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人がつながり、熱量が生まれ、祭りや文化が続く。元地域おこし協力隊がつなぐ、ローカル、東北、全国。


キッチハイクのメンバーインタビュー、第20回目は、地域アライアンスの伊藤秀和さんです。

総合人材サービス会社で営業としてのキャリアを10年経験したのち、山形・庄内で地域おこし協力隊の経験を経て、キッチハイクにジョインした伊藤さん。地域×営業の経験を活かして、現在は地域アライアンスとして活躍しています。
多彩でユニークな経歴からなぜキッチハイク入社に至ったのか、入社後にどんな変化が起きたのかなどをお聞きしました。

「地域ごと」が「自分ごと」になった。地域おこし協力隊で駆け抜けた3年間

――まずは、これまでの伊藤さんのキャリアについて教えてください。

2008年からパーソルキャリア(旧:インテリジェンス)という人材業界の営業として活動してました。もともと、人に深く関われる仕事や「仕事選び」という点で人生の転機に寄り添えるような仕事を探していたんです。

同じ組織の中で10年間働き続ける中で、ライフステージの変化がありました。結婚して2人の子どもが生まれ、家の購入や、そもそも住む場所をどうしよう?と考えていたんです。ゆくゆくは父の実家のある山形に家族で3世代暮らしができたらいいなと思い、家族移住の本を読み漁った結果、「地域おこし協力隊」という制度を知りました。その結果、2018年に山形県三川町の地域おこし協力隊として庄内地方へ移住をしました。

――大きな方向転換ですね! 地域おこし協力隊ではどんな活動をされていたんですか?

主に、情報発信やイベント企画運営です。私の住んでいる山形県庄内エリアは、人と人との距離感が近く、みんな寛容でゆるやかで、ありのままを受け入れてくれるようなあたたかさがある地域なんです。そんな方達と共に行った、地域のお祭りやワークショップは印象的でしたね。

庄内ならではの季節の食をふるまったり、そこに暮らす人たちと顏をあわせられるような場を毎週末開催していました。都市部で暮らしていた時は、こういった「地域ごと」はあったとしても自分はあくまで参加者の1人だったんですよね。でも、移住して協力隊になったことで、一気に自分は地域をつくる1人になりました。まちの人たちと関わり合い、ローカルな食や文化を届ける日々は、自分が暮らすまちの「地域ごと」を「自分ごと」としてやれる、非常にやりがいがあるものでしたね。

そうして協力隊の任期を駆け抜けるなか、ふと、人生で本当に大切なことは「人とどう豊かに関わり合えるか」だと思うようになったんです。そして、地域はそれが実現できると感じました。そもそもプレイヤーも少ない中で足りないものを作り出そうとすると、なんとかしなきゃ、と暮らしている自分のまちへの当事者意識が増す。その結果、自分と相手、人と人のつながりが深くなり、熱量が生まれ、失われるかもしれなかった祭りや文化も続いていく。なにより自分もあたたかくなる。協力隊の3年間は、まさにこのすばらしさを感じる日々でした。これからも地域の良さを持続させ、より広く伝えていくためにも、今後さらに地域に関わりたいと思っていました。

地域おこし協力隊の経験も営業の経験も活かせる
「地域アライアンス」

――キッチハイクとはどうやって出会ったんですか?

これまでの経験を活かして働きたかったので、庄内で暮らしながらできるセールス職を探していました。その際、偶然キッチハイクのことを知り、衝撃が走ったのを覚えています。自分が感じていたような地域ならではの食や暮らし、つながりといった「地域の価値」を再編集して高めることを、想像を超えるスケールで挑戦している。「これだ!」と思いました。キッチハイクのことを知るうちに、メンバーの生き様や人となりがにじみ出たnote記事への興味が止まらなくなり、そのまま全部読みました(笑)。脳内シェアがキッチハイクで埋め尽くされていくような感覚でしたね。

メンバー全員が地域への想いがあるなかでも、自分は元地域おこし協力隊であり、人口減少地域に暮らす一人。だからこそ、本当の当事者として「地域ごと」を「自分ごと」としてやれるなと思ったんです。ワクワク感が全く違いました。協力隊は3年間限定で、担当地域のみの仕事でしたが、キッチハイクならこの先も山形県や東北という地域に関わりながら、全国のまだまだ知らない地域が知れることも大きく惹かれた理由でした。

――たしかにキッチハイクは伊藤さんの経験を活かせる、ぴったりの場だと思います。キッチハイクで担当されているお仕事の内容を教えてください。

「地域アライアンス」というキッチハイクと地域を結ぶ仕事をしています。キッチハイクにはふるさと食体験、保育園留学、つながるDX、ECなどの各「事業部」と、事業部をつなぐ役割として地域とキッチハイクをつなぐ「地域アライアンス」の仕事があります。地域アライアンスでは自治体担当者に課題をヒアリングして適切なソリューションを導き出し、課題解決策を発明・実装していくという仕事をしています。

ソリューションとして今ある既存事業につなげるだけじゃなく、自治体に寄り添いながら事業開発することもあります。保育園留学もつながるDXも、自治体さんの課題に向き合うことでキッチハイクメンバーが開発した新規事業です。キッチハイクの企業タグラインが「地域と人生をつなぐ、食と暮らしの発明・実装カンパニー」なんですが、まさにこれだなと思います。

――今取り組んでいることなどで、前職の経験が役立っていると感じることはありますか?

自治体様の課題に寄り添いながら、どれだけお取り組みを増やせるか、というところに注力しています。電話・訪問・商談からのクロージングという営業のフローはもちろん、やはり商談の中でこれまで地域おこし協力隊の3年間で学んできた地域事例や、自分が地域にいるからこそわかることがあったり、課題感なども地域にいる自治体担当者さんと同じ目線で会話ができるというのは、これまでの経験が活かせているなという実感がありますね。

――地域の温度感が掴めるのは強いですね!一緒に働くメンバーはどんな人たちだと思っていますか?

人間的な懐の深さもあって、受信力が高い方が多いなと感じています。メンバー1人1人に尊敬できる部分がありますね。キッチハイクは余白を大事にしてくれるというか、はみだした個性やいろんな価値観を認めることで「チームで最大出力」する姿勢があるので、前のめりに活動ができていると思います。

また、キッチハイクでは、「雑談からはじまる」という価値観があるんです。一人一人の暮らしぶりや、時にはプライベートなことも話せるところが特徴ですね。他愛もない会話が自然に生まれることで、メンバーの人となりを理解したり、そんな雑談の中から未来のアイデアの種が生まれ、新たなアクションにつながったりしています。よくリモート環境だとコミュニケーションが難しいといわれていますが、雑談からはじまるミーティングを楽しみながら、いつもワクワクしています。

フルリモートの働き方で暮らしを大事にできるようになった。料理の時間を楽しむ心地よい暮らし

――働きやすさについてお聞きしたいのですが、キッチハイクに入ってから暮らしで変わった良いことはありますか?

フルリモート勤務になることで、使える時間は増えました。東京では片道1時間半の通勤をしていたこともありましたが、その通勤時間がゼロで仕事に入れますし、保育園の送り・迎えなどもできているので、非常に働きやすい環境だと思っています。

こうした働き方になってからは、平日朝・夜ご飯をできるだけ家族と一緒に食べるようにしています。毎朝7時にみんな揃って「いただきます!」をして朝ごはんを食べる、6時過ぎには仕事を一区切りさせて、家族みんなで夕食を食べる。こうした家族の時間をとることもできるようになりました。

一方、リモートワークを前提にしながら、キッチハイクでは対面で会うことも大事にしていて。年2回の全社会では、自分も山形から上野オフィスに行きます。全国に散らばっているメンバー全員と顏を合わせることができるので、地域メンバーとしてはリモートと対面のいいとこどりなワークスタイルがとても助かっています。

――直接話すと温度感が伝わりやすいですよね。暮らしの中で大切にしているものは何かありますか?

暮らしの中で大事な時間なのは、週末に料理をすること。土曜日の夕方ぐらいからラジオをつけて、お酒を飲みながら料理を作っている時間は最高に幸せに感じています。そのときある食材をベースに、自分の畑で採れた野菜を使って、子ども用の甘口・大人女性用の中辛、大人男性用の辛口の3種のカレーを調理して家族のみんなで食卓を囲み口にできると、心地よい暮らしをしているなと実感しますね。

もともと料理は食べる専門でしたが、キッチハイクと関わり出してから興味をもってつくるようにもなりました。キッチハイクには、「同じ畑の飯を食おう」という福利厚生があって、月1回応援地域を決めて、その土地の食材を家に届けてみんなで味わう企画があります。知らなかった地域の食材が届くのが毎月すごく楽しみなんです。みんなが、その感想を社内のSlackに写真とともに上げていくのですが、キッチハイクメンバーの気づきや、食べ方も興味深くて、おもしろいんです。新しい料理方法も知ることができるので、自分でも試してみたりしています。

私自身、庄内に来てから「地域と季節を感じる食文化」というもののすばらしさに出会いました。雪解けの季節になればフキノトウ(庄内弁でいう「バンケ」)が春を告げ、山菜を食べる。夏には夏野菜で山形のダシを作る。秋には新米を食べ、河原であつまって芋煮会。冬になると雪が吹雪く極寒の中、寒鱈汁を食べることを通して一年のサイクルを感じることができます。

こうした季節によって日々当たり前のようにある「食」の変化を感じられることは、暮らしを豊かにし、さらにそれが人生の豊かさにつながっていくことだと思っています。地域にある食と暮らしを扱うキッチハイクとして、メンバーと食体験を共有しながら事業作りができるところも醍醐味ですね。

東北から、ローカルで感じた感動と驚きを全国に届けたい

――最後に、今後の人生で実現したいことやキッチハイクでやりたいことはありますか?

キッチハイクの東北案件を1番に増やしていきたいです。東北地方は雪の降る時期があり、西側の地域と比べると何かと足が遠のいてしまう地域かもしれませんが、食文化豊かな東北の地域性が伝わり、誰もが気になる存在にできたら嬉しいです。まずは山形県内からどっぷりご一緒できる地域と取り組みたいですね。

地元にとっての当たり前が、外から来た人の非日常という感覚がよく言われますが、自分にとっても山形に来てからまさにその感覚でした!春先に自然の恵みを受けた山菜を食べたり、川ガニを殻ごとミキサーで粉砕して、その汁を濾してできるガニ汁といった山形の食文化は、地域に来ることで得られた驚きと感動の食体験でした。

こうした自分の気づきを、キッチハイクの事業を通じて全国各地の方々に知ってもらい、地域とつながってもらえたらと思います。東北エリアは可能性しかありません。「地域の価値を拡充し、地球の未来へつなぐ。」を謳う中で、その最前線が東北エリアであれるよう、これからも地域と連携していきます。

伊藤 秀和(いとう ひでかず)
地域アライアンス
明治大学情報コミュニケーション学部卒業後、パーソルキャリア社に入社。採用コンサルティング業務に従事。退社後、山形・庄内に移住し、三川町地域おこし協力隊着任。イベントや地域のワークショップの企画運営を多数経験。その後、キッチハイクに参画。

<趣味>
散歩、ラジオ、呑み歩き、週末3種のカレー作り

<好きな食べもの>
山菜全般(タラの芽・ウドなど)、漬けもの(糠漬け・ぺそら漬けなど)

<暮らしの変遷>
横浜、東京、山形

キッチハイクは、ともに人生を謳歌する仲間を募集しています

キッチハイクは「地域の価値を拡充し、地球の未来へつなぐ」をミッションに、共に人生を謳歌する仲間を募集しています。

社員候補の新メンバーだけでなく、業務委託や副業での参加もOKです。
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