KEIPEが大切にしている「人づくり」は、KEIPEの一人ひとりが人生と働くことに向き合い、成長のバトンを渡していく循環の中にあります。
26卒内定者研修「インサイド・アウト」は、その循環を体現するものでした。
研修を企画・運営した新卒採用担当後藤大地(以下、大地)、25卒の小池美朝(以下、美朝)、笹谷幹(以下、とっきー)に、研修を通じて内定者と社員にもたらされた変化、そしてKEIPE独自の「人づくり」の核心について聞きました。
目次
研修の意図とKEIPEが大切にしていること
学びの振り返り:内定者の「自分ごと化」
新卒の成長と「育つ循環」
KEIPEの「人づくり」とは
研修の意図とKEIPEが大切にしていること
ーまず、内定者研修ってどんな目的でやってるんですか?
大地: 目的の一つは内定者同士で、「同期と仲良くなること」。もうひとつは「KEIPEの一員となる自覚」を持ってもらうこと。はやい段階でKEIPEの一員としてのスタートラインに立ってほしかったんです。
それと、もう一つ大事なのは、先輩社員たちが、内定者の「運命の人」となり、共に成長する仲間となる、という体験を通じて「みんなKEIPEの仲間だ」ということを再認識する機会とすることでした。
ー 今年のテーマ「インサイド・アウト」にはどんな意図が込められていますか?
大地: これまでは、KEIPEのカルチャーへの理解 や共感接点を強めることが中心でした。でも今年は、「KEIPEの中の自分の在り方」を深く見つめてほしかったんです。
「なりたい自分として行動する」というインサイド・アウトの考え方を軸に、ワークを設計しました。
※インサイドアウトについての記事はこちら
-研修を企画する上で特に大切にしたことは?
大地:2つあって、 ①会社をきれいに見せないこと。泥臭いことも含めてオープンにすること。それと②私たち社員自身の経験や挫折、葛藤も含めてオープンに自己開示すること。これを大切にしました。
学びの振り返り:内定者の「自分ごと化」
- 研修で特に印象に残ったワークは何ですか?
とっきー: 「7つの習慣」をテーマにしたゲームです。勝ち負けはないのですが、最初は個人プレーに走り、うまくいかなかったんです。途中で「協力しないとゴールできない」ことを仲間が教えてくれたんです。無意識のうちに、勝ち負けにこだわっていたんですよね。それは「嫌な自分」に気づいた瞬間でもありました。そこに気づけて、みんなで協力しようと思えたこと。それが印象深かったです。
※7つの習慣:アメリカの経営コンサルタント、フランクリン・R・コヴィー博士の著書であり、世界で4,000万部以上を売り上げた大ベストセラー『7つの習慣』
とっきー: まさにゲームが社会の縮図になってるんですよ。自分だけではなく、まわりも豊かになっていかないとゲームでは限界を迎えるんです。(笑)
大地:自分に対しての気づきはあった?
とっきー:僕の同期たちは、みんな自分の意見をはっきり言うタイプなんですけど、自分は違って。なかなか自分の意見を言えなかったし、言わなくても良いかなと思っていたんです。でもゲームをしながら、みんなに「自分の意見は言った方がいいよ」ってアドバイスをもらったんです。それがすごく印象的だったし、そこから自分も変われました。
-25卒の美朝から内定者はどんな風に見えてましたか?
美朝: みんな本当に素直だと感じました。ダメなところを素直に捉え、共有し、次にどうするか考えられる。みんな素敵だなって思いました。
ー26卒のみんなは、研修でそんな風に変わったと思いますか?
それまで「他人事」として見ていた会社や社会のことも、研修を通じて「自分ごと」にできているなって思いました。「自分はどう行動して、どういう在り方でいたいか」を考えるようになった印象があって、それが大きな変化だと思います。
とっきー: 研修で自分と向き合い続けて、そうすると「嫌な自分」も見えてくるんですよ。でもそんな嫌な自分とも向き合えたからこそ、僕たちは単なる研修の参加者ではなく、社会や未来を「自分が創っていく」主体性の感覚を持てたのだと思います。
新卒の成長と「育つ循環」
ー今回、25卒のみんなは「TA(チームアシスタント)」として、内定者の伴走者という大切な役割を担いました。25卒自身の成長にも繋がりましたか?
美朝: 「伝える者の責任がある」という重圧は感じましたね。でも、「内定者のみんなの学びになるものを伝えたい」という強い思いで取り組みました。
ワークでうまくいかなかったとき、それぞれが自分に向きあってしっかりゴールを見据えれば絶対できるよって内定者のみんなに伝えました。みんなの学びになるものを伝えたいと思っていて、その中で私の心からの言葉を伝えたんです。
自分の意図が正しいわけではないし、もしかしたら伝えることでネガティブをつくるかもしれない中で、ポジティブな変化もあることを信じて伝えることができました。
大地: 新卒が内定者研修に関わることで、次の新卒を育て、KEIPEが育つ循環を創り出しているんです。これはKEIPEの「人づくり」の根幹だと思っています。
葛藤の中伝えることが、新卒のみんなの深い振り返りにもなっているんです。
KEIPEの「人づくり」とは
ー最後に、この研修を通じて見えたKEIPEの「人づくり」の核心とは何でしょうか?
大地: キーワードは「当事者意識」と「運命の人である」の二つです。
とっきー: KEIPEは「こうしろ」とは言いません。「あなたはどうしたいの?」と、自分の人生に向き合ってくれる。主体は自分であり、この「向き合うあたたかさ」が当事者意識を生み出しているんですよね。
※「運命の人」についてはこちら
大地: 相手に本質的なことを伝えることは、とても怖いことでですよね。本気で関わらないとできないんです。だからこそ、僕たちは内定者に対して「運命の人」として接する。この本気で関わる姿勢が、主体性につながるって信じてます。
美朝: 研修を終えて、全員が「自分が一番成長させてもらえた」と思っているんです。他者を育てることは、自分自身が成長することに繋がるんだって気づけました。
大地:まさに「インサイド・アウト」だね!
とっきー・美朝:ほんとだ!!
徹底的に「インサイド・アウト」を中心においたKEIPEの内定者研修。
先輩も新卒も、そして内定者も、みんなの成長が詰まった2日間でした。