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創業ストーリー・米国進出について【前編】

こんにちは!リバティーンズ株式会社採用担当です。
今回はリバティーンズの創業Historyや米国進出について、代表の山口の考え方や思いを
前半・後半に分けてご紹介させていただきます。

創業当時

リバティーンズ創業の2007年当時は、現在とは異なり自社でゲームのアプリを作っていました。しかし、課題として挙げられたのは集客でした。そこで当時はまだあまり無かった集客ツールを開発してみましたが、まだiPhoneが発売されたばかりの時期でマーケットの規模も小さく、思ったような成果は上がりませんでした。

次に、私たちは最も大きい市場であるアメリカで自分たちの作ったアプリを出してみて、さらに集客のノウハウを身につけていきました。その結果、アプリは北米を中心に月100万回ほどダウンロードされるようになりました。

広告費はその過程で20万円ほどかけましたが、それ以外の部分は全てオーガニックと呼ばれる、広告費をかけない形での集客であり、実はこの「場所」、「ノウハウ」が、現在のツールに繋がっていくことになります。

そもそも当時は広告で集客するチャネルが限られていたため、求められていたのは、アプリストアの中でいかに認知度を上げるかでした。そのための手法は私たちが日本で最初に実践したと考えています。例えば、キーワードを1つ変えたら、どのくらいダウンロード数が上がるのかを調べるためのABテストの実施などの手法ですが、他社と比べても桁違いの回数だったはずです。

また、2022年には、人の手によるツールだけでなく、専門知識やノウハウを持たずとも自社で運用ができる、AI技術を用いた広告自動運用ツール、「V.O.X」もローンチしました。

アメリカ進出

アメリカでは8割以上の企業が自社でマーケティングを実施しているので、このツールをアメリカでも提供できるよう、2022年にシリコンバレーオフィスを開設しました。

米国進出のきっかけは大きく3つあります。

一つ目は、純粋に起業家として私たちのサービスを一人でも多くの方に届けたいと思っていたことです。必然的に海外は視野に入れていました。また、私たちが最も得意としている広告市場が世界的に急成長していたタイミングだったことも大きな理由です。

二つ目が、私たちに米国市場での実績があることです。以前、自社アプリを米国でリリースしてほぼ広告費ゼロでASO(App Store Optimization)のみで1000万以上のダウンロードを獲得できたことも大きな理由になりました。

三つ目が、アメリカ人経営コンサルタントの言葉です。将来の方向性で迷っているときに弊社代表山口が会社の未来の話をしたところ、「僕が君の立場だったらシリコンバレーに行くよ」と言われたことも大きな理由です。日本人にシリコンバレーと言われるより、経験豊富なアメリカ人に言われたのには説得力がありました。



米国行きを決断してから行ったこと

私たちの場合は、まず米国行きを決断してから会社設立とビザの手配を行いました。その間に何度か渡米し、事業を行う上で仮説を作るための情報収集をしました。そのために聞いた質問は、「なぜ日本の会社は米国で成功しないのか、失敗事例は何か」です。

その理由として、よく言われることではあるんですが、成功パターンは再現性がない場合も多いが、失敗パターンは特定しやすく再現性があると考えるからです。

例えば大谷翔平選手の大きな成功の理由は、二刀流で両方の能力がとても優れていること。しかしここに一般的な再現性はありません。同じことをやろうとしても背景が違いすぎて、全く再現性がない場合があります。しかし、失敗例のパターンを見つけ出そうとすると、例えば「マウンドが日本と比べて硬かったから」、「ボールが違ったから」。その結果「慣れるまで時間がかかった」など、特定しやすく再現性のある理由が多いと感じています。

具体的な理由が分かれば対策はできますし、ビジネスも同じように失敗の理由が成功への道しるべになると思っています。

情報収集

情報収集に際しても先ほどの失敗事例を集めていた中で得た事例を駆使しました。情報収集のとき、世界規模に大きな会社であればまた別だと思いますが、例えば私たちの会社の企業規模で「米国へ行って新規事業開拓のための情報を取得してきてください」と社内の誰かを派遣したとします。そこで触れる情報はあくまでも誰かが取得した上での二次情報になるので、その情報をもとに何か重要な決断をするのは相当困難だと思います。

つまり、経営判断をする層が一次情報を持っていないと、重要な局面での判断ができないと考えています。この「誰」が現地へ行くのかという話が失敗事例を集めた中にまさにケースとして存在していました。

外国で会社を新しく作り、事業の立ち上げをするとなると、相応の裁量と責任が必要で、それを持った人が責任を持って行かなければ、結果的に事業の難易度を上げてしまう可能性があると考えたので、まずは社長自身が米国に行くという決断をしました。

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後半では渡米後、米国での仕事の様子や感じたことなどを共有させていただきます。
ぜひ後半の記事も楽しみにしていただけますと幸いです。

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