こんにちは。ランサーズの曽根です。
9月から始まった「そねせん」ブログも早いもので3か月。前半戦のキャリア・働き方編とビジネス・ノウハウ編が終了し、ほっと一人、安堵と感慨にふけっているところです笑
3か月書き続けてみて思ったのは、自分の考えていることを整理して、アウトプットとして発信することの重要さ。
「キャリアのタグ化・キャッチコピー化」ではないですが、この「そねせん」ブログをネタに、新たな方とつながれる機会を得たり、旧くからの友人と語り合う時間を得たり、そこからさらにアイデアやヒントをいただいたりと、思わぬ広がりがありました。
「難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを面白く。」というコンセプトからだいぶズレていってしまった感はあるかもしれませんが汗、ひとまず、一度でも読んでくださった方、コメントくださった方、ありがとうございます。
忙しい中で読了するには分量が多かった(一回あたり10分程度)と思いますので、まとめとキースライドだけを抜き出して、前半パートの総集編として以下にまとめさせていただきました。読んでくださった方も始めて読む方も、ぜひあらためてご笑覧くださいませ。
【キャリア・働き方編:一億総デザイン社会における働き方】
#1 キャリアを「えらぶ」のではなく「つくる」方法―キャリアの「タグ化」のすすめ
● キャリアを、職種(やること)と会社(いるところ)で「えらぶ」のではなく、資質(ありかた)と機会(やれること)で「つくる」
● キャリアを、一人称のサマ=アーティスト、二人称のコト=セールス、三人称のモノ=エンジニア
● キャリアにタグをつけ、キャッチコピー化する。タグのかけ算によって希少性を高め、新たなチャレンジの機会を生む
#2 市場価値の磨き方―ステージ×役割でとらえるキャリア論
●「経営ステージ×役割」のマトリクスでなりたい像をイメージする
● なりたいキャリアの像に向けて、社内外にメンター・ベンチマークをつくる
● ベンチマークを見ながら、早くリスクをとってチャレンジする
#3-1 一億総デザイン社会の未来―モデルなき時代に、働き方をハックする
●「1億総デザイン社会」がやってくる!1億総消費社会、1億総表現社会の次の波
● モデルなき時代。不安な個人、ゆらぐ価値観。主体的に経験をデザインする
● プロボノも副業も起業も同じ。不安をこえて自らの働き方をハックする
#3-2 一億総デザイン社会の未来―働き方は、よりフリーに、スマートに、クリエイティブに
● フリー:個人と企業の関係はより対等に。メンバーシップ型からパートナーシップ型へ
● スマート:テクノロジーで、働き方や学び方は、もっとパーソナライズ
● クリエイティブ:働き方はより付加価値の高いものへ。AIを「使いこなす」時代へ
● 個人が企業のようにバリュエーションされうる時代。本質的な価値に目を向けて、自らの価値をデザインする
#4 成長は失敗を糧に―非連続な成長は、アンラーニングと意識の変革から
● 失敗=アンラーニングの機会。失敗から非連続成長のSカーブを描く
● リーダーに必要なこと=自己変革。変えられるものだけにフォーカスする
● 究極の成長は心の成長。器を成長させるために、HowよりWhyを問い続ける
#5 「乾けない世代」と「好き嫌い経営」―働く「個人的大義」を大切にせよ
●「乾けない世代」が追い求めるもの=「生きがい」「ライフワーク」
●「社会的大義」への昇華はトップがやる。一人ひとりが「個人的大義」へ消化できるか
●「良し悪し」ではなく、「好き嫌い」。カルチャーが働く意義を増大させる
【ビジネス・ノウハウ編:一億総デザイン社会の仕事術】
#6 「ネクタイ事件」で学んだ、本当の問題解決-ポジティブ思考でいこう
● すべての問題解決は、問題の認識から。正しく問題を特定することが何よりも大事。
● 良い課題とは?「本質的選択肢×深い仮説×答えが出せる」課題は全体の約1%
● 問題解決に必要な心得・技術・方法。もっとも重要なのは心得=”So What?”と”Why So?”
● 問題解決に向けて。「前向きな思考」で、日々ただ実践すること。それが一番の近道
#7 「伝わる」プレゼン―聞き手が「自分ごと化」できるストーリーをつくる
● プレゼンの基本的な心得。「伝える」ではなく「伝わる」ことが重要
● プレゼンでスライドを使いこなす。定量分析の本質は「比較」である
● プレゼンはストーリー。ストーリーボード=「絵コンテ」を積極的に使おう
#8 ブレストはアイデアをひきだす脳内スパーク―「ブレスト筋」を鍛えよう
● ブレストの極意。批判をしない。量で質を凌駕する。脳ミソの筋トレと心得る
● ファシリテーターがブレストの成否をわける。アイデアがたくさん出る場の空気をつくる
● ホワイトボードドリブンはエンタメ。リアルタイムにアウトプットを演出する
#9 SMARTなゴール設定と早めのトレードオフ決断でプロマネを成功させる
● プロジェクト(=計画・案件)の基本は、タスク(=仕事・業務)の管理から
● プロマネにおける基本的な7つの問い―ゴール、チーム、スケジュール、進捗を問う
● ゴール達成が困難になった際には、早めに立場の違いやトレードオフをのりこえる
#10 知的生産性の上げ方―時間の使い方を設計し、会議をプロデュースする
●「お前のやってることの6割はムダだ!」―知的生産性が低いといわれる日本
● 時間の使い方を設計する―みずから制約条件をつくり、本質的なことに時間を使う
● 会議をプロデュースする―アジェンダ準備×ルール設定×ネクストステップ展開
【引用・参照された著作のリスト】
・Tomoichi_Sato,『マネジメントとリーダーシップはどう違うか』
・岡島 悦子/著,『抜擢される人の人脈力―早回しで成長する人のセオリー』東洋経済新報社, 2013
・藤原和博/著,『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』東洋経済新報社, 2013
・朝倉 祐介/著,『論語と算盤と私』ダイヤモンド社, 2016
・岡島 悦子/著,『40歳が社長になる日 (News Picks Book)』幻冬舎, 2017
・経産省 次官・若手プロジェクト,『不安な個人、立ちすくむ国家』, 2017
・リンダ グラットン/著,『ライフ・シフト―100年時代の人生戦略』東洋経済新報社, 2016
・リンダ グラットン/著,『ワーク・シフト: 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>』President Inc, 2012
・大室正志,『【産業医・大室正志】40歳は人生100年時代の元服だ』
・柴田 陽,『スポットライト・柴田陽先生に学ぶ、起業に潜むリスクをゼロに近づけるための方法』
・デイビッド ブルックス/著,『アメリカ新上流階級 ボボズ―ニューリッチたちの優雅な生き方』光文社, 2002
・リード・ホフマン/著, ベン・カスノーカ/著, クリス・イェ/著,『ALLIANCE 人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用』ダイヤモンド社, 2015
・ダニエル ピンク/著, 『フリーエージェント社会の到来 「雇われない生き方」は何を変えるか』ダイヤモンド社, 2002
・長沼博之/著,『ワーク・デザイン これからの〈働き方の設計図〉』CCCメディアハウス, 2013
・加藤洋平/著,『組織も人も変わることができる! なぜ部下とうまくいかないのか 「自他変革」の発達心理学』日本能率協会マネジメントセンター, 2016
・尾原和啓/著,『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)』幻冬舎, 2017
・小沼大地/著,『働く意義の見つけ方 仕事を「志事」にする流儀』ダイヤモンド社, 2016
・楠木建/編著,『「好き嫌い」と経営』東洋経済新報社, 2014
・ジェームズ・C・コリンズ/著, ジェリー・I・ポラス/著,『ビジョナリーカンパニー 時代を超える生存の原則』日経BPマーケティング,1995
・ジェームズ・C・コリンズ/著,『ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則』日経BP社, 2001
・安宅和人/著,『イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」』英治出版, 2010
・山口周/著,『外資系コンサルのスライド作成術〈作例集〉 実例から学ぶリアルテクニック』東洋経済新報社, 2015
・TomoyukiArasuna.com, 『誰も教えてくれない「分かりやすく美しい図の作り方」超具体的な20のテクニック』
・トム・ケリー/著, ジョナサン・リットマン/著,『発想する会社! 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法』早川書房, 2002
・ICCパートナーズ,『「ビジネス」「テクノロジー」「デザイン」の三要素の結合からイノベーションが生まれる』
これまでのバックナンバー
【キャリア編】
・ 第1回:キャリアを「えらぶ」のではなく「つくる」方法―キャリアの「タグ化」のすすめ
・ 第2回:市場価値の磨き方―ステージ×役割でとらえるキャリア論
・ 第3回(前編):1億総デザイン社会の未来―モデルなき時代に、働き方をハックする
・ 第3回(後編):1億総デザイン社会の未来―働き方は、よりフリーに、スマートに、クリエイティブに
・ 第4回:成長は失敗を糧に―非連続な成長は、アンラーニングと意識の変革から
・ 第5回:「乾けない世代」と「好き嫌い経営」―働く「個人的大義」を大切にせよ
【ノウハウ編】
・ 第6回:「ネクタイ事件」で学んだ、本当の問題解決―ポジティブ思考でいこう
・ 第7回:「伝わる」プレゼン―聞き手が「自分ごと化」できるストーリーをつくる
・ 第8回:ブレストはアイデアをひきだす脳内スパーク―「ブレスト筋」を鍛えよう
・ 第9回:SMARTなゴール設定と早めのトレードオフ決断でプロマネを成功させる
・ 第10回:知的生産性の上げ方―時間の使い方を設計し、会議をプロデュースする
【事業編】
・ 第11回:「4次元チェス」的戦略―不確実な未来のシナリオに、骨太な仮説をそえて
・ 第12回:『新規事業のつくり方―アセットを活用するか、リーンに立ち上げるか』
・ 第13回:予算計画のつくり方―楽観と悲観、経営と現場を反復横跳びする
・ 第14回:本質的なKPIをモニタリングし、計画と予測の「ギャップを埋める」
・ 第15回:M&A、それは究極の意思決定。PMI、なんて深淵な人間ドラマ
【経営/組織編】
・第16回:ユーザーに学び、社会に訴えかけ、組織を動かすミッション・ビジョン
・第17回:強い言葉で行動指針をつくり、模倣困難なカルチャーづくりに投資する
・第18回:安心感×成長実感でエンゲージメント・ドリブンな組織をつくる
・第19回:マネジメントに必要なのは、矛盾に向き合い、乗り越えるための真摯さ
・第20回:「開き直り」の境地で51/49の意思決定し、自らの人生の主権を握る
【番外・総集編】
・ 番外編①:エン・ジャパン主催の「ワーク&プライベート・シナジー勉強会」での登壇
・ 番外編②:ランサーズ勉強会(L-Academy)の「戦略ケーススタディ」のレポート
・ 総集編(前半):「一億総デザイン社会」を生きるためのキャリアと仕事の考え方
・ 総集編(後半):「VUCA時代」を勝ち抜くための事業と組織の考え方