こんにちは。株式会社ジョインハンズスポーツ(以下:JHS)でインターンシップをしております、太田です。
この度、三ツ井さんが退職されることになりました。
三ツ井さんにはインターンシップの採用当時から現在まで、定期面談等を通じてサポートいただき、お世話になりました。
今回は、新たな道に進む選択をしたきっかけや新卒でスポーツ業界に入ったからこそ感じたことをお伺いしました。ぜひ最後までご覧ください。
JHSでの7年を振り返って
ー7年間でどのような仕事をされたのか
新卒で入社した頃からずっと、バスケット協会やBリーグの仕事をさせていただきました。他にも、プロ野球球団やJリーグクラブともお仕事させていただくなど、幅広い業務に関わらせていただきました。
ーJHSだからこそ経験できたことや、成長できたことはありますか
会社の仕組みや制度を整えたことです。
自分は新卒第1号で、他の企業のような研修期間もないまま現場に飛び込んだので、わからないことが結構ありました。
自分の成長は自分で面倒見るべきだと思い勉強していましたが、インプットするだけではなく誰かにアウトプットしないと身にならないと感じました。そこで、若手が勉強したことを他の若手メンバーに発表する、若手による若手の為の研修「Rookie Session」を仕組化しました。
このように、整っていない環境をいいわけにせず、自分でいろいろ取り組むことができたのは、JHSならではだと思います。
「Rookie Session」について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
他にも実務上のところでは、幅広い競技のリーグやクラブの中に入っていくお仕事なので、スポーツ業界の現場を内側から見ることができたことは、かなり濃い経験だったと思います。
ー逆に、JHSではできないと感じたことはありますか
業務の幅がすごく広い分、1つのことを突き詰めたり、究めたりしていくのは難しかったと感じています。
なので、次のステップではこれまで広げてきた知見を基に、やりたいと思えたものを究めていくことにも取り組みたいと考えています。
新たな道に進うと思ったきっかけ
ー入社当時に考えていたキャリアプランと、今実際に歩んでいるキャリアに違いはありますか
全然違います。入社当初はずっとスポーツ業界にいようと考えていましたが、コロナ禍やライフステージの変化など、様々な経験を経て自分の価値観も次第に変わっていったので、当時考えていたプランと今は結構違うと思います。
以前はJHSという会社で、スポーツ業界における経験の山を積み上げていこうと思っていましたが、1つの山を高く積み上げても、自分の人としての幅の広さは変わらないと漠然と思っていました。
それでもこれまでの仕事に取り組み続けてこれたのは、クライアントや社会全体から求められている役割が、その瞬間はこの仕事なのだと本気で思っていたからです。
ただ、今は違う仕事や生活も含めて、これまでとは異なる山を積み上げていくことも後々の人生や周囲の人々にとってプラスだと考えている所が大きいです。
ースポーツ業界を離れるきっかけがあったというよりは、自分の人生を考えたときに徐々に思い始めたということですね
その通りです。これまでの仕事で得た経験や知識、人生を歩む中で見えた景色から、何をしたら今後の人生悔いなく過ごせるのかを考えた結果、今の立ち位置に固執しなくてもいいかなと思いました。
さらに、今年度で30歳になりますが、まだ30年以上仕事をする時間はあると考えると、一度スポーツ業界以外の道も考えてみるのがいいのではないかと思うようになりました。
新卒でスポーツ業界に入ったからこそ感じたこと
ー「好きなものを仕事にすると嫌いになる」と言われることがありますが、三ツ井さんは好きな「スポーツ」を仕事にしてどう感じていますか。
まず、私自身スポーツを全く嫌いになっていません。
好きなことを仕事にすることが向いている人と向いていない人がいると思います。
「好きなスポーツを仕事にしたい」という一辺倒な気持ちだけだと、裏側が見えて嫌いになってしまうことはあると思います。
好きなことを仕事にして、それをどういう風に成長させたいとか、「こうしたらもっと自分は好きになれる」という考えがあるのだとしたら、愛情も覚悟もあるし、やりがいを感じることができるから仕事にしてみるといいと思います。
ースポーツ業界に新卒で入って大変だったことはありますか
悪い面があっても受け入れようと思ってスポーツ業界に入ったので、特にそう感じたことはありませんでしたが、育成環境が整っていないというところはあります。実際に、責任を負えないという理由で新卒をお断りしているチームやリーグも多いです。
ただ、先程も話したように「こうしたほうがもっと良くなる」という考えが明確にあって、なおかつ覚悟があるなら、新卒採用していようがいまいがアタックしてみるのが良いと思います。
ースポーツ業界に新卒で入るために必要なことはありますか
覚悟です。自分で自分を育てる気概があるのかどうか、どのくらい仕事の内容を理解できるのかを考えておく必要があると思います。
そういった面でいうと、インターンなどであらかじめ経験しておくことは大切だと思います。
お客さんとだけ接するアルバイトとは違って、インターンをすることで本当に社会に触れることができます。
こういう仕事があるんだな、こういう会社あるんだなというふうに多様な視点を持つきっかけになると思うので、インターン生として社会人の中に一人混じって、仕事や会社に触れてみるというのはすごく貴重な経験だと思います。
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今回のインタビューを通じて、常に向上心を持って行動する三ツ井さんだからこそ、スポーツ業界でご活躍されたのだと感じました。
私自身も高みを目指す姿勢を忘れずに、挑戦を続けていきたいと思います。
最後になりますが、三ツ井さんの新しいステージでのご活躍を、心から願っています。