「小1の壁」という言葉をご存知でしょうか?これは、子どもが小学校に入学することで、保育園時代とは異なる環境や制度に直面し、ワーキングマザーが仕事と子育ての両立に大きな困難を感じる現象を指します。例えば、保育園に比べて小学校の授業時間は短く、長期休暇の過ごし方、急な学校行事への対応、そして学童保育の利用問題など、多岐にわたる課題が浮上します。
ワーキングマザーにとって、子育てとキャリアの両立は常に挑戦的ですよね・・・
しかし、この「壁」を乗り越えることで、むしろ効率的に生産性の高い業務をこなせるようになるママも少なくありません!
今回の記事では、ジラフで働くワーママ3名にご自身の「小1の壁」体験や、キャリア選択の苦悩、そしてどのように乗り越えてきたのかを語っていただきました。
働き控えをしている方や、育児休暇からの復帰に不安を抱える方々へ、ママが評価され、活躍できる会社があることをお伝えし、一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。
目次
参加メンバー紹介
キャリア選択の苦悩:小1の壁が与えた影響
小1の壁を乗り越えた工夫
ワークライフバランスの実現方法
読者へのメッセージ:未来のワーママのみなさんへ
会社としてのサポート:ジラフの制度と今後の展望
まとめ
参加メンバー紹介
今回の座談会にご参加いただいた方々を紹介します!
Iさん お子さんは小学1年生と4歳。2023年に入社、経理を担当されています。以前は弁護士事務所で経理業務に携わっていました。
Cさん お子さんは小学6年生と小学2年生。2022年に入社、経理・財務を担当されています。新卒で経理・総務のキャリアをスタートさせました。
キャリア選択の苦悩:小1の壁が与えた影響
お子さんの小学校入学は、キャリアにどのような影響を与えたのでしょうか。IさんとCさんにお話を伺いました!
Cさん: 長男が小学1年生になる時、まさに「小1の壁」を感じました。共働きなので、学童保育を利用するつもりでしたが、学童のお迎え時間や、急な体調不良の時にどう対応するかなど、不安が大きかったです。私の場合は幸い、実母や義母が1時間ほどの距離に住んでいるので、困った時にはサポートをお願いできる環境がありました。それでも、子どもが疲れて体調を崩さないように、朝の始業時間を8:30に早めて、夕方6時には帰宅できるように工夫していましたね。有給は子どもの学校行事のために残しておきたい、という気持ちも強かったです。
Iさん: 小1の壁は、仕事と育児の時間のやりくりが一番大変だと感じました。リモートワークが併用できると、子どもの急な体調不良時にも対応できるため、働き方を選ぶ上で重要視しました。通勤の満員電車に乗らなくて済むので、病気に感染するリスクも減らせるのも助かります。
小1の壁を乗り越えた工夫
どのように「小1の壁」を乗り越えてきたのか、具体的な工夫や成功体験についてお聞きしました。
Cさん: 何よりも時間管理を徹底しました。家事の負担を減らすため、洗濯は夜に済ませて浴室乾燥を活用したり、朝の準備を楽にするために前日の夜にできることはやっておくなど、工夫を凝らしました。また、体調管理も重要です。子どもたちはなるべく昼寝をせず夜早く寝るように心がけ、やりたいことは早起きして片付ける、というサイクルを確立しました。
Iさん: 子ども関連の書類や手続きがとても多いことに驚きました。手書きの書類をオンライン化してほしいと切実に思いますね。 あとは、やはり子どもの体調不良の時が一番大変です。家で看病しながら仕事をするのは非常に難しくて…。病児保育室は予約が取りにくいことも多いので、もし病児対応のシッターさんを呼べるなら呼びたいと思うことがあります。ただ、やはり費用が高いので、企業型のベビーシッター割引券が利用できたらすごく嬉しいです! また、子どもを預ける場所は慎重になりますが、家事代行サービスは頼みやすいと感じます。家事代行割引の福利厚生があったら、さらに助かりますね。
新田: ベビーシッター割引券や家事代行の福利厚生は、本当に助かりますよね。ジラフでも、今回の対談をきっかけにベビーシッター割引券の導入を検討中です!皆さんの声が実現できるよう進めます!
Cさん: それはすごく嬉しいニュースです!学童に行っている間はフル出社していた時期もありました。夏休みなども学童にお弁当付きで預けることができ、発注できるので助かることもあります。しかし、子どもが学童に行きたがらない日もあるので、リモートワークやフレックス制度は本当にありがたいです。
ワークライフバランスの実現方法
どのようにして自分なりのワークライフバランスを実現しているのでしょうか。
Cさん: 子どもが成長するにつれて生活も変化していくので、その都度ルール作りを徹底しています。例えば、「友達を勝手に家に連れてこない」「不審者対策」など、子どもとの間で共通認識を持つことで、安心して過ごせるようにしています。
読者へのメッセージ:未来のワーママのみなさんへ
これから「小1の壁」を迎える方、現在直面しているワーママ、そして30代以降で転職を考えている方々へ、メッセージをお願いします。
Iさん: 一番は、リモートワークが可能な会社を選ぶことです。そして、ハイブリット出社が基本でたまにリモートできる、フレックス制度がある、という会社も良いと思います。退勤時間が5時と6時では、子どもの迎えや夕食の準備など、その後の生活に大きな差が出るので、柔軟な働き方ができることは重要です。
Cさん: 「一人じゃない」「工夫すれば壁は乗り越えられる」というのはもちろんですが、「そんなに甘くない」「頼れるものには頼るべき」という現実的な視点も持っておいてほしいです。便利なサービスにも助けられてここまできました。 もし子育て中の社員が入社したら、発熱対応などの際にも、私たちは気持ちよく送り出したいと思っています。時短制度があればぜひ活用して、ママたちにはしっかり寝てほしいですね。
新田: 30代以降の転職で悩む方も多いと思いますが、ある程度子どもが大きくなると、発熱する頻度や育児も落ち着いてくるので、企業としても採用しやすいはずです。そういった視点も持ちつつ、ぜひ自分に合った働き方を見つけてほしいですね。採用担当としては、育児中と聞くと「マルチタスクのプロでは!?」「複数タスクの優先順位づけに慣れているはず!」「こちらの候補者様はどのような工夫をされてきたのか知りたい!」と真っ先に思います!
会社としてのサポート:ジラフの制度と今後の展望
ジラフでは、子育て中の社員の皆さんが働きやすいようにどのようなサポートを提供しているのでしょうか。
Cさん: ジラフのフレックスタイム制度やリモートワーク制度は、本当に助かっています。子どもの急な発熱などにも柔軟に対応できるので、精神的な負担が大きく軽減されます。
Iさん: 前職では出産祝い金をいただけたのも嬉しかったです。あとは、慶弔休暇を有給ではなく別途取得できたり、本人のハネムーン休暇や結婚祝い休暇、そして結婚祝い金がある会社も存在していて、それも取り入れられたら良いなと感じます。子どもが小さいうちは難しいかもしれませんが、子どもの入学式や卒業式にアニバーサリー休暇が取れる制度があると、より良いなと思います。あとは、有給以外で年間10日間、子供の看護休暇が使えると、さらに安心感があります。
新田: 今回、皆さんの声を受け、福利厚生として企業型ベビーシッター割引券の導入を決定しました。子育て中の社員がより安心して働ける環境をこれからも整えていきたいと考えています。将来的には、家事代行サポートの補助なども検討していきたいですね。
まとめ
今回の座談会では、「小1の壁」がワーキングマザーに与える影響や、それを乗り越えるための具体的な工夫、そしてジラフが提供するサポート体制について、リアルな声を聞くことができました。
Iさん、Cさんの話から、完璧を目指すのではなく、頼れるものには頼る、柔軟な働き方を選ぶ、そして家族や会社のサポートを活用することが、この壁を乗り越える鍵であることが分かりました。
ジラフは、社員の声に耳を傾け、子育て中の社員が安心してキャリアを継続できるような環境づくりに力を入れています。今回のベビーシッター割引券の導入も、その一環です。
「小1の壁」は、決して一人で抱え込むものではありません。工夫次第で必ず乗り越えられますし、あなたの経験は、他の誰かの力になります。ジラフでは、皆さんがその能力を最大限に発揮し、イキイキと働ける環境を提供していきます!
今回の対談を読んで、ジラフの働き方や文化に興味を持っていただけたら幸いです。ぜひ、詳しい採用情報もご覧ください!