創業5期目のスポーツマーケティング企業が海外研修をする理由 | 株式会社ジョインハンズスポーツ
「スポーツ業界は新卒では無く、他業界で3~5年程度の経験・実績を積んでから転職した方がいいよ」これは私が就職活動をしていた約10年前によく言われていたことです。この言葉の背景としては我々の業務領...
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こんにちは!松﨑です。今回Sports Business Camp(以下SBC)としてWashington D.C.&NYCへ行くにあたり、インターン生と共に事前リサーチを担当しました。
今後更に業界が発展していくことに繋がるのが、人が育つ環境を創っていくことだという方針から、ジョインハンズスポーツでは2018年からSBCを実施しています。
【SPORTS BUSINESS CAMPの目的】
1.会社の方針共有・理解
2.コミュニケーション(自己理解、他者理解)
3.知識・経験の増加
このような目的を一人一人が理解し、よりグローバルな視野で今後の仕事に取り組んでいけるよう、昨年から海外研修という貴重な機会を設けています!(昨年はLA!)
今回のWashington D.C.&NYCでは、
・NBA、NHLを毎晩のように観戦し
・日中はアリーナやスタジアム施設見学
・そして実際にアメリカのスポーツマーケティング市場で活躍する方にセミナーの時間を設けて頂く
など、非常に有意義な時間を過ごしました。
さて、そんなSBCに向け私は事前リサーチとして、チーム情報、アリーナ・スタジアムなどの施設情報、主な観光地、都市開発地域などを調べ、スタジアム見学ツアーの予約も行いました。
海外研修のリサーチはもちろん英語のサイトや記事が多くなるのでとても大変でしたが、リサーチ方法の勉強にもなりました!(Google翻訳さまさまです)
私は日々リサーチした資料とにらめっこしていたので、もはやそのチーム、建造物、場所に愛着が湧いていました。「やっとあえたね~!!」という感じに(笑)。
そして知識量が違うと、実際見たときにより深く楽しみ、気づき、学ぶことが出来ると感じました。
ここからは、リサーチした上でアメリカへ行った私が感じたことをわかりやすく、ランキング形式でお送りしたいと思います!
第3位「Metlife Stadium(メットライフスタジアム)」
ニュージャージー州にあり、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ) New York Giantsと同じくNFL New York Jetsがメインスタジアムとして使用しています。
NFLの2チームが同じスタジアムを共用しているなんてすごいですよね!
残念ながらこの時期はプレーオフシーズンだったため試合を見ることはできませんでしたが、スタジアムツアーに参加して来ました!
他のスタジアムツアー(ヤンキースタジアムやマディソン・スクエア・ガーデンなど)はチケットマスターで簡単に予約できたのですが、こちらは最初から完全メールでのやり取りでした。(ちゃんと予約取れていてよかった!)
全英語でのガイドツアーだったのですが、下調べ情報のおかげで何を言っているか理解することが出来るパートが多々あったのが良かったです。笑
早速ですが、何が思っていたよりスゴかったのか?
ずばり、「規模感半端ないって!!」
アメリカに留学していた友人から、「ホストファザーがまじ熱狂的なアメフトファン」というのを聞いたことがあったり、映画の中で、家族がアメフトファンなどという描写をよく見かけます。
でも、NFLって、ちょうど先日行われたスーパーボウルやそのハーフタイムショーくらいしか日本では話題になりませんよね。(ここメットライフスタジアムでも2014年に開催されています)
なので、「アメリカではかなりの国民的スポーツ」という印象でしかありませんでした。
そんなNFLの、約8万2千人収容できるスタジアムがここメットライフスタジアム。
オリンピックの開・閉会式会場である新国立競技場(約6万8千人収容)より人が入るってどういう規模感だろうか??
しかし!!さすがは本場アメリカ!スタジアム外観の大きさはもちろん、コンコースの広さ、プレスルームの広さ、コミッショナーズクラブのゴージャスさ!
何をとっても「行きたくなる」「ここでプレーしている人のスゴさ」を感じさせるスタジアムでした。
第2位「NHL New York Rangers(ニューヨーク・レンジャース)」
私たちが観た試合はNew York Islanders戦だったので、ニューヨークダービーでした。
これまたNHL(ナショナルホッケーリーグ)、アイスホッケーは日本にはあまり馴染みがありません。(すみません、北国の方には馴染みがあるかもしれません。)
私は見たこともなく、ルールすら知りませんでした。
わざと喧嘩することがあるという情報を見たときには、本当にスポーツなの?と思ってしまいましたが、実際確かによく喧嘩が起こるし、ファンはそれをめちゃくちゃ盛り上げます。笑
しかしそれよりも圧巻だったのが「スピード感」!!
1度放たれたパックは氷の上を滑りまくるのですが、それを器用にスティックに収めてはパスの連続。
選手の交代はいつでも、何回でもOKなのでバンバン入れ替わります。
この日のホームチーム、RangersはNHL資産価値ナンバー1であり、チケットは毎試合完売する人気チーム。
ですが序盤から得点を決め続たのはIslandersでした。
Islandersは日本で唯一のプロアイスホッケーチームである日光アイスバックスと海外業務提携をしており、Islandersのルーキーキャンプへ選手を派遣したり、チーム強化や育成システム構築など、様々な情報共有や人的交流をしています。
こんな情報もリサーチしていく上で分かった事なのですが、マディソン・スクエア・ガーデンという世界的に超有名な舞台で戦う選手たちと、日本の選手たちが一緒に練習をしたんだなあ~!と思って観るとなにか親近感を持ってしまいますよね!
Islanders が4点のリードで迎えた最終Q、完全攻め体制に入ったRangersが得点を重ね狂ったように盛り上がり、その数分間で会場全体の空気が完全に変わりました。
(ちなみに結果はIslandersが逃げ切り勝利)
この異様な空気間の盛り上がりで虜になる人がいるのだろうな…(私もです)と感心してしまいました。
第1位「Capital One Arena(キャピタル・ワン・アリーナ)」
Capital One ArenaはWashington Wizardsのホームアリーナであり、Wizardsには八村塁選手が所属しています。
マディソン・スクエア・ガーデンは私でも聞いたことがあって、聖地のように憧れの会場という印象でした。
一方Capital One Arenaは初めて耳にしましたし、バスケのアリーナなんて(失礼)中の造りはどこも同じだろう!
くらいに思っていました。
が、しかし。
会場に入った瞬間。
「ここなら試合が行われてなくても何時間でもいられる…」
と思いました。
Wizards、Capital One Arena共に、Monumental Sports and Entertainment(モニュメンタル・スポーツ・アンド・エンターテインメント)という、米国最大の総合スポーツエンターテインメント企業が所有しており、この企業は多くのスポーツチームや独自の放送局も所有しています。
また今シーズン(19-20)WizardsはNEC(日本電気株式会社)とグローバルパートナーシップを結んだため、Capital One ArenaではNECの広告もありました。
こんなビック企業に支えられているおかげか、ビジョンの多さ、デザインの奇抜さ、かといって世界観やチームカラーを逸脱していない、統一感のある華やかさは圧巻でした。
八村選手はちょうど故障中で試合に出ることはできませんでしたが、試合前練習に参加していました。
それを見られたことも相まって、試合前にも関わらず興奮冷めやらず、コートや会場を見つめるだけで楽しさが止まりませんでした。笑
日本にはまだこのようなアリーナはありませんがいつかこのような会場ができたら、絶対にもっとバスケを観に行きたいと思う人が増える!と思わせる、素晴らしいアリーナでした。
以上、思っていたよりスゴかった!BEST3!でした!
リサーチをしてから実際に行くとこのように感動が倍増することもありますが、逆に、あれ?調べてみたけど、実際に体験したらここは良くないな…と思うようなことも沢山あります。
つまり、リサーチをして終わりでも、リサーチせずに行くのも、どちらも勿体ない!と感じました。
幸いにも私たちの会社ではこの素晴らしい海外視察を、リサーチをした上で実際に体験することが出来ます。
このような機会は仕事にも人生にも自分の財産になると強く感じました。
今回の経験を思い出で終わらせることなく、どんどん活かせていけたらと思います!