目次
はじめに
今までいくつか技術記事を書いてきましたが、今回は趣向を変えてイベント参加レポートを書きました。
もともとテック系のイベントには興味があったのですが、大体が東京か大阪あたりで開催されるため、仙台に住む私にとってはなかなか足を運ぶ機会がありませんでした。
今回、11月1日に仙台でTSKaigiが開催されるとのことで、初めてテック系のイベントに参加してきました。ドキドキ半分、不安半分でしたが、その感想を綴っていきます。
そもそもTSKaigiとは
日本最大級のTypeScriptをテーマとした技術カンファレンス
です。
(※TSKaigi 2026からの引用)

TSKaigi 2026
2024年に東京で始まり、関西や北陸でも開催されていたようです。今年は仙台でも開催されることとなりました。
個人的に良かったセッション
業務でTypeScriptを書き始めて2年半ほどですが、まだまだ知らないことも多く、どのセッションにも学びがありました。その中でも個人的にこれは良いなと思ったものを3つ紹介します。
なぜ型にこだわるか ー「意図の明白なインタフェース」を考えるー
セッションの詳細および当日の資料は以下のとおりです。

なぜ型にこだわるか ー「意図の明白なインタフェース」を考えるー | TSKaigi Sendai 2026
TypeScriptはJavaScriptに型を付与できるプログラミング言語です。Javaをもともと書いていた私にとっては型があるのはありがたいと思っていますが、なぜわざわざ型を定義するかを考えたことはありませんでした。
本セッションにおいては「型によって仕様を表現する」ということが主張されていたのが印象的でした。
例えば、権限管理の実装において一般ユーザーと管理者ユーザーで処理を分けたい場合、それぞれの権限を型として表現し、関数は特定の権限の型でしか呼び出せないようにすれば、意図しない呼び出しを型チェック時に検出することができます。
このように、型を使うことで意図を明確にし、仕様をコードに反映するという話は漫然とTypeScriptを書いていた私にとって、気づきもありすぐに実践できそうでかなり有意義なものでした。
TypeScript型推論ハンズオン:手を動かしてつかむ型の効きどころ
詳細は以下のとおりです。
(※当日の資料は参加者限定公開のため掲載していません)
TSKaigi Sendai TypeScript型推論ハンズオン:手を動かしてつかむ型の効きどころ (2026/11/01 12:40〜)
セッションではないのですが、型があると何が嬉しいのかを実践的に学べる良いハンズオンでした。
例えばTypeScriptには、共通の判別用プロパティによって型を区別できる「判別可能なユニオン型(discriminated union)」があります。
一方、判別用プロパティを設けなくても、オブジェクトが持つプロパティの存在をチェックすることで型を絞り込めます。
では、なぜ判別可能なユニオン型を使うのか、一般的なプロパティチェックにはどのような限界があるのか。実際にコードを書きながら、その違いを学ぶことができました。
他にも、「この型にはこういう意味があったのか」と気づかされる課題がたくさんあり、2時間という長時間でしたが、あっという間に過ぎてしまいました。
時間内に扱いきれなかった課題もまだ残っているので、引き続き進めてみたいと思っています。
Content Mapper APIの応用例〜CSS Modules、言語ファイル〜
セッションの詳細および当日の資料は以下のとおりです。

Content Mapper APIの応用例〜CSS Modules、言語ファイル〜 | TSKaigi Sendai 2026
TypeScriptを書いている人ならおそらく名前は聞いたことがあるであろう、うひょさんによるセッションでした。SNSで普段見ている人を実際に目の当たりにでき、少し不思議な感じがありました。
「Content Mapper API」という、TypeScript 7.1で導入予定の新しい機能についての紹介でした。
TypeScript以外のファイルも型チェックやエディタ機能と連携できる仕組みで、CSS Modulesや言語ファイルへの応用例が紹介されました。
すごい便利そうだなと思うと同時に、じゃあこれを実際に自分がどうやって使うんだろうというところのイメージをつけることができなかったので、もっと新しい機能へのアンテナを張って、積極的にいろいろ触っていくべきだなと感じました。
まとめ
今回初めてテック系のイベントに参加しました。全然知識のない自分がいても場違いなのではないかという不安もありましたが、参加者の方もスタッフの方も含め、皆さん優しく受け入れてくれる雰囲気があったので、行って本当に良かったと思っています。
上記では紹介しきれませんでしたが、参加者同士の座談会があったり、パターンマッチングというまだ実装されていない機能についての話があったり、多くの刺激を受けることのできた1日でした。
懇親会にも参加し、普段どんな開発をしているか、どのようなキャリアを歩んできたかなどオフラインだからこそできる交流がたくさんあり、普段フルリモートで仕事をしている私にとって、顔を合わせて会話することの大切さも改めて実感する機会となりました。
TSKaigiは来年5月に東京で開催されることが決定しているようなので、興味がある方はぜひ参加されてはいかがでしょうか。
