みなさんは、はじめて仕事をお願いする会社を、どうやって見つけていますか。
検索して調べる。知り合いに紹介してもらう。展示会で名刺を交換する。少し前まで、会社との出会い方は、だいたいこのあたりに収まっていました。
その入口に、いつのまにか一本、新しい道ができていたようです。
■ 問い合わせフォームに届いた、一行
先日あるスタッフがリデルの社内チャンネルに、こんな投稿をしました。
最近、ミーティングでもChatGPTでリデルを勧められたとか
「AIで、販売戦略を練っていたところ、御社をお勧めされました。」
とか問い合わせでも来てる
数行の、そっけない投稿です。絵文字もついていません。けれど私たちは、この一行をしばらく眺めていました。
この方は、リデルを検索したわけではありません。自分の販売戦略をAIと一緒に考えていて、その会話の途中で、私たちの名前が挙がった。広告も、営業の電話も、知り合いの紹介も挟まっていません。相談相手が、そのまま紹介者になっている。
会社との広告以外の出会い方に、四本目の道ができた。そう言っていい出来事だと思いました。
■ 半月前、私たちはこれを「問い」として書いていました
リデルは半月ほど前、このストーリーで「AIが全部おすすめしてくれる時代に、SNSはいらなくなる、、、?」という記事を出しました。
あのときは、まだ問いでした。いつか来るかもしれない未来の話として書いていて、社内でも意見はきれいに割れていました。もう始まっていると言う人と、まだ先だと言う人が、同じ会議室にいました。
その問いの答えが、いまは自社の問い合わせフォームに届いています。問いとして書いたことが、答えとして返ってくるまでが、思っていたよりずっと短かった。SNSやAIを仕事にしていると、こういう縮み方をよくします。だから私たちは、変化を予測することよりも、変化に気づいたその日に動けることを大事にしています。
■ AIは、存在しないものを勧められない
では、どうすればAIに名前を挙げてもらえるのでしょうか。
裏技のような手段を探したくなりますが、いまのところ私たちの結論は、かなり地味です。
AIは、この世界のどこかに書かれていることを手がかりに答えを組み立てます。裏を返せば、実在しない実績を、AIが勧めてくれることはありません。誰かの相談に乗った記録、うまくいった事例、うまくいかなかった理由、SNSの現場で12年ぶんためてきた判断。そういうものが世の中のどこかに置かれているかどうかが、そのまま材料になります。
近道があるとすれば、それは「近道を探さないこと」なのだと思います。日々の仕事の積み重ねが、そのまま検索結果の代わりになる時代。そう言い換えると、やるべきことは今までとほとんど変わりません。目の前の一社に、ちゃんと向き合う。何をどう考えて、どう決めたのかを、きちんと残す。
華やかではありません。けれど、この地味さがそのまま入口になるのだとしたら、悪くない仕事だと思っています。
■ 入口が自動になっても、その先は人の仕事
ここから先は、AIの仕事ではありません。
AIに勧められて届いた問い合わせも、開けてみれば、悩んでいる人からの相談です。売上を伸ばしたい、採用がうまくいかない、新しい商品を知ってほしい。ただ、その奥にある本当の困りごとは、たいてい問い合わせフォームには書かれていません。書けるくらい整理がついているなら、そもそも困っていないからです。
そこを一緒に掘りに行くのは、いまも人の仕事です。相手の言葉にならない部分を聞き取って、いくつもある選択肢のなかから、この会社にはこれだと決める。決めた理由を、相手が納得できる言葉にする。ここはまだ、私たちが引き受けている領域です。
リデルのミッションは「個人の影響力を、人々の未来のために。」です。人の影響力を信じて仕事をしてきた会社が、AIに勧められて次の出会いをもらう。少し不思議な話ですが、私たちはこれを、これまでの積み重ねへの返事だと受け取っています。
■ こんな人と働きたい
・変化を他人事にせず、自分の持ち場の話として受け取れる人
・裏技より、地道な積み重ねのほうが最後は強いと信じられる人
・AIに任せられることを増やして、人にしかできないところへ時間を使いたい人
入口は、これからも勝手に変わっていきます。変わったあとの、その先の部分を一緒にやってくれる方を探しています。
まずはカジュアルに、話を聞きに来てみませんか。