今期で年商200億円規模にまで成長したレバレジーズ株式会社。その基幹事業であるフリーランス向け案件提案/人材紹介サービス「レバテック」 の事業部にてマーケティングを担当している僕は、去年の秋に入社して約半年が経ちました。
今僕は事業改善に向け、広告の企画運用から営業フローの改善まで、広範囲の業務を一年目で担当しています。今回は自分の生立ちからスイスで経営を勉強した学生時代、就活までを振り返りたいと思います。
子供には絶対自分と同じ思いをさせたくない
中学2年の冬、僕の父親は借金をして家を出ていきました。兄は僕のずっと年上で既に自立しており、家に残っていたのは僕と母親の二人だけでした。
母だけは僕を必死に守ってくれました。
そんな母の姿を見て、将来必ず恩返しすることを自分と約束したと同時に、自分が家庭を持った時、絶対子供に同じような思いをさせたくないと強く思ったんです。時間はかかるけれど、そのために今できることをしたい。
僕にとってはそれが勉強することでした。
アルバイトを掛け持ちして予備校代を稼ぎながら、全てを捨てて勉強した高校時代
高校に入学してからは、本当に必死に勉強しました。
予備校代を払うためにアルバイトを掛け持ちして、その時間以外は全て勉強に費やす日々。休みの日は毎日15時間の勉強。働いて勉強しての繰り返しで、全てを投げ出したくなることもありましたが、挫けず努力しました。
その成果が実り、僕は第一志望だった東北大学の工学部に進学しました。
昔からモノ造りが好きだったので、興味があったロケットや宇宙工学の勉強ができることにとても期待を抱いていました。
理系の僕が「経営」に興味を持ち始めたきっかけ
もともと他の人と同じことをしたくないという思いがあった僕は、大学の長期休暇にお金を貯めてはフィリピンやシドニーへ短期留学に行って英語を勉強していました。
しかしそれだけでは満足できず、4年生の春に、親にもらった教習所のお金を使って株を始めます。
ところが、株の知識がなかったため全く上手くいかず、「これ以上負けると、教習所に行けなくなる」という焦りが頭をよぎるように。
でも、自分に負けるのだけは許せない。
そんな負けず嫌いの僕は、株をやめるのではなく、まずは株を発行する会社について、つまり企業経営についての勉強を徹底的にしました。気づいた時には、モノ造りへの関心が吹っ飛んでしまうぐらい、いつの間にか経営やビジネスに強い興味を抱き始めていました。
これが工学研究科を卒業した僕が、研究職を捨てて就職しようと思ったきっかけでした。
アインシュタインの出身校、世界ランキング9位の大学で勉強をした1年間
経営に興味を持った僕は大学院に進むと同時に、経営の勉強をするためドイツの物理学者、アインシュタインの母校としても有名なスイス連邦工科大学チューリッヒ校へ交換留学制度を使って1年間留学しました。
ハーバード、ワシントン、ケンブリッジ、清華大学。世界トップクラスの大学から秀才が集まるこの場所は、間違いなく僕の人生を180度変えました。
マクロ経済、ミクロ経済、ファイナンス、マーケティング、ネゴシエーション、、、世界トップレベルで経営の全てを叩き込みました。
日本の経営学の何倍も緻密で、既に外資コンサルでインターンをしている同期や世界数学オリンピックの優勝者と肩を並べながら、必死に勉強する日々。
留学6ヶ月目には現地の友達と出場したビジネスコンテストに出場し、僕のチームは準優勝。
この経験を社会人になっても活かしたい。
そう考えた僕はビジネスの世界に入るために、帰国後は就職の道へ進んでいきます。
帰国後の就職活動
帰国してすぐ就職活動をはじめ、外資のコンサルティングファームなどを中心に内定をもらうことができました。
そんな中、ある就活支援メディアを見てレバレジーズを知りました。「時間にも余裕があるし、ちょっくら行ってみよう」そう思って説明会に行ったのが、レバレジーズとの出会いです。
説明会で聞いた代表・岩槻の過酷な生い立ちが印象的でした。父親の会社が倒産、日雇い労働で学費や生活費を工面し、学校にも行けず、友達と遊ぶこともできずに、ただただ働く日々。そんな生活が高校時代の自分と重なったんです。だからこそ、「関係者全員の幸福の追求」というレバレジーズの企業理念に心から共感し、選考を受けることにしました。
「関係者全員の幸福の追求と個の成長」という企業理念が社員全員に浸透していた
選考が進み、マーケティング部の部長である松原との面接で、彼は僕の軸に当てはまる企業を他にも紹介してくれました。
良い評価をして頂いていたのにも関わらず、僕が最善の選択ができるように、他の企業も受けてみるようにとアドバイスをくれたんです。
「もちろん君にはうちに来て欲しい。でも、これからの人生を決める重要なファーストキャリアを、しっかりと考えて欲しい」
面接時に言われたこの言葉は、当時の僕の目指すキャリアや将来を真剣に考えてくれていた結果だったんだと思います。
レバレジーズのどの社員に会っても、全員が本当に相手のことを第一に考えていることに驚き、大学院生として個人単位で研究をしていた当時の僕には、社員全員が一体感を持って、同じ方向を向いて事業を創っていることがすごく新鮮でした。
また、将来は事業を創っていたいと考えていた僕にとって、レバレジーズの”ALLINHOUSE”という、マーケターやプロデューサー、エンジニア、デザイナー、営業などの事業推進における専門家が社内に全て在籍する組織体制も魅力的でした。
「本当に相手のことを考えることのできる人が集まる会社なら、必ずに社会に貢献できるサービスに携わることができる」
だからこそ、僕はこの会社を選びました。
世界中が抱える課題を解決できる人になりたい
母に恩返しをして、家庭を安定的に支える。これが中学2年生の頃から抱いていた僕の目標でした。でも今は、もっと大きな夢があります。
「世界中の困っている人を助けることができるような事業を作って、社会に貢献する。海外展開を控えたレバレジーズで、家族だけでなく、より多くの人に貢献できる人になる」
Googleとの共同研究の実績があり、業界随一のマーケターが在籍するこのレバレジーズで、僕はその一員として社会に貢献していきたいと思います。
取材・編集:泉澤 匡寛(レバレジーズ17卒内定)