」。どちらも、自分が出したものの現在地に、自分で名札をつけていました。
名札があると、読んだ人は正しい期待値で受け取れます。真似すればいい手本なのか、遠慮なく壊していい叩き台なのか。そこがはっきりすれば、次の人はすぐ手を動かせる。判断に使う時間が、ほとんどいらなくなります。
リデルには「個人の影響力を、人々の未来のために。」というミッションがあります。SNSの領域で7,000社以上のご支援をしてきました。外に向けて人の力を引き出す会社が、社内でも同じことをやれているか。その答えは、たぶんこういう短い投稿の形に出ます。
■ こんな人と働きたい
・作りかけのものを、作りかけのまま人に見せられる人
・自分がまだ確かめていないことを、確かめていないと言える人
・誰かの叩き台を、遠慮なく壊して返せる人
リデルでは一緒に働く仲間を探しています。完成品を持ってこなくて大丈夫です。及第点のものを持ってきて、一緒に壊すところから始めましょう。まずはカジュアルにお話ししませんか。