はじめに
2025年、神戸ソフトは初めて「1億円の売上」を達成見込みです。小さな始まりかもしれません。でも、ここがスタート地点です。
今、私たちが目指すのは「神戸IT企業として10億円規模」。設立から積み重ねた信頼と技術力を基盤に、神戸・関西のローカルプレイヤーから、ニッポン全体に価値を提供する企業へ。
その目標は、決して遠い夢ではなく、正しい戦略と優秀なチームがあれば、確実に見える目標です。
神戸ソフトの今
神戸ソフトは、ソフトウェア開発を専門とする企業です。PHP、Python、JavaScript、Flutterなど、プロジェクトの特性に応じた最適な技術を選択し、中小企業から大企業まで、様々なクライアントの経営課題をデジタルで解く。
2025年時点での状況
- 売上:約1億円
- スタッフ数:10名前後
- 拠点:神戸本社、東京オフィス(開設準備中)
今年、ようやく「1億に手がかかった」という段階です。これは決してゴールではなく、スタート地点。ここからが本当の勝負です。
現在、私たちが手がけているのは:
- Webアプリケーション開発 :営業管理、顧客管理、在庫管理、請求管理などの業務系システム
- IoTシステム構築 :センサーデータ活用、遠隔監視、リアルタイム制御が必要な産業向けソリューション
- AI・機械学習の実装 :データ分析、予測モデル、画像認識、自然言語処理など、ビジネスの実課題への活用
- CRM・ERPカスタマイズ :既存システムと連携した最適なデジタル環境の構築
- クラウド基盤設計 :スケーラブル、堅牢なシステムアーキテクチャの実現
関西を中心としたクライアント基盤があり、特に中堅・中小企業からの信頼が厚い。東京への営業活動を本格化させ、全国案件への道を拓いている段階です。
なぜ「10億」なのか
単なる売上目標ではありません。10億という規模は、現在の1億円体制から、大きく飛躍することを意味します。
規模の意味
- 1億円:代表+エンジニア10名で回す段階。営業も開発も分業できず、受けられる案件規模に限界
- 10億円:エンジニア45-50名、営業・企画・事務職も充実した組織。複数の大型案件を同時遂行可能
ビジネスの意味
- 神戸・関西の地方プレイヤーから、東京、全国の大型案件を手がけられる企業へ
- スタートアップから上場企業まで、多層的なクライアント層を持つ
- 業界別の専門性を備えた営業・コンサルティングチームの形成
- 日本のIT業界において「選ばれる企業」になること
人材の意味
- 高度なスキルを持つエンジニアが集まるプラットフォーム
- 若手にとっての成長機会、中堅層にとっての活躍の舞台、ベテランにとっての後進育成の場
- 地方創生のモデルケース:地方に根ざしながら、全国規模で競争力を持つ
- 多様な働き方、チャレンジ機会のある職場環境
つまり、10億は「単に大きくなった」ではなく、「ビジネスの質が変わる」というターニングポイントなのです。
到達までの道筋
「1億から10億へ」―― これは10倍の成長です。けれど、決して不可能ではありません。
業界の成長性、AI・IoT市場の拡大、東京市場への進出可能性を踏まえると、現実的かつ野心的な目標です。私たちは「約5年で10億円」を目指しています。
年率換算では30~50%の成長が必要です。高い目標ですが、正しい営業戦略、優秀なチーム構築、技術力への投資があれば達成可能な水準です。
フェーズ1(2025-2026年):営業基盤の強化と東京展開
現状
- 売上:約1億円
- スタッフ数:10名前後
- 拠点:神戸本社、東京オフィス準備中
目指す状態
- 売上:2~2.5億円(年率50-100%成長)
- スタッフ数:20名前後
- 体制:神戸での既存クライアント関係深堀、東京での営業活動本格化
具体的施策
- 関西エリアの既存クライアント単価向上、継続案件の拡大
- 東京での営業活動開始、大型案件へのアプローチ本格化
- IoT・AI領域での案件創出(技術ブログ、展示会出展等での認知向上)
- 採用:東京エンジニア1-2名、営業・企画職の採用
- 社内体制整備(プロセス標準化、品質管理、ナレッジ共有の仕組み構築)
フェーズ2(2026-2027年):チーム拡大と既存クライアント深堀
現状
- 売上:2~2.5億円
- エンジニア数:20名
- 関西での基盤が確立、東京でも営業実績が生まれ始める
目指す状態
- 売上:2.5~4億円(年率30-50%成長)
- エンジニア数:30名
- 収益構造:カスタム開発80%、保守運用・その他20%
具体的施策
- 既存クライアントの信頼を生かした追加案件獲得、単価向上
- 同一クライアントからの複数案件同時遂行体制の構築
- 保守運用・サポート業務の体系化、継続収益の拡大
- AI・IoT領域での事例を増やし、認知度向上(展示会参出、記事執筆等)
- 東京営業チームの独立採算化に向けた基盤構築
フェーズ3(2027-2028年):全国展開と営業・企画機能の強化
現状
- 売上:2.5~4億円
- 関西・東京での安定した顧客基盤が形成されている
- 複数の大型案件を同時運用できる体制が完成
目指す状態
- 売上:4~6億円(年率30-50%成長)
- エンジニア数:35-40名
- 拠点:神戸、東京、福岡
- 営業・企画機能を持つ営業チームの独立
具体的施策
- 福岡など九州地域への営業活動開始、営業ネットワーク拡大
- 大型案件獲得に向けた営業提案資料、RFP対応体制の構築
- 既存クライアントの経営層へのアプローチ強化(DXコンサルティング等)
- 営業人材採用強化(IT営業経験者、業界別営業等)
- 自社サイト・ブログ、SNS活動による認知度向上
フェーズ4(2028-2029年):中堅IT企業への定着と10億達成
現状
- 売上:4~6億円
- 三大都市圏での営業ネットワークが完成
- チームビルディングが進み、組織としての成熟度向上
目指す状態
- 売上:6~10億円(年率30-50%成長で達成)
- エンジニア数:45-50名
- 事業:カスタム開発、保守運用、DXコンサルティング、部分的なSaaS等
具体的施策
- 業界別専門チームの形成(製造業、小売業、医療・健康分野等)
- 継続案件・保守運用ビジネスの拡大で安定成長
- 部分的なSaaS化、OEM提供の検討
- 技術力と営業力のバランスが取れた中堅IT企業としての定着
- 資金調達検討、経営体制の高度化
成長を支える3つの軸
1. 技術力の継続的向上
私たちの競争力は、クライアントの問題を深く理解し、最適な技術で解く力です。
- 新技術への投資 :AI・機械学習、クラウドネイティブ、データエンジニアリング、エッジコンピューティング
- 技術研究の時間確保 :全社的に、毎週の技術研究時間を確保
- 資格取得・外部研修支援 :AWS認定、データ分析認定などの取得支援
- 社内ナレッジ共有 :定期的な勉強会、技術ブログ、OSS貢献
2. 営業・コンサル機能の強化
優れた技術があっても、クライアントのニーズを的確につかめなければ価値は生まれません。
- デジタルマーケティング :コンテンツ発信、SEO、イベント活動による認知向上
- 営業人材の採用・育成 :IT営業経験者の獲得、営業プロセスの構築
- 営業・開発の連携強化 :営業が開発現場の実力を理解し、クライアントに伝える
- コンサルティング機能 :クライアントの経営課題からのシステム提案、導入後支援
3. 組織・文化の構築
成長を支えるのは、最終的には人です。
- 裁量と責任 :若手にも大型プロジェクトへの挑戦機会を提供、成長を加速
- 多様な働き方 :フレックス、リモート、兼業など、ライフステージに応じた柔軟な環境
- 給与・待遇の充実 :成果ベースの処遇改善、ボーナス、福利厚生の整備
- 地方IT産業の担い手として :神戸・関西のIT業界全体への貢献、業界イベントへの積極参加
一緒に創ろう
10億円は通過点です。その先にあるのは、神戸から生まれた優良IT企業が、日本全体の経営課題を解く姿です。
私たちと一緒に働くことは、単なる「給与をもらう」ことではなく、地方に根ざしながら、全国規模の案件に挑む経験を得ることです。
- 若手エンジニア :大型案件、複雑な技術課題への挑戦がしたい
- 中堅エンジニア :ジュニアの育成、アーキテクチャ設計での活躍がしたい
- 営業・マーケティング :IT営業の醍醐味を感じたい、ベンチャーマインドで事業を創りたい
- 企画・事務 :成長中の企業で、経営に近い視点で働きたい
私たちは、ひとりひとりのキャリアと企業の成長を一致させられる環境を目指しています。
最後に
神戸ソフトが10億円を目指すのは、売上のためだけではありません。日本の地方IT企業が、世界レベルのサービスを生み出せることを証明したい。神戸という土地から、全国のクライアントへ価値を届ける企業になりたい。
その途上にある私たちと、一緒に次のステップを創りませんか。