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グローバルなエンジニアチームの働き方とは

こんにちは。株式会社レプス テックリードの石坂です。今日は弊社のエンジニアの働き方についてご紹介したいと思います。

レプスのエンジニアチームは2021年時点で日本とタイ、そしてカナダに点在するグローバルチームです。
それで今回は時差や言語、文化の違いを超えて同じビジョンとバリューを共有するためにどんな取り組みをしているか、さらにどんな課題を解決したいと思っているかについて知っていただければと思います。

🧑‍💻 チーム構成とコミュニケーション

現在弊社のエンジニアチーム構成はフロントエンドエンジニアが京都と東京、そしてカナダのバンクーバーに、バックエンドエンジニアとクラウドエンジニア兼SRE(サイトリライアビリティエンジニア)がタイのバンコクに在住しています。

地理や言語の違いによるどんな課題があるのでしょうか?

まず気になるのは、地域ごとの時差ではないでしょうか。
基本的にはメンバー全員の労働時間がリアルタイムで重なるコアタイムが設けられています。打ち合わせが必要な場合には誰かが少し遅く(あるいは少し早く)始業して時間を調整するなどしています。
最大の時差はバンコクとバンクーバーで、その差は何と14時間(!)。例えばバンクーバーのエンジニアがタイのエンジニアに「このAPIのレスポンスなんだけど…」と尋ねたい時、バンクーバーが17時なら、タイはまだ早朝の7時。じゃあもう少し待ってからSlackメッセージ送ってみようかな、というような微調整と互いへの配慮をメンバー全員が自然と行なっています。

次に気になるのが、異なる言語話者のあいだでコミュニケーションをする際の言語。エンジニア同士はコードで語る、と言い切れれば楽ですが、現実には仕様説明やコードレビュー、実装方法に関する細かなニュアンスの伝達など、チーム開発において「人と人のコミュニケーション」を完全になくすことは事実上不可能といえるでしょう。
現在は日本語話者が大多数ですが、タイ人エンジニアとのコミュニケーションでは努めて英語かタイ語で会話をし、細かなニュアンスが必要な場合にはタイ語を話せるエンジニアが通訳をする、というようにしています。今後のグローバル人材の採用強化に向けて、最近はドキュメントやチャットツールでのやり取りは英語に統一するメンバーも増えています。
全体ミーティングの冒頭ではそれぞれ簡単な一言スピーチを母語以外で行なうという縛りを設けて実施しており、これも言語スキル向上、そして互いを知り合う良い機会になっています。

離れた拠点間のコミュニケーションや連絡には Slack のハドルミーティングや Zoom、Google Meet などのツールを活用して必要なときには気軽に声をかけられる体制を構築すべく取り組んでいます。これについてはまだまだ試行錯誤中です。
(以下の画像は Zoom にてプロジェクト構成に関するレクチャーを行なっているところ)

さらに多くの会社で実践されている #times (分報)チャンネルの運用も長らく行なってきました。これはSlack 内のいわば自分専用チャンネルで、その日のタスクや業務で困っていることその他どんなトピックでも自由につぶやくことができ、他のメンバーも自由に書き込むことができます。
他のメンバーが取り組んでいるタスクの把握や困りごとの助け合いだけにとどまらず、普段離れて仕事をしているメンバー同士がお互いを知り合う機会になっています。

🌏 THE BEST ARE EVERYWHERE(逸材は世界中に)

この記事でご覧いただいた通り、レプスは THE BEST ARE EVERYWHERE(逸材は世界中に)を本気で信じて実践しています。
地理や言語が違っても同じビジョンに共鳴できる人、組織が大切にするバリューについて「語り合う」ことのできる人、そんなメンバーが日々切磋琢磨しているチームでのシステム開発からわたし自身も本当に大きな刺激を受けています。

もちろん文化やことばの垣根を超えて強いチームを作り上げるのは決して容易ではありません。それを可能にしている一つの要素は、メンバー全員が セルフ・マネージメント力 をしっかり鍛えていることです。弊社城楽が別のストーリーでレプスの働き方についてご紹介しましたが、そこで言及されている「REWORKー小さなチーム、大きな仕事」という本では HIRE MANAGERS of "1"("ひとり"マネージャーを雇う)という面白いキーワードが紹介されています。
つまり、

  • 自身で目標を設定し、それに向けて行動できる人
  • あれやこれやと指示を必要とせず、毎日の細かなチェックも必要としない人
  • 一般にマネージャーがやることを自分で自分のためにする人

こうしたセルフ・マネージメント力を持つメンバーと共に同じビジョンに向かって働けるのは楽しく、また日々学びの多い経験です。

おかげさまでレプスの事業もますます好調で、第6期に向けて、共に働く仲間をいま探しています。
この記事を読んで「こんなチームで働いてみたい」と感じてくださったあなた、まずはどうぞ気軽にオフィスに遊びにいらしてください。今日の記事でご紹介した温度感や和気あいあいとした雰囲気をきっとすぐに感じ取っていただけると思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。 次回はエンジニアの業務内容についてご紹介できればと思います。

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