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「事業企画」と一口にいっても、企業によって職責や役割はさまざまです。
今回は、創業期からLegalOnに参画し、現在事業企画として活躍する村田にインタビュー!
LegalOnの事業企画が具体的にどんな業務を担っているのか、またどのような魅力があるポジションなのかについて、詳しく語ってもらいました。
村田 隆裕(むらた・たかひろ) 事業企画
大学院卒業後、外資系化粧品メーカーに入社し、3年間ファイナンス職に従事。2019年3月にLegalOnに入社し、法務コンテンツ開発部を立ち上げたのち、2020年からはPdM(プロダクトマネージャー)を兼務。「LegalForce」のリードPdMを経て、現在は事業企画を担当している。
ドメイン知識×数値分析の強みを生かし、1人目の事業企画に
ー 創業初期に入社されていますが、LegalOnとの出会いは?
前職は新卒で入社した日本ロレアルで、3年ほどファイナンス職に従事していました。
当時、特に転職を考えていたわけではなかったのですが、代表の角田さんが京都大学法学部の先輩だったため、角田さんが創業したLegalOnのことは友人達の間でも話題になっており、知っていました。
大学の先輩の紹介でオフィス見学に誘って頂いて、角田さんとの会話を通じて、法律に関わるビジネス領域への興味が深まりました。また、小規模な会社でスピード感を持って働きたいという想いもあり、LegalOnへの入社を決めました。2019年3月のことです。
ー 入社後、現在の事業企画になるまでの経緯も教えてください。
入社当初は、アノテーションチームといって「LegalForce」の契約書レビュー機能のAI用学習サンプルデータを作るチームのマネージャーをしていました。
それからすぐに製品開発のPdM(プロダクトマネージャー)を兼務することになって、開発のディレクションを行っていました。
その後、「LegalForce」のリードPdMを経て、今年の4月からは事業企画を担当しています。
ー 事業企画のポジションとしては、村田さんが1人目になるのですよね。
そうですね。事業の成長に伴って、より大規模な開発プロジェクトの事業計画を立てる際に必要な役割として、今年4月に新設されたポジションです。
前職では、コントローラーといってファイナンス寄りの職種で、もっとビジネス寄りの業務に関わりたいと思っていました。
事業企画はファイナンスとビジネスの中間ぐらいの役割で、私の経歴がより生かせるキャリアだと思っています。
数字を見ることは得意ですし、「LegalForce」のリードPdMの経験から法務領域のドメイン知識も強みとして生かせていると感じてます。
ビジネスの確実性を上げるために、できることは何でもやる!
ー ずばり、LegalOnの事業企画とは?
事業企画は、戦略的な観点からプロダクト開発を推進し、事業成長のボトルネックを解消しつつ、ビジネスの確実性を高める役割を担っています。
事業計画を立てる際には、数値実績を元に売上予測を立て、必要なコストを算出し、達成に向けてのストーリーを作成します。
事業計画と会社の状況を照らし合わせて、客数や単価の伸びが計画通りであるかをトラッキングしながら、足りない部分がある場合は、そのギャップを埋めるための施策を検討します。
ー 日々の業務についても教えてください。
主な業務は大きく3つあると思っています。
1つ目は、事業計画の達成に足りていない部分を見つけて、不足部分を埋めるための開発施策を検討すること。
例えば、今あるストーリーを実現するために不足しているものを分析し、ロードマップをアップデートしていくような、連続的な成長を支える施策の検討や、事業計画上、非連続な成長が必要な場合には、これまで全く獲得できていない市場を獲得していくようなハイリスク・ハイリターンの施策も含めていくつか施策案を用意して、どのタイミングでリスクやリターンを取るのかを検討したり。
短期的に不足している部分については、売り方や仕組みの検討に関与することもあります。
2つ目は、1つ目で検討した施策案を必要に応じてプロジェクト化して推進すること。
ただ絵を書くだけでなく、他部署との調整を通じて必要なメンバーを巻き込み、描いた絵を実現していく部分も担います。
さらに、製品が完成した後、現場で販売できるようにするための仕組みの整備なども、営業企画や経営企画などの部門と連携しながら行っています。
3つ目は、経営委員会の上申事項を企画すること。
社内の取締役やマネジメント層と合意形成しながら、ビジネスプランニングを円滑に進めるための意思決定プロセスを管理しています。
どの合意をいつまでに取る必要があるのかを明確にし、社内の関係者に働きかけることで、チームの意思決定がスムーズに進むように動いています。
ー バランス感覚が求められそうなポジションですね!
そうですね。ビジネスの確実性を上げるために、できることは何でもやっていく、という感じです。
事業規模が拡大し、フェーズも進んでいく中で、全員で同じ方向を向いて成長し続けていくためには、このビジネスの不確実性を無くすための動きがとても重要になります。
中長期の事業計画の実績をしっかりトラッキングし、差分に対する施策を適切なタイミングで検討し、振り返り次に繋げていくサイクルを、より効果的に回せる状態を目指しています。
事業全体を見ながら、大方針の決定に関わっていく
ー LegalOnの事業企画の醍醐味は?
広い目でビジネス全体を見て動かしていけること、ですね。
リードPdMとしては「LegalForce」というプロダクト全体を見てはいましたが、事業全体をどう改善していくかという部分にリソースを割くのが難しかったです。
いまは大方針に関わりながら、事業としてのプロダクトをリードしている感覚があって、そこに面白みを感じています。
大きな意思決定を円滑に進めるのは大変な面もありますが、物事が決まっていく流れを見られるのは面白いですし、経営に近いところで振る舞いを知れるというのも、魅力の一つだと思います!
ー どんな人が、事業企画に向いていると思いますか?
スキル面では、ビジネスについて数字でコミュニケーションがとれることは大事ですね。
あとは、コミュニケーション力とプロジェクトマネジメント力、バランス感覚などでしょうか。
さまざまな部門や関係者と連携し落としどころを見つけていく上で、それぞれの立場や視点を理解して話せるかは重要です。
不確実性がある中で全体の方向性を決める仕事なので、前向に考えながらも、やるべきかの意思決定は冷静にできる、そんな方が適任だと思います。志向性としては、ビジネスの全体感を見たい、経営と近いところで働きたい、という方にはマッチするポジションだと思います。
ー 最後に一言、メッセージをお願いします。
事業企画のメンバーはまだ私一人しかおらず、まさに立ち上げフェーズです!まだ何も整っていないからこそ、ゼロから仕組みを作りあげていくことができる環境です。
また、リーガルテックという分野自体もまだまだ新しく、私たち自身が第一人者となって市場理解をはかり、施策の検討まで行っていく必要があります。
チームの立ち上げ、かつリーガルテックの立ち上げでそれをやるというところに面白みがあると思いますので、そのようなチャレンジを前向きに楽しめる方と、是非一緒に働きたいです!