AWS(Amazon Web Services)とは、Amazonが提供するクラウドコンピューティングサービスです。
HG Insightsによると、2025年時点でAWSのビジネス顧客数は、約419万社とされています。
本記事では、AWSのサービス概要や、導入方法などについて解説します。
目次
AWSとは?
クラウドコンピューティングとは?
AWSの主要サービス
1. Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)
2. Amazon S3(Simple Storage Service)
3. Amazon RDS(Relational Database Service)
4. AWS Lambda
5. Amazon VPC(Virtual Private Cloud)
AWSの導入方法
AWSを学ぶためのステップ
1. AWSの公式ドキュメントやチュートリアルを確認する
2. 無料利用枠を活用して、実際にサービスを使ってみる
3. AWS認定資格(AWS Certified Cloud Practitionerなど)の取得を目指す
4. オンライン講座や勉強会に参加する
まとめ
AWSとは?
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AWS(Amazon Web Services)は、Amazonが提供するクラウドコンピューティングサービスの総称です。
サーバーやストレージ、データベース、機械学習、セキュリティなど、さまざまなリソースが提供されているため、世界中の企業や個人が利用しています。
クラウドコンピューティングとは?
クラウドコンピューティングとは、インターネットを介してコンピュータのリソース(サーバー、ストレージ、データベースなど)を利用する技術のことです。
従来のオンプレミス(自社サーバーを利用する形態)と比較すると、以下のようなメリットがあります。
- コスト削減:物理サーバーを購入・維持するコストを削減できる。
- スケーラビリティ:必要な時に必要なリソースを増減できる。
- 可用性:AWSのデータセンターは世界中に分散しており、障害が発生してもサービスを継続しやすい。
- 運用負担の軽減:ハードウェアの管理をAWSが行うため、利用者はアプリケーション開発に集中できる。
AWSの主要サービス
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AWSは多岐にわたるサービスを提供しています。
ここからは、とくに初心者が押さえておきたい代表的なサービスを5つ紹介します。
- Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)
- Amazon S3(Simple Storage Service)
- Amazon RDS(Relational Database Service)
- AWS Lambda
- Amazon VPC(Virtual Private Cloud)
上記のようなサービスを使った業務に携わりたい方は、こちらのプロジェクトを検討してみてください。
1. Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)
Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)は、AWSが提供する仮想サーバーサービスです。
スケーラブルなコンピューティングリソースをオンデマンドで利用できます。
用途に応じてインスタンスタイプを選択できるため、柔軟な拡張性と高い可用性が期待できます。
2. Amazon S3(Simple Storage Service)
Amazon S3(Simple Storage Service)は、AWSが提供する高可用性・高耐久性のオブジェクトストレージサービスです。
大容量データを保存・管理できます。
主に、バックアップやデータアーカイブ、コンテンツ配信などに活用されます。
3. Amazon RDS(Relational Database Service)
Amazon RDS(Relational Database Service)は、AWSが提供するフルマネージド型のリレーショナルデータベースサービスです。
MySQLやPostgreSQL、SQL Serverなど複数のエンジンに対応しています。
自動バックアップやスケーリング機能を備えているため、データベース運用の手間を減らしたい開発者や運用担当者におすすめです。
4. AWS Lambda
AWS Lambdaは、サーバー管理不要でコードを実行できるイベント駆動型のコンピューティングサービスです。
トリガーに応じて自動実行されます。
また、自動的にスケーリングも実施できるため、コスト効率が高く、開発者の負担を軽減できます。
5. Amazon VPC(Virtual Private Cloud)
Amazon VPC(Virtual Private Cloud)は、AWS上に論理的に分離されたプライベートなネットワーク環境を構築できるサービスです。
IPアドレス範囲やサブネット、ルートテーブルを自由に設定し、安全なクラウド環境を実現できます。
VPCは、安全なネットワーク構築が必要なシステムやVPN(Virtual Private Network)接続時に活用されます。
AWSの導入方法
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AWSを利用するには、まずAWSの公式サイトからアカウントを作成しましょう。
AWSは、無料利用枠(Free Tier)が用意されており、一定の範囲内であれば無料で利用できます。
また、無料利用枠で使用感を確かめたら、IAM(Identity and Access Management)で権限管理を設定し、VPCでネットワーク環境を構築してみてください。
AWSを学ぶためのステップ
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ここからは、初心者がAWSを学ぶ際のおすすめステップを紹介します。
- AWSの公式ドキュメントやチュートリアルを確認する
- 無料利用枠を活用して、実際にサービスを使ってみる
- AWS認定資格(AWS Certified Cloud Practitionerなど)の取得を目指す
- オンライン講座や勉強会に参加する
AWSについて学ぶときは、いかの記事のようなことに気を付けましょう。
1. AWSの公式ドキュメントやチュートリアルを確認する
AWSを勉強するためには、AWSの公式ドキュメントやチュートリアルを確認しましょう。
AWSの公式ドキュメントやチュートリアルを確認することで、最新の機能やベストプラクティスを学べます。
また、正確な情報を基に設定・運用でき、トラブル時の迅速な対応やセキュリティ強化にも役立ちます。
なお、AWSの公式ドキュメントやチュートリアルは定期的に更新されるため、一通り学んだあとにも見返すように習慣化しましょう。
2. 無料利用枠を活用して、実際にサービスを使ってみる
AWSの公式ドキュメントやチュートリアルで基礎知識を身に付けたら、無料利用枠を活用して、実際にサービスを使ってみましょう。
AWSの無料利用枠を活用することで、コストをかけずに実際の環境でサービスを試せます。
また、実践を通じて設定や運用の理解が深まり、トラブルシューティングや最適な構成を学べるでしょう。
なお、AWSの無料利用枠(AWS Free Tier)は、新規アカウント登録から12か月間なので注意しましょう。
3. AWS認定資格(AWS Certified Cloud Practitionerなど)の取得を目指す
AWSへの理解が深まったら、AWS認定資格を取得しましょう。
AWS認定資格は、基礎・アソシエイト・プロフェッショナル・専門知識の4レベルに分類されます。
① 基礎レベル(Foundational)
- AWS Certified Cloud Practitioner(クラウドプラクティショナー)
- AWS Certified AI Practitioner(AIプラクティショナー)
② アソシエイトレベル(Associate)
- AWS Certified Solutions Architect – Associate(ソリューションアーキテクト)
- AWS Certified Developer – Associate(デベロッパー)
- AWS Certified SysOps Administrator – Associate(SysOps管理者)
- AWS Certified Data Engineer - Associate(データベース)
- AWS Certified Machine Learning Engineer - Associate(機械学習)
③ プロフェッショナルレベル(Professional)
- AWS Certified Solutions Architect – Professional(ソリューションアーキテクト)
- AWS Certified DevOps Engineer – Professional(DevOpsエンジニア)
④ 専門知識(Specialty)
- AWS Certified Advanced Networking – Specialty(高度なネットワーキング)
- AWS Certified Security – Specialty(セキュリティ)
- AWS Certified Machine Learning – Specialty(機械学習)
詳しくは、AWS公式サイトで確認してください。
4. オンライン講座や勉強会に参加する
他の人の知見を参考にしつつ、実践的な知識やスキルを身に付けたい方は、オンライン講座や勉強会に参加してみましょう。
AWSのオンライン講座や勉強会に参加することで、最新技術や実践的な知識を効率よく習得できます。
また、専門家の解説を直接聞けるため、理解が深まり、疑問解決の機会も増えるでしょう。
まとめ
今回は、AWSのサービス概要や、導入方法などについて解説しました。
AWSは初心者でも利用しやすく、世界中の企業が導入しているクラウドサービスです。
とくに、コスト削減やスケーラビリティ、可用性の高さが大きな魅力です。
また、AWSを用いた業務に興味がある方は、こちらのプロジェクトを検討してみてください。
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