皆さんは「QA部門」をご存知でしょうか。ここでいう「QA」とは「Quality Assurance」の略語で、日本語では品質保証を意味します。このシステム開発に欠かせない品質管理を担う当社のQAチームのメンバーに、日ごろから心掛けていることや、メンバーのすごいと思うところ、チームの特徴等について聞きました。日々、リモートワークを基本としながらも、コミュニケーションを大切にしているチームというだけあって、座談会は終始和やかなムードで行われました。
参加者
※本文中にある「joinsure」は当社の保険システムの名称です。
司会:まずは自己紹介からお願いしたいと思います。入社年度と担当業務、メンバー間での呼び名などお願いします。大谷さんからお願いします。
大谷:はい、私は業務委託として2017年の4月に祖業であるjustInCase(少短)に入社し、2018年の12月に正社員になりました。業務委託として入社した当時はまだ人も少なく、代表の畑さんを含めた創業者3名と、もう一人のエンジニアと私、といった状況でした。今もエンジニアではありますけど、マネージャーもやってるので、エンジニア兼マネージャーみたいな感じですね。呼び名は「大谷さん」以外ないですね。
司会:ありがとうございます。では次に、池添さん、お願いできますか?
池添:池添です。はじめましての方もいらっしゃると思うんですけど、よろしくお願いします。入社は2021年の5月になります。所属はプロダクト開発部でjoinsureマーケティングの品質管理を主に担当しています。呼び方は基本的にさん付け以外ないですね。
司会:それでは松崎さんお願いします。
松崎:はい、2025年3月にジョインしました松崎と申します。業務は、主にテスト設計と実施を担当しています。直近では別の現場でモバイルアプリのテストをしていた経験もあり、過去にはエンジニア経験も一応あります。これまでの経験をここで生かしていけたらと思っています。呼び名に関しては原田さんが考案してくれた「ザッキーさん」というのがあるんですが、 現状、原田さんからも呼ばれたことはないですね(笑)
原田:ごめんなさい、全く浸透していません。もう1回チャレンジしますね。
司会:では続いて加藤さんお願いします。
加藤:加藤夕稀です。私は2023年の夏に入社しました。joinsureのQA品質管理に関して、ソフトウェアテストケースの作成や実施を担当しています。よろしくお願いします。
司会:ありがとうございます。それでは古屋さんお願いします。
古屋:はい。私は2020年の5月から業務委託で参加している古屋といいます。 主にjoinsureのテスト設計と実施を担当しています。たまにちょっとお手伝いでjoinsureマーケティングのテストのレビューなどもしています。呼び名ですが、どんなあだ名がついても最終的に古屋に戻ってくるので、「古屋さん」で大丈夫です。
司会:ちなみに、slackのアイコンが犬小屋なのは、お名前の「こや」とかけていらっしゃるんですか?
古屋:あ、そうです。よく「ふるや」と呼ばれるので。
司会:以前からそういう意味かなと思っていたのですっきりしました。ありがとうございます。 それでは、最後に原田さんお願いします。
原田:はい。入社は2024年度5月なので、まもなく1年ですね。一応リードというポジションで、開発チームとの進め方の調整とか、テスト自動化等もやっています。 呼び名ですが、僕も3月までは「原田さん」しか存在してなかったんですけど、QAメンバーじゃないんですけど、畑さんからだけは「部長」って呼ばれていますね。
大谷:なんで?(笑)
原田:フットサル部を立ち上げた関係で、畑さんからだけは「部長」って呼ばれています。
大谷:なるほどね。畑さんはニックネームの文化を浸透させたいみたいですよね。
加藤:昨日もオフィスに出社したら、畑さんから「今日は部長は来てないの?」って聞かれたんですけど、すぐに「部長」は原田さんのことだって分かったので、「部長」って呼び方は浸透してます。
原田:先日も畑さんが僕のところに来て「部長、靴買いました!」って報告してくれました。 そんな感じです。よろしくお願いします。
司会:ありがとうございます。それではQAチームの業務の概要について、原田さん、ご説明お願いできますか?
原田:はい、池添さんは少し別だと思うんですけど、先ほどの自己紹介でも分かる通り、基本的に我々はjoinsureのQAを担当しています。 3カ月に1回ぐらい大きなリリースがあるんですけど、テストの工程は確実にプロダクト開発に必要なので、その日程調整から始まり、テストケースの作成(どういう項目をパスすればリリースしても良い品質かという点を検討)した上で、テストを実施しています。それを人の手でマニュアルでやるっていうのは当然まだやってるんですけど、テストを自動化していくということにも取り組んでいます。
司会:ありがとうございます。ちなみに、原田さんがQAの仕事をする上で大切にしていることはありますか?
原田:やはり保険業界のプロダクトは求められる品質水準が非常に高いですし、一つ不具合が出るだけで大事になってしまいますから、そこを担保していくってことが一番大切っていうのがあります。 それとは別に、チームとして進めていかないといけないので、雰囲気よく、みんなで協力してやっていきたいなっていうのもあります。その辺のコミュニケーションについても個人的には大切にしています。
司会:ありがとうございます。大切にしていることについて、大谷さんにもぜひ伺いたいのですが、いかがですか?
大谷:大切にしていることとしては、まずは皆さんが働きやすい環境にあることがやっぱり一番だなと思っていて、そこを整備するのが私の仕事でもあると思っています。そのためにも、みんなが意見を言い易い場を作りたいなということは意識していて、全社ミーティングでも、みんなが言いづらそうにしてることを率先して私が言うようにしていたりします。ただ言うだけじゃなくて、意見を聞くことも大事にしていて、「聞くスキル」に関してはまだまだなんですけど、みんなが意見を言いやすい雰囲気、私に対しても萎縮しないようにとか、そういうことも意識するようにしています。特に私はニュージーランドからリモートで参加しているので、コミュニケーションの部分は重要だと考えています。
司会:たしかに、全社的なミーティングの場で大谷さんが率先して発言してくださるのは本当にありがたいなと思っております。
それでは次の質問ですが、「メンバーのここがすごい」というところも教えていただきたいのですが、加藤さんはいかがですか?
加藤:はい、この質問については回答を準備してきました!(笑)
私からすると皆さんすごい方ばかりなのでどなたから言えばいいのか難しいんですけど、まずはリーダーの原田さんですね。原田さんは物事を俯瞰して見る力がすごい方だなって思っています。私は結構意識が一か所に集中してしまうタイプなので、フラットな視点を保っていてくださるのがすごく助かっています。
古屋さんは、すごく馬力のある方です。エネルギッシュなイメージがあって、テストケースをバリバリ進めている印象で、私はいつも元気をもらっています。
次、松崎さんは入社されてまだ日は浅いんですけど、細やかな観察力のある方だなと思っていて、 細かいレイアウト等が見れるところもすごいと思いますし、最近は抽象的な仕様を具体化できるところもすごいなって思っています。そこは私が個人的に課題を感じているところなので見習いたいと思っています。
池添さんは、ご一緒にお仕事をしたことはあまりないのですが、私はチームのメンバーがいてくれるのでなんとかチームの一員として動けているんですけど、池添さんは一人で着々と自動化を進めていたり、ツールを導入して業務を改善・実行していく力がある方なので、ぜひ今度ゆっくりお話したいと思っています。
最後、大谷さんは先ほどご自身でおっしゃっていたので説明不要かと思うんですが、発言したり質問する力がある方で、私は聞きにくいことは聞けないタイプなので、大谷さんが聞いてくださることで、私も質問してもいいんだと思えるので、ありがたいと思っています。以上です。
司会:全員分ご用意いただいていたということで、本当にありがとうございます。古屋さんはいかがですか?全員じゃなくても大丈夫ですので、お話いただけますか?
古屋:まず原田さんについては、原田さんが来てから自動化が本当に一気に進んだので、その推進力がすごいなと。 加藤さんは積極的に何でもやろうとされていらっしゃるので、そういうところがすごいなと思っています。 そして池添さんは、初期の頃に何度か一緒に仕事をする機会があったんですけど。 当時から細かい部分によく気付く力のある方だなって思っていて、すごいなと思っていました。
司会:皆さんそれぞれ違った魅力をお持ちで、そこがまたチームの魅力でもあると感じました。それでは、次の質問に移りたいと思います。先ほど大谷さんから、ニュージーランドからのリモートワークというお話もありましたが、当社はリモートワーク中心の働き方をしている関係で、毎日全員が出社する環境とは異なるコミュニケーションの難しさがあると考えています。 コミュニケーションについて意識していることがあれば教えていただきたいのですが、原田さんお願いできますか?
原田:簡単なところで言うと、メンバーの皆さんと基本的には週1回の頻度で1on1の時間を設けています。そこで困ってることや相談したいことについてはなるべくキャッチアップするようにはしていますね。あとは、個人個人がRoom(社内SNS)をやっていて、そういうところで人となりや趣味なんかをキャッチアップするといったこともQAチームは比較的盛んにやっています。
司会:ありがとうございます。コミュニケーションについて、池添さんはいかがでしょうか?
池添:私はちょっと遠方に住んでいて滅多に出社をしないので、コミュニケーションでは、できるだけ説明を省略しないように頑張る、ということはやっています。また、相手のスケジュールもあると思うので、話したいことがある時にはできるだけ事前に連絡を取るようにして、リマインドを怠らないようにしてます。
司会:オフィスで直接話せないとなると、その人の状況や人柄がつかみきれないこともあると思いますが、そのあたり、皆さんかなり丁寧に対応されているということが伝わってきました。次に、これも皆さんにお伺いしたかったんですが、このチームでよかったなと思った時、というのがあれば教えていただきたいのですがいかがでしょうか。
加藤:具体的な事ではないんですけど、メンバーのバックグラウンドが様々で、新卒でずっとうちの会社っていう方はいらっしゃらないからこそ、色んな話が聞けたりして勉強になりますし、決まった答えが無いからこそ、新しい挑戦もできる場所だなっていうのは感じていて、そこはよかったなと思ってます。
司会:確かに、年齢もキャリアも多様なメンバーが活躍しているチームですよね。
原田:チームの特徴として、不平不満がほとんどないチームではないかと思っています。立場上、僕から皆さんに、あれやってください、これやってくださいっていう依頼をすることが多いんですけど、皆さん文句を言わずにやってくれています。僕の立場からするとすごくありがたいことです。「今はちょっとできません」とかってほとんど言われたことがないので。1年弱やっていて、そこは本当に助かっています。
大谷:私もマネージャー的な立場でチームの立ち上げからずっと関わっていますけど、他のチームの場合、もちろん頼めば皆さんきちんと対応してくれるものの、頼む立場からすると少し気を遣う場面があったりしますが、QAのメンバーの場合は、確かにそういう感覚は無いです。それは大きな特徴かもしれない。
司会:その理由はどのあたりにあるのでしょうか?
大谷:一つは、自分がどういう役回りで何をやるべきかっていうのをしっかり持ってる人が多いっていうことだと思います。私も頼みやすいっていうのは、「この人(このチーム)はこれをやるものだよね」っていうことがはっきりしているから。例えばこのチームに対して開発に関することを頼むことはもちろんないし。 一方で、開発メンバーの場合、ちょっと苦手なことも頼まないといけない場合があったりするんで、そこで少し気を遣う部分があるんだけど、QAは役割がはっきりしているので頼みやすいっていうのはあります。ただ、それだけじゃなくて、自律的に「(その課題は)自分が拾います!」って手を挙げてくださる方も結構いる。そういう意味で、頼みやすい雰囲気がつくれてるっていうのは結構あると思いますね。
司会:それってチームとしてはすごく大きな強みですね。
大谷:うん。強いと思います。
司会:ありがとうございます。ちなみに松崎さんはまだ入社から1か月半ほどですが、フレッシュな視点をお持ちだと思うので、今のQAチームに対する印象を教えていただけますか?
松崎:そうですね、QAチーム以外のことをあまり把握できていないんですけど、やっぱり原田さん中心に和気あいあいとしている印象があります。先ほどもお話が ありましたけど、言いたいことや気になったことをチーム内で気兼ねなく言える雰囲気がありますし、不安や不満を貯める心配がなく、安心して長く働けそうなイメージがあります。個人的に、仕事を続けていく上で一番大事なのは、業務内容よりも、チームメンバーとの関わりとか、居心地の良さだと思っているので、そこはありがたいです。また、そういった雰囲気が、QAチームに安心感、安定感があるって言われている理由の一つなのかなと思っています。
司会:心理的安全性が担保されているというのは働く上で大事なことですよね。ありがとうございました。それでは次の質問になるんですけれども、このチームとしての目標などあれば教えてください。
大谷:なんといってもQAチームの役割は「品質の番人」です。品質をしっかり見ていくっていうところがやはり一番重要なので、そのために何をしたらいいかっていうのを常に考えていけるチームでありたいですね。会社の状況やプロダクトの状況が日々変わっていく中で、 QAの役割も状況に合わせて変えていかないといけないと思っています。今後は状況を見ながら柔軟に動けるチームになっていけたら、より強力な戦力になるんじゃないかと思っています。
司会:ありがとうございます。せっかくなので、フットサル部部長の原田さんにも組織づくりに関して意識していることなどあればうかがいたいのですがいかがでしょうか。
原田:フットサル部の活動を通じていろんな部署の人と会話する機会が得られるのも意義があることだと思っています。僕はQAが大事な存在だということはもちろん確信していますが、QAだけでは何も始まらないところがあるとも思っていまして。開発チームはじめ他部署との連携の先にQAがあるので、他部署との連携に関しては、フットサルだけでなく、業務においても大切にしていきたいと思ってます。
司会:フットサル部については今後も継続的に活動される予定と伺っていますので、そちらも楽しみにしています。では最後に、リードの原田さんからチームメンバーへの一言をお願いします。
原田:楽しくやっていきましょう、っていう感じですかね。楽しく良い雰囲気でやっていたら、おのずと結果もついてくると思うんで。気になることがあれば僕に相談していただいてもいいですし、僕以外にも、メンバー間でいろいろお話していただいて、 良い雰囲気でやっていきたいなと思っています。 まだ1年弱ですけど、1年前よりはQAチームはかなり進化していると思っていますし、引き続きこの調子で頑張っていきましょうっていう感じですね。皆さん一緒に楽しみましょう!
司会:皆さん、ご協力いただきありがとうございました。QAチームのますますの活躍を期待しています!