皆さま、こんにちわ。
日本リビング保証(東証マザーズ:7320)にて人事責任者を務めております加藤です。
昨今、企業側からも、学生側からも関心が高まっている「インターン」。
そこで今回は、自身のインターン経験も振り返りながら、
有益な長期インターン先の選び方について考えていきたいと思います。
【私のインターン先】--------------------------------------------------------------------------------------------
大学3年生の夏、インターン先に選んだのは、「伊勢丹」でした。
時は、伊勢丹メンズ館の全盛期。イケてる敏腕バイヤーを夢見て、インターン選考に臨みました。
無事合格し、希望通り、当時の伊勢丹2階のメンズクリエーターズでの接客業務、広告宣伝担当部署でのプロモーションや販促物制作の経験を1か月に亘って経験させていただきました。
集合初期研修では、お辞儀の仕方、待機時の手の組み方、名刺の渡し方、発声、お手洗い等のご案内の仕方(表示が見える場所まで必ず案内する)などなど…
ちなみに、基本待機姿勢として、体の前で手を組む場合は、左手で右手を覆うように組みます。
これは刀を抜く利き手(右手)を押さえることで、商人であることを象徴しているとのこと。
「そういうものだ!」ではなく、理由を明確に添えられると本当に記憶に残りますね。
ひと通りの研修を終え、いざ現場へ。
驚いたのは、素人同然の学生に時給を支払いながら、実際に店舗に立たせて見学させるだけでなく、大切なお客様の接客までを行わせる、度量の広さ。(もちろんはじめは、”研修中バッジ”と””指導係”付き)
外国人や芸能人、ファッションマニアなど多種多様なお客様に、文字通り、冷や汗をかきながら対応。
最新ファッションに敏感なお客様の、伊勢丹に対する絶対的な信頼と期待、そしてそれに須らく応える販売スタッフの知識量と誇りを、肌を持って感じ、そんな現場に心から魅了されたものです。
そんな中で、強く記憶に残っている場面があります。
「このハーフパンツ、試着していいですか?」
そう声を掛けられ、試着室へご案内。その時はたまたま指導係も別の接客中。(すごく不安)
試着が終わり、カーテンが開く。(どうだったかな…)
「このハーフパンツって、どんなシューズを合わせるのがいいですかね?」
思いもよらぬ、問いかけに一瞬焦る。周りに助けを求められる社員もいない。
ただ、お客様が期待を寄せてくれたことが心底嬉しくて、心を決めて、自身のチョイスで、
(今でも覚えていますが)atoというブランドの赤のハイカットスニーカーをご提案。
「いいですね、、、!じゃあ、これも一緒にください!」
「矢面に立つ」からこそのチャレンジと成功体験。
このキーワードこそが、私がこのインターンで得たものです。
そしてこれは、伊勢丹という企業が、インターンにおいて「ゲスト」としてではなく、いち「プレーヤー」として学生を迎え入れてくれたこと、このことが最大の要因だと思います。
個人的には、大手企業がよく実施する”1Dayインターン”に類するものは、形を変えた会社説明会だと考えています。
それ自体を否定するものではありませんが、私の考える「有益なインターン先」は、いかにプレーヤーとして矢面に立たせてもらえるか、そこがポイントだと考えています。
日本リビング保証でも長期インターンを積極的に募集中。
この経験から、当社における長期インターンも、「ゲスト」ではなく、いち「プレーヤー」としてお迎えすることを念頭に、共に矢面に立ち、チャレンジできる環境を提供していきます。
興味を持たれた方は、お気軽にぜひご連絡ください。