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ケップルのプロダクト開発を行う組織「KEPPLE CREATORS LAB」は、エンジニア・デザイナー・プロジェクトマネージャー・プロダクトマネージャーによって構成されており、プロフェッショナルサービスやカスタマーサクセスのチームと共にプロダクト開発を進めています。KEPPLE CREATORS LAB ...
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こんにちは!ケップルPRチームです。
ケップルはスタートアップ・投資家を支援する企業として、未上場株式管理ツール『FUNDBOARD』や株主総会電子化ツール『株主総会クラウド』といったSaaS・ソフトウェアを開発・運営しています。
11月より新しい期がスタートしたことに合わせ、ソフトウェア開発を担当する組織を『KEPPLE CREATORS LAB(ケップルクリエイターズラボ)』と改め、開発体制をより強化するべく、チーム体制を一新しました。組織名に込めた意図や新体制の内容について、CTOの山下&マネージャーの池浦にインタビューしてきました。エンジニアやデザイナーといったクリエイターとして、ケップルに興味を持ってくださっている方は必見です!
CTO 山下(左) マネージャー 池浦(右)
開発チームの名称を新たに『KEPPLE CREATORS LAB(以下、ラボ)』と定めた背景は?
山下:我々の開発チームは、これまで『開発部』という一般的な名称を使っていました。今回のタイミングであえて『KEPPLE CREATORS LAB』というかたちで再定義したのは、我々はものづくりのために存在する組織であるということを明確にしたかったからです。最近はプロフェッショナルサービスなどを通じて投資家の皆さんにケップルを知っていただく機会も増えてきましたが、ケップルという組織の強みはプロダクトとサービスの相乗効果にあります。ケップルという組織全体がプロダクトにも全力で取り組んでいることを内外に示す狙いがあります。
これからケップルはサービスのグローバル展開を視野に入れていくことになると思います。それに向けて、開発組織として一つの共通ブランドが欲しいと考えました。現在は東京だけですが、今後ナイジェリアに拠点を作るとなったら『KEPPLE CREATORS LAB NIGERIA』と名付けることで、組織としての一体感を持ちやすくしていくことを想定しています。
※ケップルグループにはケップルアフリカベンチャーズ(https://kepple-africa-ventures.com/)というナイジェリア・ケニアに拠点を置くベンチャーキャピタルが存在しています。
ものづくり組織としての新体制ですが、具体的な内容について教えてください。
山下:まずは、これまで他部署で担当していたプロダクト全体を統括する『プロダクトマネージャー(PdM)』というポジションをラボ内に新設しました。プロダクトの責任者としてビジネス側からの要求を受け、それをどう実現すればプロダクトとして最も魅力的に仕上がるかを考える役割です。いっぽうで、これまでも存在していた『プロジェクトマネージャー(PM)』というポジションは、PdMと連携をしながらプロダクトの構想をベースに開発に必要な体制づくりを設計・遂行していく開発組織に寄り添った役割として残します。分かりやすくお伝えすると、PdMがプロデューサー、PMがディレクターという感じでしょうか。よりプロダクト全体のことを視座高く考えるポジションを置くことで、ユーザーに届けるプロダクトの品質についての本質的な改善、ならびに顧客満足度の向上につながると考えています。社内でも「プロダクトのことは全てラボに任せよう」と頼られるような組織になっていくことを目指しています。
もう一つの大きな変更点は評価制度の見直しです。日々の業務において、エンジニアはプログラムを書き、デザイナーはデザインをつくります。しかし、我々が最終的に届けるものはプロダクトです。この観点で彼らには日々の仕事について考えていってほしいと感じており、一人ひとりが産み出したアウトプットだけに留まらず、それがプロダクト全体にどれだけ貢献したかという部分を評価軸として追加しました。例えば、PdMからの要望に合わせてエンジニアがプログラムを書いたとしても、時には書いた本人が「使いづらいな…」「もっとこうした方がいいのにな…」と感じることがあるはずです。そこでプロダクト全体の発展にむけて、積極的にクリエイターサイドからフィードバックができるかどうかを重視したいと考えています。開発の最前線にいるエンジニアは、いわばプロダクトにおけるファーストユーザーとも言えるはずです。彼らがから生まれる意見はモノづくり組織として大事にしていきたいですね。
我々はスタートアップです。スタートアップの強みは『総力戦』でプロダクト開発に臨めるということです。工程の壁を越えて業務に取り組めるのはスタートアップならではの魅力、強みでしょう。この強みを活かした開発組織にしていくためにも、一人ひとりのアウトプットが結集したプロダクトが最終成果物であり、社会に価値を産み出すものだということを、全員が日々の業務で体現しているカルチャーをつくっていきたいですね。
個人が自分の役割に縛られず、価値提供を考えていける開発組織が理想ということでしょうか?
山下:そうですね。「最終的な目標に向けて、自分がどのように貢献できるか」という考え方が組織としての質の違いを決めると感じています。
池浦:エンジニアが少なかった初期のケップルは開発体制も整っていなかったので、「自分が何をすべきか」というところから一人ひとりが主体性を持って考える必要がありました。それでこそ最初のサービスをリリースすることもできたと思います。組織が大きくなってもこういった姿勢を持ち続けられるエンジニアと一緒に働きたいですね。
新体制の構築に向けての課題は?
山下:これまでの話の裏返しになりますが、エンジニアやデザイナーたちの目線がプロダクトに向いていないと感じることが一部ありました。自分の仕事に違和感を持ったまま実装してしまうのはおかしいですよね。そういうときにプロダクトへの目線を持っていないと、「目の前の仕事を適切に処理したのになぜ怒られるんだ」というすれ違いが生じる。その問題を根本的に解決するための方針が「我々はエンジニアでもデザイナーでもなく、最終成果物に責任を持ったクリエイターなんだ」という意識を共有することでした。
池浦:課題の解決に向けた具体的な施策は10月から実施しており、メンバー自身が抱える課題についてワークショップ形式で洗い出すなどしています。今後もクリエイターとしての意識を共有し、個人やチーム単位でどのように解決していくかというところまで立案して実行していく予定です。
最後に、クリエイターとしてケップルで働くことに興味を持っている方々に向けて一言お願いします!
山下:『ケップルならプロダクトづくりにおける全ての工程に関われる』と伝えたいです。デザインの人がプロダクトの構想に意見してもいいし、我々の文化ではむしろそれが推奨されています。「なんでもできるチャンスがあるぞ」ということを強くアピールしていきたいですね。
池浦:すでにユーザーがついているFUNDBOARD以外にもさまざまな新規開発を進めていければと考えているため、サービス開発における「0から1のフェーズ」と「1から100までのフェーズ」に同時に携われるというのはデザイナーとしてもエンジニアとしても面白い環境だと思います。一つの会社でそういった経験を幅広く積んでいきたいと考える方がいらっしゃれば、ぜひ一度、我々のラボに話を聞きに来てほしいです。
▼ケップルの抱えるものづくり組織である『KEPPLE CREATORS LAB』に興味をお持ちいただけましたら、ぜひこちらのサイトもご覧ください。現場で働くエンジニアの声などが載っています!