こんにちは、groxi採用担当です。
インフラエンジニアは、ネットワークやサーバーなどシステムの基盤を整える仕事。たとえばスマホで動画を見たりオンライン授業を受けたりできるのは、インフラエンジニアが安全に通信できる環境を作っているからなんです。
でも、業務内容をイメージするのは難しいですよね。
そこで今回は、24年新卒入社のインフラエンジニア2名にインタビュー。
ぶつかった壁、そこから得た学びなど、リアルな体験談をお届けします。
◆Oさん(写真左)
出身学部:理工学部数学科卒
趣味:サッカー配信の鑑賞
◆Fさん(写真右)
出身学部:商学部卒
趣味:ゲーム、推しアーティストのライブ鑑賞
理系と文系、異なるタイプの2人がgroxiに惹かれた理由
ーーまずお2人がエンジニアを目指したきっかけを教えてください。
Oさん:手に職をつけたいと思っていたので、もともとエンジニアは視野に入れていました。大学のプログラミングの授業で、試行錯誤しながらコードを書き、意図通りにシステムが動く楽しさを実感したのも理由のひとつです。
Fさん:僕は少し違って、エンジニアを目指していたわけではありませんでした。人に感動を与える仕事に憧れていたので、エンタメ業界のほか、ライブ関連に携われる企業も見ていましたね。
ーーなぜgroxiを選んだのでしょうか?
Oさん:いろんな業務にチャレンジできる環境なので、エンジニアとして早く成長できそうだと感じました。上司や先輩と距離が近く、アットホームな雰囲気にも惹かれましたね。
Fさん:僕はまずgroxiの『わがままで感謝される』という理念が刺さりました。誰かに喜ばれる仕事がしたいという思いが第一だったので、自分が成長することで、お客様や世の中から感謝される仕事ができるかもしれないとワクワクしましたね。
あとOさんと同じで、groxiのフランクな文化も魅力的でした。実際に入社してみると、社員同士の距離が本当に近い!上司を役職名で呼ぶこともなく、想像以上でした(笑)
Oさん:そうですよね、入社後のギャップもまったくなかったです。同期も全員言ってます(笑)
Fさん:それに、groxiは教育に力を入れていて新入社員研修が6ヶ月間あったのも決め手のひとつでした。僕は正直がっつりプログラミングしてきたわけではなかったので、ネットワークの基礎から教えてもらえる環境に安心感がありました。文系出身でも、意欲さえあればエンジニアになれる!という自信もつきましたね。
初仕事は緊張の連続!試行錯誤の先に得たもの
ーーでは、配属後初めて担当したお仕事について聞かせてください。
Oさん:先輩のサポートで、ファイアウォールの設定を行いました。ファイアウォールとはセキュリティ対策のひとつで、外部からの不正アクセスを防ぐ重要な役割を担っています。特定のIPアドレスの接続を許可する、ブロックする通信はどれかなど、アクセス制御のルールを細かく設定していくんです。
ーー慎重さが求められそうな作業ですね。
Oさん:そうなんです。アクセス制御には、コマンドという特定の動作を指示するための命令文を使います。たった一文字でも間違えるとエラーメッセージが出たり、ネットワーク全体に影響を及ぼす可能性もあるので、最初はドキドキでした。
ーーFさんはいかがですか?
Fさん:クライアントのオフィスにPC30台を導入し、ネットワーク環境を構築するプロジェクトを担当しました。セキュリティ対策が重要なのはもちろんですが、アクセスポイントというWi-Fiの送受信機器の配置場所によって、通信速度がまったく変わってくるんです。
そのため、まず既存のネットワーク環境を調査するところから始まりました。オフィス内の電波の通り方を確認することで、最適なアクセスポイントの配置場所や通信チャンネルの選定が可能になります。一見地味に思えますが、重要なプロセスなんです。
ーー仕事は準備が9割、とも言いますもんね。特に印象に残ったエピソードがあれば教えてください。
Oさん:テスト環境構築の際、予想外のエラーが発生した時のことです。最初はそのエラーメッセージの意味が分からず焦ってしまって…。先輩から「エラーメッセージはネットワーク機器が教えてくれるヒントだと思って、ひとつずつきちんと調べていくことが大切」とアドバイスをもらいました。
そこで翻訳サービスを使ってエラー文の内容を解読し、先輩と一緒に原因を追求しました。調べると、同じエラーでつまずくエンジニアも多いらしいんですよね。
自分なりに試行錯誤を繰り返すことで、少しずつ1人で問題を解決できるようになっていきました。
Fさん:groxiの先輩たちは「まずは自分で考えて試してみて」という教育方針ですよね。答えは出さずに導いてくれているように感じます。
Oさん:だからこそ、自分で解決策を導き出すスキルが身についてきた気がしています。1人で抱え込むのではなく、先輩に相談することの大切さも実感しました。
今では「30分調べて目処が立たない時は相談する」とあらかじめ決めておき、時間をかけすぎないようにしています。
Fさん:僕も同じような経験をしました。ネットワーク構築の際、仕様書通りに進めたつもりなのにうまく動かず、原因を突き止めるのに苦労しました。結果、機器の初期設定が仕様書と異なっていたり、OSバージョンの違いによって設定方法が変わっていたりすることが分かったんです。
この経験から「仕様書通りにやれば安心」という考えではなく、実際の環境を必ず確認しながら柔軟に対応することの重要性に気づきました。
新人でもどんどん挑戦させてくれて、分からないことはいつでも頼れる先輩がいるから、毎日本当に学びが多いです。
ーー2人ともきちんと失敗に向き合い、改善につなげているのが素晴らしいです。
Oさん:あとはナレッジとして、社内の管理ツールにログを残すことを心がけるようになりました。共有するほどではないかな?と思うようなことも残しておけば、誰かの役に立つかもしれないと思って。
Fさん:僕も一つひとつのプロセスを個人的なメモに残し、次に活かすようにしています。おかげで同じような課題に直面した時、落ち着いて対処できるようになりました。
目指すエンジニア像は?これからの成長と挑戦
ーーおもしろさややりがいを感じるのは、どんな時でしょう?
Oさん:やっぱり、自分で構築したネットワーク環境が思い通りに動く瞬間ですね。パズルのピースがバシッとはまるような達成感は何にも代えがたいです!
Fさん:特に大規模なオフィスでWi-Fi環境を構築した時は「自分がここで働く人たちのネットワーク環境を作ったんだ!」と、人の役に立てている実感が湧き、すごく嬉しいですね。少しはエンジニアとして成長しているかな、とも感じます。
ーーこれからどのようなエンジニアになりたいですか?
Oさん:「Oに聞けば必ずうまくいく」と、頼られる存在になりたいです。でも特定の技術を極めるのではなく、幅広い分野に対応できる柔軟性も持ちたいですね。インフラエンジニアの仕事はサーバーの運用管理、AWSやAzureといったクラウドサービスの活用など多岐にわたり、技術の進化も早いので継続的な学習も欠かせません。
もちろん技術力だけでなくヒアリング力も磨き、お客様の本質的な課題を見極めて最適な提案ができるエンジニアを目指したいです。
Fさん:まだ大それたことは言えないのですが…ネットワーク機器ごとの特性を把握して最適な提案ができるエンジニア、でしょうか。例えば、ファイアウォールやルーターやスイッチといった機器は、それぞれ役割が異なりますし、メーカーごとに設定方法も異なるんです。そのため、とにかくいろんな案件を通じて経験を積みたいです。将来的には社内外問わず頼られる存在になり、チームをひっぱっていけるエンジニアになりたいですね。
ーーOさんとFさんの今後の活躍が楽しみです!本日はありがとうございました!