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新卒で大手システム開発会社に入社し、その後GA technologiesに転職した西尾は現在、イタンジに出向してノマドクラウドの開発マネージャーを勤めています。
他メンバーからは
「皆がめんどくさがることを嫌な顔せず率先してやってくれるエンジニア」(ITANDI BB開発シニアマネージャー 石野)
「案件の背景まで理解してしっかりした機能が作られる強いエンジニア」(ノマドクラウド開発 李)
とコメントが寄せられ、技術的にも人間的にも信頼を寄せられていることがうかがえます。
憧れの小栗旬が出演するドラマ『リッチマン、プアウーマン』を視聴したことをきっかけにエンジニアをめざすようになったという西尾。思い描いていた日々は、イタンジで実現しているのでしょうか。ノマドクラウド開発に際してのやりがいや、エンジニアとしてのキャリアビジョンについて話を聞きました。
エンジニアとして求めている環境は「手を動かせるかどうか」
− 西尾さんがイタンジの親会社であるGA technologiesに転職されたのは、2019年の1月ですよね。なぜ転職されようと思ったのですか?
「もう少しプログラミングがしたかったからです。前職では、インフラの障害への対応を担当していたので、保守がメインだったんです。実装もプログラミングもできる環境で挑戦したくて、その点を満たせる職場を探していました」
− 現在はそれが満たせていますか?
「そうですね。現在担当しているノマドクラウドも、すでに何年も動いていて多くのお客様がいるプロダクトですし、見方によっては保守の仕事とも捉えられるのですが、新機能の実装が頻繁にあり日々進化を続けているプロダクトなので、そういう意味では満たせています」
− 具体的にはどんな業務を担っているのか、もう少し具体的に教えてください。
「今言ったようにやることは主に『機能追加』と『保守』の2つに分けられます。
CS(カスタマーサクセス)のメンバーがいつもお客様と密にコミュニケーションをとってくれているため、お客様のニーズに合わせて機能を追加していったり、逆に不具合の報告があれば速やかに修正したりという業務です」
− なるほど。ノマドクラウドのチームの中で、機能追加と保守はそれぞれ担当がわかれているのですか?
「いえ、その区別はありません。それぞれのメンバーが要件定義から仕様決め、実装、リリース、効果検証、改善……というふうに全体に取り組めるため、飽きないのが魅力ですね。このようにPDCAを回したいという志向の方には楽しい環境だと思いますし、逆に自分の得意分野を見つけたいと思っている人にとっても、一通り経験できることでキャリアビジョンが見えてくるんじゃないかな、と思います。自分もその途上ですね」
− そうなのですね。西尾さんは今期からマネジメントもされていますが、仕事をする上で何か変わった点はありますか?
「マネージャーといってもあくまで役割ですから、タスク管理はしますが何かが大きく変わったということはありません。しいて言うなら、客先に出る機会が増えました。お客様と直接やりとりして機能の仕様を決めることがあるので、以前よりも対人スキルが求められているかな、と感じます」
今が楽しい、「不動産テック」!
− ところで前職は社員数が5,000人ほどいるような大企業でいらっしゃいましたよね。そこからベンチャーへ来ることに不安はありませんでしたか? また、入社後にカルチャーショックなどはなかったのでしょうか。
「ベンチャーといっても私が入社した際にはすでに500人くらい(GA technologiesグループで)の社員がいましたし上場もしていましたから、ベンチャーというイメージはありませんでしたね。なので不安も特にありませんでした。
前職時代と大きく変わった点は、意思決定までのスピード感です。やるって決めてからリリースするまでが、よくも悪くもとても早いんですよ。飽きないですが、疲れますね(笑)」
− 不動産テックへの挑戦についてはどう考えていましたか? それまでは不動産業界の経験や知識は何もなかったですよね?
「そうですね。エンジニアとしては正直業界へのこだわりはなく、先ほど言ったように自分で手を動かせる環境であれば満足なのですが、いざ不動産テックに参入してみて思うことは、そもそもデジタル化してない部分をデジタル化するのはやはり大きなやりがいになっています。顧客数も300万人と大勢いらっしゃるので、開発のしがいがあります。
また、現在ちょうどITANDI BB(管理会社向けサービス)とノマドクラウド(仲介会社向けサービス)の連携という大きい仕様変更に取り組んでいる最中なのですが、これにはとてもわくわくしています。今までスポットで作ってきたサービスが一つになり、この業界に今まで以上の影響力を生み出すというのは、作り手として楽しいですね」
− 不動産テックは今本当に盛り上がってきていますよね。今が一番おいしい時期なんじゃないかと、個人的にも思っています…。
職種を超えて、よいプロダクトを作るという文化がある
− イタンジの社風についてはどう感じていますか?
「部署を超えて、気軽に話しやすい雰囲気がよいなと思います。『開発が作って、営業が売る』という感じではなくて、どんな機能を作るか、どんな仕様にするかなどをCS(カスタマーサクセス)、営業、開発全員含めて相談できる環境です。
私たちエンジニアは不動産賃貸業の経験がないので、そのあたりはやはりBiz職のみなさんの知見を借りたり、お客様からヒアリングしていただいた現場の声を共有していただいたりすることがとても重要なんです。的外れな機能を作ってしまわないように、お客様の意見はいつもCSのメンバーを通して収集し、反映するようにしています」
− 制度面などで働きやすい点などはありますか?
「イタンジは休暇も取りやすいしフルフレックスなので、ワークライフバランスがとりやすいと思います。疲れたな〜と思うときは、帰りますって言えます」
− 体調が悪いときにだらだら業務するより、早々に体を休めて、体調のよいときに取り戻したほうがずっと合理的ですよね。逆に、イタンジにここが足りないと感じる部分があれば教えてください。
「そうですね……うーん。これは自分の考え方なのですが、あまり“ないもの”に対して“あればいいのに”と感じることがないので、特にないですね」
− すごい……足ることを知る方ですね……!
「いえいえ。実はイタンジに来てから半年くらい経ったとき、『新しいプロダクトを1から作りたい』という思いがあって再度転職を検討していたんです。
でもそのときにいろいろと考え直す機会があって、自分が手に入れたいものがあればまずは今の環境下で探し、そして自分の実力で掴むべきだなという結論に至ったという経緯がありまして。自分に実力があればそうしたプロジェクトも任されるようになるはずですから、足りないものを求める前にまずは自己研さんだなと」
− マインドセット一つで働く意欲って本当に変わりますよね。自身にもすごく刺さりました。最後に、どんな方がイタンジにフィットすると思うか意見を教えてください。
「コミュニケーションをとるのが苦じゃない人ですね。サービス間でも部署間でも、コミュニケーションをとる機会がとても多いので。また、技術よりも事業にコミットしたい方が合うと思います。イタンジ全体の考え方として、技術はあくまで手段、というものがあります。ですから、使いたい技術を使えないこともある。それでも目的を達成するためにどうやるかっていうのを推進できる人に来ていただきたいです」
− ありがとうございます!
客観的に見ても、プロップテック(不動産テック)は今本当に盛り上がりを見せている分野だと思います。世の中にインパクトを与えるプロダクトが作りたい、そう考えている方はぜひ一度お話させていただけないでしょうか?
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