- エンジニアリングマネージャー
- プロダクトマネージャー
- 全職種・オープンポジション
- Other occupations (16)
- Development
- Business
- Other
四大法律事務所からLegalForceへ!LegalForceの開発を担う弁護士が描くLegalForceの未来
今回のインタビュー記事は法務開発部門のマネージャー、奥村の入社1周年記事となります!LegalForceの開発組織は主に製品開発・研究開発・法務開発3つの組織から成り立っています。法務開発は弁護士が複数名所属し、その法務知見を活かしLegalForceの開発を行っています。奥村は弁護士として日本はもちろん、アメリカはニューヨーク、そしてタイのバンコクにて活躍をしていました。LegalForceにおいて、その弁護士経験を活かしどのようにLegalForceの成長に貢献しているのか、インタビューをしましたのでぜひご覧ください!
~長島・大野・常松法律事務所に所属。世界で活躍した弁護士時代~
LegalForceに入社する前は弁護士としてご活躍をされていたのですね。そもそもどのような経緯で弁護士になったのでしょうか?
慶應義塾大学法学部4年次在籍中に旧司法試験に合格し、司法修習を経て弁護士になりました。実はそもそも検察官になりたいと考えていました。ただ司法修習を経て、検察官は刑事事件において正義を以て日々の業務を行うというのは非常に魅力的だと思ったものの、いろいろな弁護士の先生の仕事を間近で見る中で自分の進む道に悩んでいました。そんなとき、ある方から「一本の軸で100を取るのは難しい。いくつかの軸で10の力を身につけて、10×10で100になるように自分の価値を見出していくことの方が大事。」という話を伺い、法律と経済という2軸で専門性を身につけることができる、長島・大野・常松法律事務所に入所をしました。
もともと検察官志望とは初めて知りました。長島・大野・常松法律事務所ではどのような案件を担当していたのですか?
主に法人の依頼者の企業法務案件、特にM&A案件に主軸をおいて担当していました。規制業種に関するM&A等、とても難しいM&A案件や、M&A以外にも依頼者の海外進出案件等に多く携わらせてもらいました。5年ほど日本で経験を積んだ後、弁護士として幅を更に広げるために米国デューク大学ロースクールのLL.M.コースを修了、ニューヨーク州弁護士資格を取得しました。そこでは、様々な国から留学してくる同級生と関わることで、多様なバックグラウンドや宗教などの価値観に触れることができました。価値観が変わると法律に対する考え方・捉え方も変わってきます。そういった環境で学ぶことができたのは非常に良い経験でした。
デューク大学ロースクール卒業後、ニューヨークにある米国法律事務所にて勤務しました。ニューヨークでは、当時日本ではまだ流行っていないM&A保険等、先進的な案件に関わることができ、とても刺激的な経験をすることができました。
その後、長島・大野・常松法律事務所のタイ・バンコクオフィスに赴任しました。そこでは主にタイに進出している日本企業の支援に従事していました。海外進出をされているという点でいわゆる大企業の法務支援が多かったのですが、依頼者のタイ支社となると駐在員は数名で拠点づくりをされている企業も多く、法務の方がおらず、もともと営業の方から契約書や法律問題についての問い合わせをいただくことが多かったですね。
~法律事務所からLegalForceへの転職~
国内外で弁護士として活躍をしている中、なぜLegalForceに転職をしたのですか?
実は留学中からリーガルテックが盛り上がっていることを感じていました。私の同期の弁護士も独立をしてリーガルテック企業の経営をしています。LegalForceはその市況感の中現れた1社、という認識でしたが、たまたま、その中でLegalForceと同時期に設立した、角田が副代表を務める法律事務所ZeLoに高校時代の野球部の先輩が所属をしており、LegalForceのことを聞くことができ、LegalForceに関しては強く印象に残っていました。そんなとき、Twitterで角田が「リーガルテックを盛り上げる弁護士を探している」というツイートをしていました。そこで一度話を聞いてみようと思い、角田にダイレクトメールを送ったのが最初のきっかけですね。角田と話をさせてもらう中で、角田が目を輝かせながら本当に楽しそうにLegalForceのこと、これからのリーガルテックのことを話してくれて、日本に戻るタイミングで長島・大野・常松法律事務所を退所し、LegalForceに転職をしました。
リーガルテックに飛び込む=一般的な弁護士のキャリアからは外れるという側面はあるかと思うのですが、そこに不安などは無かったのですか?
確かに、今まで存在していた弁護士像というものとは異なってくるものだと思います。弁護士の業務自体は魅力的なものですし、長島・大野・常松法律事務所の優秀なメンバーの中に身をおいて弁護士を続けていくことでも多くのものが得られたのではないかなと思います。ただ、リーガルテックという新しい産業がこれから盛り上がるフェーズに身をおくことで得られる経験を考えたときに、「その経験は今しか無い、今を逃すと一生得られない」と感じました。また、「9年間の弁護士の経験があり、それがなくなるわけでも無い。」と思い、不安よりも期待の方が大きかったですね。
~英文専任チームの立ち上げ~
そうだったのですね。LegalForceに参画をしてからはどのようなことに取り組んでいるのですか?
まず取り組んだのは、弁護士とパラリーガルから成る英文契約書分析の専任チームを組成したことでした。このチームは英文契約書の自動レビュー機能を強化することをミッションとしています。私が入社した当時は英文契約書の自動レビュー機能はβ版という状態でしたが、この専任チームの発足により、2020年7月1日から正式版として提供を開始することができました。
現在は日本語・英語双方の法務開発部門のマネージャーとして、LegalForceの法務コンテンツ全般の監修を行っています。
~LegalForceが生み出す価値とやりがい~
LegalForceで働いてみて、どういう感想をお持ちでしょうか?
この仕事の影響力の大きさを日々感じることができていて、それはとても魅力的な点だと思います。現時点で、LegalForceをご導入いただいている企業・法律事務所様は800社を超えており、多くの法務のご担当者様や弁護士の先生方にご利用いただけています。その意味で、800社、ユーザー様の数でいえば、それ以上の方々に、自分達が作ったLegalForceのコンテンツを使用していただけているというのは、大きな責任を感じると共に、法務業界への影響を直接的に感じることができ、強いやりがいを感じることができます。弁護士の業務は、個々の案件に関する難しさといった面白さは十分にあり、それも魅力的ではありますが、LegalForceで感じることができる法務業界への影響力という魅力は、また格別です。
弊社のカスタマーサクセスと共に商談の場に同席をすることがあるのですが、英文契約書の自動レビュー機能に対して「これは便利そうですね!期待しています!」と嬉しい声をいただくことが増えてきています。
そういった声を受けて、今後は「LegalForce」でレビューできる契約書の類型やひな形等の内容を充実させることで、より魅力的なコンテンツの提供をしていきたいと考えています。LegalForceでレビューできない、お客様がレビューしたい契約書はない!そう感じていただけるような法務に携わる方々にとってなくてはならないパートナーという存在になれるようプロダクトの開発を進めていきます。
これから、法務の経営への関与の強化、DXの推進など、法務業界も待ったなしで変化が生じていくと思います。この変化の激しい法務業界にて、LegalForceというテクノロジーを通じて、法務業界を支えていく、そんな未来を一緒に切り開いていく仲間がどんどん集まってくれたら嬉しいです。
ありがとうございました!
LegalForceでは現在、弁護士の方々を積極的に採用していきたいと考えております。ぜひご興味をお持ちいただけましたらWantedlyからのメッセージをお待ちしております。