「天才じゃないからアウトプットを続ける」会社と自身の相互成長を加速させるSREとは | メンバーストーリー
<プロフィール>SRE/採用広報安達 涼/あだちん(あだち りょう) @adachin0817 ...
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<プロフィール>
金澤裕毅/ざわさん(かなざわ ゆうき)
1976年宮城県仙台市生まれ。山形大学大学院修了後、パッケージベンダーへ入社。Windowsパッケージ開発やASP案件の開発に携わる。東京、札幌の勤務を経験後、不動産検索ポータルの運営会社に転職。新規事業のリニューアルプロジェクトを経験。2013年、ランサーズへジョイン。現在はSREとしてランサーズの開発、運用に尽力している。趣味はバドミントン、将棋など。
ランサーズの運用を主に行っています。もともとインフラエンジニアとして入社し、サーバー運用をメインで行ってきましたが、当時のランサーズは人も少なくPCのトラブルが頻発していたことから、その解決のために複数の仕事をこなす必要がありました。その関係で、今もランサーズの開発や社内情シス的なことも一部行っています。
普段の運用も、ただ維持するだけではなく、将来的な拡張を常に意識して行っています。言語やフレームワークを最新バージョンへ積極的にアップデートし、新しい技術を取り入れることにより、技術の陳腐化を防ぎ、エンジニアにとっても魅力的な環境になるように心がけています。
同じ思いを持って集まったみんなと一緒に、今までだとできなかった仕事を進めていけることです。
昨年、チーム名を「インフラ」から「SRE」に変更し、SREとしての業務を始動しました。SREとはGoogleが提唱した言葉で、簡単に言えば、エンジニアリングを駆使してサイトの信頼性向上を図ることです。単純なインフラ業務にとどまらず、ソフトウェアにも積極的に手を入れるという考え方は、まさに今までランサーズでやってきた業務そのものでした。
社内イベントでその集大成となる発表を行ったことで、その考え方に共感していただけた方々がランサーズにジョインしました。それまで専任は1人だったのですが、SREが4人体制のチームになったことで、できる仕事の幅が広がり、やりがいを感じています。
インフラ的にもパフォーマンスとセキュリティの課題があったからです。
インフラに関してはポリシーである「攻め」の姿勢で、AWSを中心に新しいサービスを積極的に入れてきた一方で、メインサービスであるランサーズのPHPバージョンは10年前のものであり、会社創業時のままだったんです。そのため、新しい技術を取り入れる際にもPHPの古いバージョンがネックになり、採用できない事例が相次ぐようになっていました。
また、言語やフレームワークのサポートが切れ、セキュリティのトラブルがあっても自分たちSREチームでサポートしなくてはならない。インフラ的な観点でも、最新のPHP7にバージョンアップするとパフォーマンスが2倍近くアップすることが見込まれる。そこで、SREとしても取り組むことにしたんです。
PHPカンファレンス福岡にてバージョンアップの取り組みについてはじめて登壇した際に、当時多くの企業が同じ課題感を持っていたため、皆さんから積極的にアドバイスしていただけました。またランサーズの規模でのバージョンアップは前例が少ないため、社外から動向を注目してくれる方が増えました。
これまではAWSやインフラのイベントに登壇したことはあったものの、PHPのイベントはバージョンアップを機に初めて登壇しました。多くのPHP仲間ができたほか、ランサーズで開催した勉強会にも参加していただき、情報交換ができるようになりました。
ランサーズの抱えている課題が、そのまま自分のキャリアアップに繋がることです。
成長し続けているサービスでは、様々な技術的課題が日々突き付けられますが、その一つ一つにやりがいがあり、どのように解決していくかを皆で考えるのが楽しいです。
これから伸びていく会社は、会社が伸びるプロセスで自分たちも成長できます。
自分で考え、自分で提案できる人です。また、仕事を自分の趣味のように楽しみ、家に帰ってもどのように開発しようか考えているような人です。基本的にみんな仕事が大好きなところが社員の魅力でもあります。
たとえば技術選定などでそれぞれの考えをぶつけ合っている時に、その様子を感じます。それぞれの考えをぶつけ合って考えていくプロセスも、私は魅力的だと思います。
自分の目標というよりランサーズの目標なのですが、ランサーズを技術的な面でも認知度を高め、技術的にブランドが確立された会社にしたいです。
現在は外部のAPIを古いバージョンに合わせて拡張しているほか、外部の恩恵を受けている側なので、今後はOSSへ貢献したりランサーズ発のOSSを作りたいと思っています。
将来、海外のサービスと対峙したとき、開発力で勝負できないと淘汰される恐れがあります。そんな淘汰される時代になった時にも、生き残れるような基盤を作っておくことで、技術的に負けないプロダクトにしていきたいです。