末永@採用担当|note
大阪のIT企業「株式会社コンタクト」採用担当の末永です。 エンジニア100名体制を本気で目指して仲間を探し中。 内なる感情をリアルに伝えたいと思い、 「採用担当が本音で語る」をシリーズ化にして投稿。 ★Xアカウント★→https://x.com/Kontacts_saiyo
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株式会社コンタクト 採用担当の末永です。私は現在、採用・教育・人事・エンジニアサポート を担当しています。
この度、「採用担当の本音」というテーマで、採用担当の私が感じる事・wantedlyでは言えない様なリアルな話をnoteで投稿してますので、是非ご覧ください。現在就活している方や転職を検討している方、これから就職活動を予定されている方に【採用担当】の本音を赤裸々に綴っていますので、面接対策の参考にしていただければ幸いです。
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職場では、ちょっとしたリアクションの有無が、仕事の進めやすさや信頼関係に大きく影響します。
特に、指示やアドバイスを受けた後の若手社員の態度は、先輩社員が「もっと関わろう」と思うか「距離を置こう」と思うかの分かれ道。
本人は悪気がなくても、報告やリアクションがないことで、先輩は心の中で疲弊してしまうことがあります。
今回は、そのすれ違いの構造と解決のヒントをお伝えします。
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「進捗どう?」
「もう少しです」
たったこれだけのやり取り。
一見、普通の職場風景に見えますが、その裏では先輩社員の小さなモヤモヤと若手社員の無意識な沈黙が積み重なっています。
実は、この沈黙こそが、信頼の積み上げを止め、成長のスピードを遅らせる大きな要因になっているのです。
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新人エンジニアのAさんは、入社数ヶ月。まだ現場の流れや専門用語にも慣れていません。
先輩Bさんから「この資料、金曜までにまとめておいて」と依頼を受け、「はい!」と元気に返事。
その後Aさんは、自分なりに調べながら作業を進めます。
ただ、途中で「この項目は入れるべき?」「数字の根拠は?」と迷う場面があっても、「先輩は忙しそうだし…」と声をかけずに進めてしまいました。
金曜の午後、完成版を提出すると、先輩Bさんは資料を開いて一言。
「これ、前回の打ち合わせの条件と違ってない?」
Aさんはハッとします。実は水曜日の時点で確認していれば、わずか5分で直せた部分。
結果、納期ギリギリで全修正になり、予定していた別の仕事が後ろ倒しに…。
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こうして、悪気のない沈黙が、先輩の疲弊と若手の成長機会損失を同時に生み出します。
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若手が報告を控える理由は、いくつかの心理が複雑に絡み合っています。
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多くの若手は「進捗確認=監視」と感じがちですが、先輩の本音は全く逆です。
むしろ「早く成長してほしい」「失敗を防ぎたい」という思いから聞いています。
しかし、報告がないと「困ってない」のではなく「状況が分からない人」という印象になります。
この状態が続くと、先輩の関与が減り、若手が独りで抱え込む時間が増えてしまいます。
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あるプロジェクトチームでは、朝礼で全員が30秒の進捗共有を実施。
「昨日やったこと」「今日やること」「困っていること」を全員が話すルールにしました。
最初は「そんな時間あるの?」という声もありましたが、1ヶ月後には…
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Q:途中報告ばかりすると「まだ終わってない人」と思われませんか?
A:むしろ「状況をきちんと共有できる人」として評価されます。
Q:忙しい先輩に話しかけるタイミングが分かりません
A:チームで「報告タイム」を設定すると安心です。
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報告やリアクションは、単なるマナーではなく、信頼を積み上げる“証”です。
それを日々少しずつ貯めることで、大きな仕事や挑戦のチャンスが舞い込みます。
沈黙は安心を生みません。
あなたの一言が、先輩を安心させ、チームを前進させます。
今日から、「言われる前に伝える」を始めてみませんか?