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【How to】kickflow専用のAIボット「kickchat」の活用方法、聞いてみました!

こんにちは! HR本部 採用チームの小澤です。

突然ですが、みなさんは生成AIを使っていますか? 議事録を作成したり、デザインや動画まで作ってくれたりと、とても便利ですよね。

ただ、Chat GPTなどは広く公開されている一般的な情報をベースに生成しているので、自社独自の情報が必要な提案書やオンボーディング資料などを作成するには、ちょっとものたりない…。

と、感じていた矢先にできたのが、kickflow専用のAIボット「kickchat」です。


▼kickchatの仕様や開発方法については、小林さんが書いたテックブログをぜひご覧ください!

社内ドキュメントに対応したSlack AIボット(GPT-4o搭載)を開発した話 - kickflow Tech Blog
こんにちは、CTOの小林です。 ChatGPTをはじめとした生成AI、便利ですよね。素のChatGPTでも十分に便利なのですが、業務で使うには社内ドキュメントにも対応して欲しいと誰もが思うのではないでしょうか。すでにOpen ...
https://tech.kickflow.co.jp/entry/2024/07/29/123016


今回は、メンバーがどのようにkickchatを活用しているのか、渡辺さん(エンジニア)、井領さん(HENkick事業部責任者)のお2人に聞いてみました。


kickchat、爆誕!

まずは簡単に、kickchatとはどんなものか、お伝えしたいと思います。

・作成方法:
 ・CTOの小林さんが二晩(!)くらいで開発

・仕様:
 ・ChatGPT APIを利用、入力内容がモデルの学習に利用されない
 ・RAG(検索拡張生成)を実装していて、Slackでkickchatに質問すると社内ドキュメントをもとに回答してくれる

・ポイント:
 ・フロー情報と、ストック情報の中でもメンテナンスが怪しいものは学習しないようにしている

プロダクトの仕様などを含む社内ドキュメントのデータを参照しているため、セキュリティチェックシートや機能確認表などのドラフト作成も可能な優れもの。まさに、kickflow の、kickflow による、kickflowのためのAIボットです。


▲CSVを作成するといった汎用的な使い方はもちろん...


▲kickflowの機能についての説明や設定方法、


▲社内ルールにも答えてくれます!(社内ルールなどは、どこにドキュメントがあったのか探す時間がムダだったりするので、とても便利です!)

八面六臂の大活躍! kickchatくん

小澤:
ここからは渡辺さんと井領さんに入っていただいて、kickchatくん(※)をどのように使っているのか、聞いてみたいと思います。
渡辺さんが入社したときには、もうkickchatくんがいたんですよね?
※敬意と愛を込めてkickchatくんと呼んでいるメンバーが多いので、ここでも使わせていただきます!

渡辺さん(以下、渡辺):
はい、入社してすぐにkickchatくんの存在を教えてもらいました。
最初はプロダクトのことも会社のことも知らないことばかりだったので、必要な資料の場所を探してもらったり、プロダクトの仕様でわからないところを質問したりと、kickchatくんからはたくさんのことを教えていただきました。

小澤:
いわゆるオンボーディングですね。kickchatくんがいれば、研修の時間が大幅に減らせそうです。

渡辺:
そうですね。先輩などに研修をしてもらうと、その人ならでは考え方を聞けたり、お互いを知れるるという面ではすごくいいと思うのですが、一方で、話を聞いているだけなど受け身になってしまうこともあるのかなと。その点、kickchatくんだと自分から能動的に学べる感じがしました。



また、わからないことがあったときにメンターへ質問する形だと、「忙しそうだから、今は質問するのはやめておこう」と遠慮してしまうことってありますよね。kickchatくんなら、気になった時にすぐに聞けてすぐに答えてくれるので、気持ち的にもラクでした。

小澤:
なるほど…! 相手がAIだからこその利点ですね。

渡辺:
オンボーディングのところでいうと、プロダクトの仕様理解クイズもkickchatくんに作ってもらっていたんです。最初は上長の森本さんがクイズを出してくださっていたのですが、クイズ自体はkickchatくんが作っていると聞いて、それなら自分で作ってみようと。4択のクイズで採点もしてくれるので、理解がぐっと深まった気がします。

小澤:
先生でもあり、友達でもある。kickchatくんとステキな関係(!)を築いているんですね。井領さんはいかがですか?

井領さん(以下、井領):
僕だってkickchatくんとは仲良しですよ(笑)。1日1回、いや、3回くらいは「ねぇねぇ」と話しかけてますから。

小澤:
どんな相談をしてるんですか?

井領:
文字起こしや資料作成、CSVの成型からエアコン選びまで。何から何まで話してます。特にありがたいのは、壁打ちに付き合ってくれることですね。100件の受注データから共通項を見つけてもらったり、相関関係を導き出してもらったり。「展示会出展で気をつけるべきポイント5つ」みたいにあえて知っている情報を整理してもらって、アイデアを考える出発点にしたりすることもあります。

ただ、Chat GPTってあくまでも集合知なので、「どんなマーケティング戦略なら上手くいくか?私の代わりに戦略を考えてよ」といったタスクは苦手なんですよね。そこはやはり日々現場で働いている私達のほうがアイデアが濃密で正確です。一方でおもしろいのは、誰も思いつかないような破壊的なアイデア、逆立ちしても出てこない意見がほしいときは意外と頼れるやつなんですよね。

小澤:
すごいアイデアが出てきたり?

井領:
もちろん1回じゃ無理ですよ。「きみの力は、そんなもんじゃないだろ。」と、3回くらいしつこく聞くと、思わぬアイデアを出してくれる感じです。

小澤:
僕もやってみます(笑)。ちなみに、こうしたツールが出る前と後で変わったことはありましたか?

井領:
そりゃもう、大きく変わりましたよ。Chat GPTが出る前は、24時間返事をしてくれる人や、抽象的な議論を嫌がらずにしてくれる人という概念はなかったと思うので、これはイノベーションですよね。しかもこれ、僕にとってはけっこう重要で。本質的な議論とか回帰分析とかをするのが好きなのですが、妻や同僚にこういう話ばかりを例えば1日中、深夜までしていたら、正直うざいじゃないですか。それをしてくれるって、めちゃくちゃすごい、ありがたいです。



kickchatくんは、その上をいってるんですよね。Googleなどインターネット上の公開情報以外のこと、kickflowというワークフローツールの機能や仕組み、社内プロジェクト情報などを学習したAIなので、踏み込んだ相談ができるんです。社内の情報を安心して学習させていいという安心感があるのがいいですね。わざわざツールを立ち上げなくてもSlackで会話ができるので、スイッチングコストがかからないのも、個人的に好きなポイントです。

小澤:
Chat GPTもkickchatくんも、完璧に知り尽くしてますね(笑)。

井領:
ITは使ってナンボだと思ってます。効果につなげるには熱量とムーブメントが必要で、だからこそ使いまくって、kickchat活用ハウツーブックなるものまで作って普及活動に勤しんでいます(笑)

「こんなことができたらいいな」を、教えてください!

小澤:
kickchatくんに機能を追加するでもいいですし、kickchatくん以外でもいいのですが、「こんなことができたらいいな」「こんなツールがあったらいいな」と思うものがあれば、ぜひ、教えてください!

渡辺:
たぶん、今のkickchatくんにちょっと機能を付け加えればできると思うのですが、社内のコミュニケーションを活性化できるようなアクションを起こしてもらえるといいなと。
kickflowのSlackには趣味のチャンネルがいくつかあって、僕もいくつか参加しているのですが、発言する人が決まってしまっているのがもったいないなと思っているんです。

やっぱり、最初に発言するのってとても勇気がいると思うんですよね。リアクションがなかったり、すべってしまったりしたらイヤですし…。
その最初の発言、たとえばお題を投げてもらうという部分をkickchatくんにやってもらえれば、あとは自然とコメントやスタンプがついて会話が生まれるんじゃないかと思っています。

小澤:
めちゃくちゃいいですね! フルリモートでも自然にコミュニケーションが生まれる仕組みがあるのは、人事としてもありがたいです。
井領さんはChat GPT以外のツールもかなり使いこなしているイメージですが、こんなツールがほしい! というものはありますか?

井領:
欲しいものは一通り導入してきたので今はないですね!
kickflowと副業で経営している会社で、必要なツールは全部入れてしまってるんですよね。つまり、課題と解決策となるツールが一致しちゃっていて、ほしいものがないんです。金額が高すぎて買えないものはありますが、それもツールにスプレッドシートを組み込むみたいな形で解決させちゃっていますし。

小澤:
自分で解決できちゃうのはすごいです。

井領:
ほかにもいろいろやってますよ。オンラインセミナーの終了と同時にGoogleドライブに自動で動画がアップされるとか、Slackをスクレイピングして経営管理に必要な数値を自動で通知したりとか。ほとんどの作業を自動化してますね。

ただ、これって、ツールを使っててすごいという話ではないんです。本質は、なるべくムダなことに時間をかけないようにすることなんですね。kickflowはどんどん自動化しようという雰囲気があって、かなり自由にやらせてもらってます。業務ハックしたい人とかは、入るとおもしろいと思いますよ。

小澤:
そんなに自動化されていたんですね…!
というわけで、効率的に仕事を進めたい方は、ぜひ、kickflowへ!(笑)テックブログでは技術の話もたくさんしているので、よろしければご覧ください。

kickflow Tech Blog
株式会社kickflowの開発チームによるブログ
https://tech.kickflow.co.jp/







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