こんにちは!株式会社リーディングマーク広報担当の黒澤です。
本日は、執行役員の伊良皆さんにインタビューをしてまいりました。
- リーディングマークへの入社を決めた理由
- 執行役員に就任してからの変化
- リーディングマーク初の育休取得の背景
についてお話しして参りますので、昇進や異動のチャンスが広がっている環境で働きたい方や積極的に育休取得を後押ししている企業で働きたい方はぜひ最後までご覧ください。
執行役員 伊良皆さんプロフィール
2017年、株式会社リクルート住まいカンパニーに新卒入社し、注文住宅の提案営業に従事。2018年にプルデンシャル生命保険へ転職し、個人向け保険営業を経験。
2019年、リーディングマークに入社。採用支援事業にて営業プレイヤーとしてキャリアをスタートし、1年目でリーダー、2年目にマネージャーへ昇格。3年目には営業全体の戦略設計を担う。4年目には部門長・副事業部長として営業部門を統括。
同年、希望してCS部門へ異動。学生集客やイベント運営の責任者を務めながら、PL・売上管理、部門採用も兼務。5年目には事業部長に就任し、経営計画の策定や人事権を持つ組織づくりにも携わる。
2025年4月より執行役員に就任。事業開発部の責任者を経験した後、現在は経営の一翼を担いながらも、採用支援領域の責任者を務める。
「経営者に資する人」を目指し、
選んだ営業というキャリア
ー新卒の就職活動では、どんな軸でキャリアを選びましたか?
「経営者に資する人になりたい」という思いを軸に就職活動をしていました。大学では人的資源管理論を学び、企業の採用や個人のキャリアを研究していたのですが、当時から“個人が自らのキャリアを切り拓く時代が来る”と感じていたんです。
そのうえで、AIの進化を見据えたときに、「AIに代替されにくい力」を身につけたいと考えるようになりました。なかでも大切だと思ったのが、イノベーションを生む“クリエーション”と、人との関係性に配慮した“コラボレーション”です。
この2つの力を鍛えるには、営業職が最適だと考えました。リーダーシップを発揮しながらお客様の課題に向き合い、周囲と連携して解決に導く。そんな経験が、経営者や起業家に近づく第一歩になると考え、営業のキャリアを選びました。
ーリクルートとプルデンシャル生命で営業経験を積まれましたが、振り返っていかがでしょうか?
リクルートでは、不動産領域の広告営業をしていました。高単価商材を扱う中で、お客様ごとに異なる課題に向き合う必要があり、営業としての基礎力を徹底的に鍛えられたと感じています。
「もっと自分を鍛えたい、打席に立てるところに行きたい」と思い転職したプルデンシャル生命では、若さ・経験は関係なく全部自分次第で、自分が求めていた世界でした。
個人のお客様一人ひとりに向き合い、生命保険という大切な提案を通じて、「顧客の潜在的なニーズを解決する」という営業の本質に真正面から取り組むことができましたね。
“働く”をもっと前向きに
──HRという挑戦の舞台、リーディングマークへ
ー2社を経験されて、HR業界・リーディングマークへ入社した背景を教えてください。
働いている中で感じたのが、「働くことに前向きになれていない人が多い」ということ。お客様と向き合う中で、そのような場面に何度も出会い、仕事を前向きに頑張れる人を増やしたいという想いが芽生えていきました。
人生の大半を占める“仕事”がもっと前向きなものになれば、人生そのものも豊かになる。また、働く個人が前向きになれば企業が良くなり、社会が良くなる、そう確信したことが、HR領域へのチャレンジを決めたきっかけです。
ーリーディングマークへの入社を決めた理由はなんでしょうか?
入社の決め手は、大きく3つあります。
1つ目は、リーディングマークの掲げるミッションに強く共感したことです。努力する人の可能性を広げ、社会に貢献しやりがいを感じる人を増やす──そんな想いに、自分自身の価値観が重なりました。
2つ目は、会社の規模です。大きくて市場でトップの会社は既得権益で収益を維持、堅調するインセンティブが強く、今の構造を変えづらい。HR領域の市場で、働くやりがいを感じる人を作れていない現状の構造を打破するには、チャレンジャーである立場の小さい企業が良いと感じました。
3つ目は、リーディングマークで働く人の優秀さです。仕事の優秀さは勿論、EQが高いと感じました。個人的には単に仕事ができるだけでなく、人としての魅力を高めたいと考えていたので、目指す姿に近いと感じました。
7年目で執行役員に。
想定外の打診がくれた、新たな視点と挑戦
ー入社7年目というスピードで執行役員に就任されましたが、率直にどう感じましたか?
もともと「事業家になりたい」という想いがあり、事業部長になることは入社当初から明確な目標でした。ただ、執行役員という役職については意識していたわけではありません。
というのも、リーディングマークでは事業部長の裁量が非常に大きく、事業計画や人事、予算の意思決定も任されていたので、「このままで十分やりがいがある」と感じていたからです。だからこそ、「執行役員を目指さないか?」と声をかけてもらい、昇格面談を経て任せていただくことになったときは、率直にありがたいという気持ちがあった一方で、すぐには喜びきれない自分もいました。
これまで主に採用支援の事業部を見てきたため、SaaSプロダクトなど他領域の解像度がまだ浅く、その状態で全社責任を担えるのか、貢献できるのか…正直、不安もありましたね。
ー執行役員に就任されてから、ご自身の中でどんな変化がありましたか?
以前は、担当していた採用支援領域で売上や利益を達成できていれば、それで十分だと感じていました。ただ、今はSaaS領域も見るようになり、事業構造を理解したうえで「どうすれば全社の収益を伸ばせるか」を自分ごととして考え、具体的なアクションに移すようになりました。事業に対する視座も、関わる範囲も大きく変わったと感じています。
また、売上や数値面だけでなく、リーディングマークの顔として掲げるミッションやバリューを自分が体現できているか、さらにはそれをチームやお客様にどう伝えていくか、といった点にもより意識が向くようになりました。
日々の行動一つひとつに、より広い意味での責任を感じながら取り組むようになったことが、大きな変化ですね。
前例のなかった育休取得への不安。
背中を押した“あるひと言”
ー伊良皆さんは、リーディングマークで初めての育休取得者ですが、当時を振り返っていただけますか?
最初に育休を取ったのは2022年で、期間は2週間でした。
当時、私は副事業部長で。社員では前例がなかったので不安は大きかったですね。
ただ、当時上司だった副社長の戸田から「君が事例を作ったらええやん」と背中を押してもらい、育休取得第1号としてチャレンジしました。関係者には事前に「これが起きたらこう動いてください」などと細かく指示して準備したので、結果、育休中も部門はうまく回っていたと思います。
2回目は2024年に3ヶ月取得しました。1ヶ月程度の育休が多い中、思い切って期間を延ばしてみたんです。このときは事業部長でしたが、準備に力を入れたことで、育休中は一切仕事することはなかったです。
育休を取ること自体にハードルはなくて、3ヶ月という期間には不安がありました。でも、「やってみないとわからない」というスタンスで振り切れたのが、良かったと思っています。
ー伊良皆さんご夫婦は共働きとのことですが、家事や育児をどのように分担されていますか?
今は夫婦ともに仕事に復帰していて、平日は子ども2人の保育園の送りを私が担当して、仕事帰りの妻が迎えに行くという分担です。私が早く帰れる日は定時で上がって、妻が寝かしつけをしている間に掃除や洗濯、食器洗いなどをしています。帰りが遅い日はそのぶん残っている家事をやるという形です。土日は、料理以外はほぼ私がやるという分担ですね。
勿論、妻がその間子どもたちをみてくれています。
両立できているのかは、正直わかりません(笑)。早く帰っても、家事を終わらせてから、また仕事をすることもあります。私が働いている時間が長い分、妻に負担をかけているとは思いますね。仕事で忙しいことを言い訳にせず、「できることをやろう」という感じです。
課題の先に描く未来。リーディングマークの強さと魅力
ーリーディングマークの現在の課題についてどう捉えていますか?
中長期的には「日本一のHRテック企業」、つまり“仕事にやりがいをつくり、組織の生産性を高めていく”領域でチャンピオンになっていきたいと考えています。ただ、現時点ではその理想にはまだ届いていないのが実情です。
プロダクトの競争力を見ても、すでにナンバーワンと言われるようなサービスと比較すると、ギャップがあると感じていますし、マーケティング、セールス、カスタマーサクセスといった各機能においても、まだまだ実力を高めていく必要があります。
HR業界だけでなく、SaaS業界全体で見たときにも、もっと力をつけていかないといけないという課題感は持っていますね。
ー最後に、リーディングマークの魅力を教えてください。
大きく3つあります。
1つ目は、本気でミッションに共感し、実現を心から願っている人が多いことです。理念がただの“言葉”で終わっておらず、日々の行動にしっかり落とし込まれていると感じます。
2つ目は、成長機会が豊富にあること。誠実に結果を残している人に対しては、しっかりと打席を与えてくれる環境です。金銭的な報酬だけでなく、「新しい仕事を任せてもらえること」を喜びとして感じられる仲間が多いのも、個人的にとても心地よいポイントです。
3つ目は、人に対しておせっかいなほどの愛情を持っている人が多いところ。人の努力や可能性を簡単には諦めず、部署や役割を変えてでも活躍できる方法を考えるなど、真剣にその人の成長に向き合う文化があります。こうした“人を信じる姿勢”に大きな魅力を感じます。