今回は、取締役マーケティング部長 小佐野宇志さんのインタビューです!
2016年にランドピアへ入社後、新たにマーケティング部を立ち上げ、同年4月に取締役マーケティング部長に就任。現在は自社サイトの企画・制作や、展示会への出展、PR業務を主として担当しています。
また、取締役として会社全体のマネジメントに加え、社内のDX推進や採用業務にも取り組んでいます。
このインタビューでは、ランドピアが展開する事業の魅力や、ランドピアが企業理念として掲げている「社会貢献」をどのように実現しているのか、また今後の展望についても伺いました!
目次
映像編集、サイト制作からWebマーケティングの道へ
土地活用の"お困りごと解決"で目指す「社会貢献」
大切にするカルチャーは「前向きさ」と「フットワークの軽さ」
映像編集、サイト制作からWebマーケティングの道へ
まずは、小佐野さんのこれまでの略歴を教えてください!
工業高校卒業後に初めて就職した会社では、地中送電ケーブルの敷設・ジョイントを行う作業員をしていました。
働いているうちに、体力仕事だけではない "手に職" をつけたいと思い、最先端のクリエイティブテクノロジーをを学べる専門学校に再入学。コンピューターグラフィックス(CG)やゲームシナリオライティングを学んでいました。
これがきっかけで映像制作の道へ進んだんですが、当時のCG技術は黎明期。
アニメーションを作ったり、撮影した映像を編集したりして、ミュージックビデオやイベント映像などを手伝っていたので、このスキルを持って映像制作会社へ就職しました。制作会社では約3年間のハードな下積みを経験したので、この時に相当な忍耐力がつきましたね。
その頃世の中では「光回線」が普及しはじめた時代で、商品プロモーション映像やサイト制作の依頼が舞い込んだんです。これがWebサイト制作の道へ進む転機になりまして、顧客向けの会員サイト制作や、エンタメ系のイベントサイトをディレクションするなど、様々な実績を積みました。
そんな流れでWebコンサルティング事業を社内で立ち上げたんですが、Webを扱う上でやはりマーケティングの知識は欠かせませんし、Webを活用したグローバル展開なども経験して、ウェブ解析マスターの資格を取得したりもしました。
そんな中、全く違う業界で不動産を扱うランドピアへ入社しました。
どんなきっかけで入社を決めたんですか?
Webコンサルティング事業では中小企業向けにコンサルティングを行なっていたんですが、ただ稼ぐためだけにWebマーケティング知識を活用することには、だんだんと違和感を感じ始めていたんですよね。
ちょうどその時期にランドピアからスカウトを受けて、Webとは全く違う有形商材を扱う事業会社に興味を持ちました。
面談を通して会社ホームページが活用ができていないという悩みを聞いたり、社長自身が商品開発や営業、マーケティングまで全て見ていたことを知りました。当時のランドピアは営業メンバーが多かったんですが、IT技術を使えばもっと集客も効果的に行えますし、サイト制作を外部委託するにしても内部者が知識を持っていないとコミュニケーションも難しいだろうなと思ったんです。
そんな思いと吉田社長の目指す方向性が一致して入社を決意。マーケティング事業部も立ち上げて取締役に就任しました。
土地活用の"お困りごと解決"で目指す「社会貢献」
ランドピアが行っている事業概要を教えてください。
事業は大きく分けて、8つの柱があります。
ほとんどがコンテナを活用した事業ですが、ランドピアの強みは「遊休地の有効活用を提案できる」点です。
現在の事業の柱として、遊休地や未利用地の活用を目的としたコンテナトランク事業、およびビルの空室対策としてのトランクルーム事業を、「Space Plus®」というブランドで展開しており、全国で約500店舗を出店しています。
近年では、コンテナトランク事業を通じて培ったコンテナ製造・建築のノウハウを活かし、コンテナ型の喫煙所や2階建てのコンテナオフィスなど、建物としての活用を進めています。さらに、建物の建築が難しい場所向けには、車両扱いとなるコンテナ型のトレーラーハウスを提供するなど、土地の用途や形状に応じた多様な提案が可能な商品を展開しています。
様々な事業展開を行なっていますが、現在はどんな事業フェーズですか?
現在は上場を目指して、組織体制の強化と事業スケール拡大の両軸を強化しています。
これまで築いてきたコンテナトランク・トランクルームといったセルフストレージ事業の基盤に加えて、コンテナ活用範囲を広げていくことが肝になりますが、コンテナ建築事業は特に力を入れていく分野です。土地活用の軸はぶらさずに、コンテナの見た目や利便性を活かしたガレージハウスやオフィス・店舗など、スタイリッシュな商品開発もどんどん進んでいます。フランチャイズ展開も含めて検討しているところです。
また、不動産業界ではまだIT化が進んでいない部分が多いので、ここにも大きな可能性を感じています。不動産テック分野を強化することで、業界全体の効率化にも貢献していきたいと考えています!
まさに挑戦していく段階ですね!
ランドピアの事業は、もともとコンテナビジネスから始まったのでしょうか?
実は最初に代表の吉田が会社を立ち上げたときは、貸土地事業からスタートしたんです。
関東を中心に、地主さんが所有する遊休地を当社が借り受け、それを運送会社やレンタル機材の会社に貸し出した土地サブリース事業が始まりでした。
サブリース事業を拡大する中で、コンテナを活用したコンテナトランク事業の可能性に気づき、現在セルフストレージ事業は全国500以上の拠点で展開、その一部は直営も行なっています。
私たちの事業は単なる不動産の有効活用だけではなく、社会の困りごと解決の役割を果たせると考えています。
特に遊休地や老朽化した建物の所有オーナーが抱える問題は多岐にわたっていて、年々空き地・空き家問題も深刻化している現状があります。取り壊しコストや近隣からの苦情など、懸念事項を払拭していくためにも、コンテナを活用し、地域の安全性向上に繋がる未来を描きながらご提案をさせていただいています。
具体的にはどのような活用事例がありますか?
例えば、ある運送会社と話していた際に「トラック駐車場が市街化調整区域にある為、建物が建てられず、駐車場内に事務所を併設できない」という課題を聞きまして、それを解決するためにトレーラーハウス型のオフィスを提案しました。市街化調整区域や工場敷地内(他社の土地)等では、建物を建てることが難しい場合が多いのですが、移動可能なトレーラーハウスなら設置が可能です。
トレーラーハウスを設置していただいたお客様からは、「これまでトラック駐車場と事務所が数キロメートル離れていたけど、駐車場と事務所が同じ場所になったことで、事務所で点呼やアルコール・体温チェックを行った後、すぐにトラックに乗れるようになって嬉しい」といったような喜びの声もいただいています。
また、街中にある喫煙コンテナについても、街中の狭小地や公園等の限られたスペースを活用した受動喫煙対策として、主に自治体様に導入いただいています。密閉型の喫煙所には、高性能な空気清浄機を設置し、外に煙が漏れないよう配慮しています。そのため、喫煙者・非喫煙者の双方に配慮した商品として提供しています。
このように、私たちは市場のニーズを直接拾い上げる「マーケットイン」型のアプローチを大切にしながら、現場の声を反映した新しい事業を常に展開していっています。
大切にするカルチャーは「前向きさ」と「フットワークの軽さ」
働く環境や雰囲気についてもお話しいただければと思います。
全社として、どんなカルチャーづくりを心がけていますか?
社内では、挑戦しやすい雰囲気を大切にしています。
事業拡大フェーズで、挑戦できるチャンスは本当にたくさんあるので、失敗もむしろウェルカムですし、それが個人の大きな成長につながっていくよう前向きに支援したいと思っています。
また、面倒見の良いスタッフが揃っていることも特徴のひとつかなと思います!
役員との距離を近くして、困ったことはスピーディーに相談できる雰囲気を作れるよう心がけています。
今後も一人ひとりが意見やアイデアを出しやすい環境を大切にしていきたいですね!
最後に、ランドピアへの入社を検討している方へひとことお願いします。
挑戦しながら、自身を大きく成長させたいとお考えの方に、ぜひ一度ランドピアを検討していただけたら嬉しいなと思っています!
メンバー数が変わらない中でも事業は着実に伸びていて、売上も増加しています。
市場の醸成が進んできたこの業界において、特に「不動産テック」はさらに発展していく領域です。IT分野のスキルを最大限活かしたい方(バックエンド開発、データ管理、Web連携など)や、新しい視点やアイデアを持った営業・事業開発人材を募集しています。
ランドピアにはまだまだ成長の余地があり、やるべきことがたくさんあります。
アイデアを実現させていく情熱を持った方に向けて、思い切りチャレンジしていただく環境を整えて、お待ちしています!まずはカジュアル面談でお話ししましょう!