1
/
5

仕事ができる人の思考法『4次元思考』を習得するポイント3つ

Photo by Sergey Zolkin on Unsplash

仕事ができる人の思考法があります。それが『4次元思考』

私ができているかは置いといて、、、今日はいわゆる仕事ができる人の考え方である『4次元思考』と、『2次元思考』『3次元思考』について説明します。

4次元思考を身に着けておくと、仕事の評価をしてもらいやすいし、学生だったら就活にも活かせます。是非チェックしてみてください。


『2次元思考』と『3次元思考』と『4次元思考』

4次元があるなら、2次元も3次元もあります。
仕事のできない人の思考法が、2次元思考です。さらにレベルが上がると、3次元思考ができるようになります。

簡単にまとめるとこんな感じです。

仕事ができない人:2次元思考 
一般的なレベル :3次元思考
仕事のできる人 :4次元思考

仕事ができない人は見ている範囲、思考の範囲がすごく狭いです。逆に仕事ができる人は、思考の範囲・深さがものすごいです。意識を張り巡らせている範囲がものすごく広いです。私も、「そこまで考えているの?!」って、驚くことはよくあります。

私の新卒時代の話ですが、上司に仕事の結果を報告しにいったとき、言い返されて、反論できず言葉が詰まってしまうことがありました。

なぜ言葉に詰まるのか。それは上司が自分よりも高次元の世界にいるからです。4次元思考で物事を判断している人と対等に話すには、自分も同じく4次元思考まで引き上げる必要があります。


それぞれの思考法について詳しく説明します。

仕事のできない人の考え方は『2次元思考』

仕事ができない人の思考の深さ・範囲はものすごく狭いです。目の前にあるものしか見ていません。平面で物事をとらえ、考えます。これが『2次元思考』です。

仕事の進め方ですが、言われた通りなので、そのまま指示されたことをやります。指示されたことをやっているなら、悪くはないのですが、2次元思考の人はアウトプットも期待以上のものは出てこないことが多いです。上司が期待している成果と部下が考えている成果が一致するとも限りません。

物事には必ず表と裏がありますが、2次元思考レベルの人は、目の前に映っている表の部分しか把握していないので、隠れているもの(本質)に気づくことができません。よく言うと素直で正直な人ですが、聞いたことをそのままの意味で解釈しがちです。

次のステージの3次元思考を身につけるためには、物事には表と裏があるということを意識して、言われたことをそのまま受け取るだけでなく、なぜやるのか、どうなりたいのか、理由や目的をしっかり把握しておくといいです。



普通・一般レベルの人は、『3次元思考』

『2次元思考』から次のステージが『3次元思考』です。

3次元で物事を捉える思考法です。
物事・事象をそのまま真正面からただ見るのではなく、横から覗いてみたり、他に何かないか後ろに回ってみたり、その場から少し動いて角度を変えて観察・考察します。その事象の本質を見極めながら考える感じです。そうすることで、これまで見えていなかった部分も見えてきます。

仕事の依頼を受けても、「なぜ、そう言われたのか」「なぜ、これを求めているのか」など、理由を考えられるようになり、しっかりと目的をもって行動ができるようになります。

ただ、『3次元思考』初心者は、物事を「個」で考えてしまいがちです。
ことわざに「木を見て、森を見ず」という言葉がありますが、全体を把握しないと、 本質を見極められません。「森を見る」ことができるようになれば更にレベルが上がります。3次元で物事をとらえられるようになったあとは、その範囲をさらに広げていってください。目の前にある「木」だけを見るのではなく、全体を見る意識を持ちましょう。

森も見る。


仕事のできる人の思考法『4次元思考』

4次元思考とは

物事を俯瞰的(ふかんてき)にとらえ、さらに時間軸も加えた思考習慣のことです。

本当に求められていることは何か、本質が何なのか、その事象・物事の一部を見るのではなく、全体を把握することで本質を見極めます。さらに、なぜそうなったのか(過去)、もっと良くしていく(未来)には今どうしたほうがいいのか(現在)、など〈過去・現在・未来〉の時間軸まで思考の幅を広げる思考法です。

いわゆる仕事ができる人達は、『4次元思考』で物事を考える習慣が身についています。

仕事のできる人の話についていけないのは、考え方の次元が違うからです。『2次元思考』の人は、『4次元思考』の人の話にはついていけません。考え方のレベルをあげていかないと、どんどん差がついていきます。人より早く出世する人は、若いうちから『4次元思考』を習得しています。

4次元思考は、「時間軸まで考える」ということがポイントになります。その事象・物事にどんな過去があって、今があるのか。未来を良くするために、いま何をやるべきか、を意識して考えます。


4次元思考の習得法のコツをお伝えする前に、思考法が違うとどんな差が生まれるのか、紹介しておきます。

【思考別】仕事の進め方の違い

例えば、
「次の会議で必要なので、売上データを商品別にまとめた資料を作ってください」と上司から仕事の依頼があったとします。

【2次元思考の場合】
2次元思考の人は、言われたとおり商品毎に売上データをまとめていきます。自分が思いついたままに入力していくだけです。どういう感じに仕上げたほうがいいかを確認せずに作るので、上司からチェックが入り、何度もやり直すことになります。

【3次元思考の場合】
3次元思考の人は、どんな内容の会議で誰に対して報告するのか、目的など詳細を確認します。伝えるべき相手にわかりやすい資料となるように意識しながら作成します。2次元思考の人とは違って、ちゃんと資料を作る意味、何に使うのかを考えているので、上司に満足してもらいやすいです。

【4次元思考の場合】
4次元思考の人は、さらにその上をいきます。上司がその会議でどんな結果を得たいのか、目的を把握することはもちろん、未来を見据えたゴールをしっかり確認して、資料を作成します。会議が終わった後に、上司に満足してもらえる内容に仕上げます。最終的な完成イメージを確認して作るので修正回数も少ないです。


思考レベルの違いでここまでアウトプットに差が出てきます。

上司の立場からすれば、レベルの高い仕事は、2次元思考の社員ではなく、4次元思考で仕事のできる社員に任せたいと思うはずです。同期入社のはずなのに、10年後に大きく差がついている理由はこういった日々の結果の積み重ねがあるからです。

『4次元思考』を習得するためにやるべき3つのこと

1.空から見下ろすイメージを持つ(俯瞰する)



まずは俯瞰することに慣れるために、自分を上から見てみたり、空から見下ろすイメージを持ってみて下さい。鳥の目のように高いところから見るイメージです。

物事・事象を平面ではなく、立体的にとらえる。表と裏は何か、隠れていることは何か、その意識をもつトレーニングです。

目の前に森が広がっているとします。地面に立って、その森を見ても、森の広さもどんな生き物がいるのかもわかりませんが、空から見れば、森がどれくらい大きいのか、その先に何があるのかわかります。空からその対象となる物事を見下ろす。そうするとものすごく広い範囲が見渡せます。

空から見下ろすイメージを持てるようになれば、物事を俯瞰する力がついていきます。


2.全体を見る癖をつける



2つめは、物事(事象)をそのまま受け取るのではなく、全体を見る(把握する)癖をつけることです。全体を見る、把握するためにやることが、5W1Hです。5W1Hがわかれば全体を把握することができると思います。

【5W1H】
Who 誰が、誰に、誰のために
What 何を
When いつ(過去、現在、未来)
Where 場所は?どこで起きているか
Why なんのために、なぜやるのか、なぜ起きたのか
How どんなふうに

例えば、テレビやネットの情報やニュースで考えてみます。どんな人が、誰に対してどんなメッセージを発信しているのか、誰がなんのために発信しているのか、なぜそんなことを言っているのか、その発信により誰が得をして損をするのか、そもそも真実なのか、などと5W1Hを考えると全体が見えてくると思います。


3.時間軸を意識する



全体を見ることが当たりまえになれば、あとは時間軸を意識するだけです。

それをやるとどうなるか(未来)、それはなぜ起きたか(過去)を考えてみてください。過去から未来への時間のつながりを意識してください。時間軸を思考の一部に入れます。

「何によって今があり、今後何が引き起こされるのか」深く考える。 時間の経過を意識するようにしてください。この内容を報告すると、上司はどう考えるのか、どう反応するのか、どういう結果につながるだろうか、と引き起こされる未来を想定して先手をうって行動します。


以上3つのポイントを常に意識する習慣が身に着くと、必ず思考レベルは上がります。誰でも訓練すれば『4次元思考』は身につけられます。

Invitation from 株式会社ジャパンプ
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
株式会社ジャパンプ's job postings
48 Likes
48 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Shoichi Tateyama's Story
Let Shoichi Tateyama's company know you're interested in their content