いらっしゃいませ!國丸へようこそ🎶
いつもなら、この声でお客様を迎えるのは國丸のスタッフです!
でも、この日は少し違いました。
制服を着て、名札をつけて、少し緊張しながらお店に立っているのは、
小さな「こども店長!」。
いつもはラーメンを食べる側ですが
今日だけは、ラーメンを届ける側。
”いらっしゃいませ〜”と小さな可愛い声でお客様を迎え、
調理を体験し、
自分の手でラーメンを提供する。
そして、最後には頑張ったこども店長のまかない。
たった約30分の体験です。
でも、その30分は、その子にとって人生で初めての「お仕事」になるかもしれません。
そして私たちが、この体験を通して届けたいのは、ラーメンだけではありません。
“働くって、こんなに楽しいんだ!
そんな気持ちを、食を通じて知ってもらいたい。
ということで國丸が「こども店長」体験を8月28日と29日に実地しました。
目次
▪️食を通じて、次世代を育む
私たちにとって、ラーメンは単なる食べ物ではありません。
國丸が常に大事にしているのは、
「味噌ラーメンで世界中に笑顔を」
という想い。
一杯のラーメンを囲んで、家族が会話をする。
友達と笑う。
仕事終わりに「今日も頑張った」と一息つく。
誰かと誰かが同じ一杯を囲むことで、そこに時間が生まれ、思い出が生まれる。
だから私たちは、ラーメンを「人と人をつなぐもの」だと考えています。
そして、食にはもう一つの力があると思っています。
それは、
人を育てる力。
食べることを通して、文化を知る。
作ることを通して、ものづくりを知る。
誰かに届けることを通して、人とのつながりを知る。
そして、自分が関わったことで誰かが笑顔になることを知る。
だからこそ私たちは、
「食を通じて、次世代を育む。」
ということを、國丸が地域に届けられる価値の一つだと考えています。
▪️なぜ、ラーメン屋が「こども店長」を始めたのか。
ラーメン屋さんは、子どもたちにとって身近な場所です。
家族と一緒に食べに来る。
学校帰りにお店の前を通る。
「今日はラーメンが食べたい!」と楽しみにする。
でも、子どもたちが普段見ているのは、基本的に「お客様側」の景色です。
ラーメンが運ばれてくる。
「いただきます」と食べる。
「美味しい」と笑う。
「ごちそうさま」と帰る。
その一杯が届くまでに、
・どんな仕事があるのか?
・誰がラーメンを作っているのか?
・どうやってお客様を迎えているのか?
・そして、働く人たちは何を考えながら一杯を届けているのか?
そんな「働く側」の景色は、普段なかなか見ることができません。
だったら、
一度、その景色を体験してもらおう。楽しみながら仕事について学んでもらいたい!
そう思ったことが、こども店長体験のきっかけでした。
「仕事って大変そう。」というイメージだけではなく、
「仕事って楽しい!
誰かの役に立つって嬉しい!
自分が頑張ったことで、人が笑顔になるって嬉しい!」
そんな経験を、子どもの頃にしてもらいたい。それが私たちの願いです。
▪️今日は私が店長です!
そんな想いから始まった「こども店長体験」。
これまで約10回ほど開催してきました。
現在は、
四国:南国本店・土佐道路店・徳島北島店
大阪:旭軒店
で実施しています。
対象は小学生までのお子様。
保護者の方と一緒に参加していただき、1日2組ほど。
体験時間は約30分。
これがこども店長の一日の流れ。
①制服に着替え名札をつけて、こども店長に変身!
⇩
②朝礼を行い、今日のお仕事を教える
⇩
③「いらっしゃいませ〜」まずは元気な挨拶から
⇩
④実際にお客様を迎えて、接客に挑戦
⇩
⑤厨房に入って、ラーメンづくり
⇩
⑥自分でつくった一杯をお客様へ提供
⇩
⑦「ありがとうございました!」最後までしっかりご挨拶
⇩
⑧最後には、こども店長として頑張ったあとのまかない。
たった30分。でも、その中には、
すべてが初めて。
最初は少し緊張していた表情も、
一つひとつ経験するうちに、
できなかったことが、できるようになる。
知らなかったことを、知っていく。
その小さな変化を、そばで見守るスタッフがいる。
人生初の仕事で
接客⇨調理⇨提供⇨まかないまで実際に本人が体験するという、たくさんの学びがあります。
▪️「人生初のお仕事」って何が残る?
こども店長を終えたあと、保護者の方から私たちが想像していた以上に嬉しい感想をいただきました。
保護者A ⇨ 子どもはずっとスタッフTシャツを着用し、名札もつけながら街中を歩いております。
保護者B ⇨ 人生初のお仕事、店長、調理から提供まで、まかない……本人もとてもとても喜んでいる。
保護者C ⇨ そんな大変貴重な経験を子どもができて嬉しい、ありがたい。家でもめっちゃ楽しかったってずっと言っています。
この言葉をいただいたとき、スタッフも自然と笑顔になりました。
きっと、その制服と名札は、ただの衣装ではなかったのだと思います。
そんな小さな誇らしさだったのかもしれません。
さらに、何より嬉しかったのが、
「子どもがめっちゃ楽しかったって言ってる。」
という言葉。私たちが届けたかったものは、まさにこれ!
「仕事」ではなく「喜び」です!
▪️食には、こんな力がある。
子どもの頃に食べたものは、大人になっても意外と覚えているものです。
家族で食べたご飯。
初めて友達と食べたラーメン。
誰かに作ってもらった料理。
その時に食べた味だけではなく、
・誰と食べたか
・どんな場所だったか
・どんな気持ちだったか
まで、一緒に記憶に残っています。
だから私たちは、食を通じて届けられるものは「美味しさ」だけではないと思っています。
→食は、人の心に残る。
→人と人をつなぐ。
→そして、経験を生む。
“こども店長体験”も同じです。
その子が大人になったとき、
「昔、國丸でこども店長をやったな。」と思い出してくれたら。。。
そのとき思い出すのは、ラーメンの味だけではないかもしれません。
→初めて着たスタッフTシャツ。
→初めてつけた名札。
→初めて言った「いらっしゃいませ〜」。
→初めて誰かに「ありがとう!」と言ってもらった瞬間。
→初めて自分の手で作った料理。
そして、
「働くのって楽しかった。」
という気持ち。私たちは、そんな記憶をつくる場所になりたいのです。
▪️國丸が目指すものは
私たちは、國丸を単なる味噌ラーメン屋にはしたくありません。
もちろん、美味しい味噌ラーメンを提供することは、私たちの大切な使命です。
でも、それだけではありません。
家族の思い出が生まれる。
地域の人が集まる。
子どもが新しいことに挑戦する。
誰かが初めて仕事を経験する。
そんな場所になりたい。
だから私たちが目指しているのは、
「ラーメンを食べる場所」から、
「思い出が生まれる場所」「食を通じて次世代を育てる場」へ。
そして、
「國丸があってよかった」と思っていただける存在になることです。
地域に根付くということは、店舗を増やすことだけではありません。
その地域の人たちの人生の中に、少しずつ思い出を残していくこと。地域の人たちと手を繋ぐこと。
私たちは、それも地域貢献だと考えています。
▪️いつかまた素敵なご縁がつながったら、
こども店長を続ける中で、私たちが想像している未来があります。
今はまだ小学生の子どもが、何年後かに大人になって、
「昔、國丸でこども店長をやったんです。」
と戻ってきてくれる。
そして、
「今度は自分がここで働きたい!」と言ってくれたら、
そんな未来が来たら、私たちはきっと嬉しくてたまらないと思います。
でも、本当は國丸で働いてくれなくてもいい。
✔️料理人になってもいい。
✔️美容師になってもいい。
✔️先生になってもいい。
✔️会社員になってもいい。
✔️世界のどこかで、まったく違う仕事をしていてもいい。
私たちが育てたいのは、「國丸で働く人」だけではありません。
“誰かを笑顔にできる人” “どこでも挑戦しつつ輝いている人”です。
→自分が誰かのために動く。
→自分が作ったものを誰かに届ける。
→誰かに喜んでもらう。
その喜びを知っている人が、次の世代にもまた何かを届けていく。
そうやって、笑顔や思いやりが次の世代へつながっていく。
それが、國丸の目指す「次世代を育む」ということです。
▪️一杯のラーメンから、次の世代へ。
私たちは、今あるものをただ守るだけではなく、次の世代に継承していきたい!
脈々と続く味噌ラーメンの伝統。
世界に誇る日本の豊かな食文化。
職人の手から手へと受け継がれる繊細な技術。
一杯に込める、お客様への至高の真面目さ。
地域社会と共に歩んできた深い絆。
そして、誰かを幸せにする「働く喜び」。
こうした宝物を、決して自分たちの代だけで完結させたくはないのです。
先人たちが築き上げ、守り抜いてきたものを私たちは受け取り、
今の時代に合わせた形で大切に育んでいく。
そして、その輝きを次の世代の手にしっかりと委ねる。
それは単に、ラーメンという料理の味を絶やさないことだけを意味するのではありません。
心と心を、結びつけること。
文化の灯を、繋いでいくこと。
人と人との縁を、紡ぐこと。
そして、輝かしい未来を創造すること。
私たちが続けている「こども店長」という小さな一歩も、そんな壮大な未来へと続く大切な活動のひとつなのです。
▪️最後に
味噌ラーメンをつくることは、
一つのダンスのようなもの。
そこには、
感覚があり、熱意があり、心があり、情熱がある。
そして、そこには一人ひとりの「人生」がある。
ラーメンは、愛というそのもの。
それが、私たちの生き方であり、
大切にしているものでもあります。
だからこそ、この伝統をこの時代だけで終わらせたくない。
私たちにはきっと、誰にでも、
誰かにつくってもらった料理の記憶がある。
家族がつくってくれたご飯。
誰かが自分のためにつくってくれた一杯。
疲れて帰った日に待っていた温かい食事。
食には、人の心に残る強い力がある。
そして、自分で料理をつくることを覚えたとき、
私たちは初めて、
誰かのために何かをすることの意味を知るのかもしれない。
だから私たちは、
食を通じて、人を育て、 この想いを次の世代へつないでいきたい。
今日つないだ小さな手が、
いつかまた、誰かの手を取る日が来るかもしれない。
その未来まで、私たちはつないでいきたい。
「味噌ラーメンで世界中に笑顔を。」
その想いとともに、
一杯のラーメンから生まれる笑顔を、
今日からまた、次の誰かへつないでいきます。