【FT事業部】FinTechとBeautyTechの両ビジネスを事業部長・副事業部長が解説 | 管理職インタビュー
こんにちは!アイティアクセスの採用広報担当です。今回は自販機向けクラウドサービスや美容向けクラウドサービスを展開しているFT事業部の奥原和延事業部長と後藤知貴副事業部長に話を伺いました。FT事業...
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こんにちは!アイティアクセスの採用広報担当です。今回は新しい価値創出を担当する増田常務取締役に話を伺いました。
主要事業のひとつである決済端末事業のなりたちから今後の価値創出に関する考え方、またアイティアクセスが持つポテンシャルや求める人材像まで幅広く語っています。ぜひご覧ください!
常務取締役の増田修一です。学生時代はメカトロニクスの分野に進みたいと考えて、新卒でシステム開発会社にエンジニアとして入社し、ハードとソフトの両面からシステム開発に携わりました。
ロボットや各種自動化設備の制御系機器を開発していましたが、急成長して株式公開企業になったんです。在籍していた約5年の間に数十名だった会社が400名以上になりましたから、貴重な経験を積ませていただいたと思っています。
でも、上場するとコンプライアンスが厳しくなるなど、さまざまな制度が厳格に運用されるようになりますよね。自由でベンチャーらしい風土が次第に失われ、いわゆる普通の会社になっていきました。
そんな中、自分の中では制御より上層のアプリケーションについてスキルを高めたい気持ちが強くなっていましたから、エンジニアリング会社に転職しプラントエンジニアになったんです。物流、船舶に飲料、飼料業界などの制御系アプリケーション開発に従事したり、韓国で鉄鋼製造のハンドリングシステムの開発にも携わったりしましたね。
その後、特殊用途向けの米国大型コンピュータ企業の機器を扱う代理店を経て2002年、アイティアクセスに入社しました。設立直後ともいえる時期でしたからまだ20名もいない会社で、初期のかなり混沌とした時代でした。
入社後は現在のFT事業部にあたる新規事業部の立ち上げにともなってグループリーダーから事業部長、執行役員を経て現在は常務取締役としてFT事業部を中心に全社の価値創出を担当しています。
FT事業部ではFinTech事業としてクラウド型決済サービスを提供しており、とくに自動販売機向けの決済端末では累計出荷台数20万台を超えるなど多くのお客様にご利用いただいています。
FinTech事業はもともと、セキュリティの暗号モジュールを活用したビジネスとして世界的に展開するメーカーの社員証決済を担当したのがきっかけでした。各国で使えるよう、Felicaをはじめアメリカやヨーロッパなど各種の規格に適合させる必要があったんです。
それぞれの規格に合わせた開発を進めるうちに、決済端末に関するさまざまなノウハウが社内に蓄積されていきました。その後、クラウド決済が新技術として注目されるようになり、アイティアクセスのFinTech事業は飛躍的に発展していきました。
従来は端末側で決済処理を完結させる形態が主流でしたが、クラウド決済ではネットに接続して処理します。当時アイティアクセスはブラウザーをはじめネットにつなぐ技術に強みを持っていたので、電子決済をクラウド処理する決済端末なら自社の強みを活かせると考えたんです。
でも、最初から自動販売機向けの端末を開発したわけではありませんでした。当初は家庭向け機器に決済機能を付けようと考えていましたが、その後、クレジットカードでのEC決済が主流になるなど、決済端末が必要ないシーンも多くありますよね。
クラウド決済端末を普及できるのはどんな分野だろう、と試行錯誤した時期でした。
クラウド型決済サービス事業を開始した当初、自動販売機メーカーとは面識もない状態でした。当時、SUICAやPASMOなどFelicaが使われていましたが、アイティアクセスでは複数の決済方式に対応できれば可能性が広がると考え、現在の端末の原型となる組み込み機器を展示会に出展したんです。
すると、たまたま大手飲料メーカーの方から「これって自動販売機に使えますか?」と聞かれたんです。その時は正直、大丈夫かどうかわからなかったのですが、「技術的には大丈夫ですよ!」と答えました(笑)。
「ぜひ話を聞かせてほしい」ということになりましたが、実際に納品するまでにはいくつものハードルをクリアする必要がありました。
「自動販売機向けの決済端末は求められる仕様や要件が多く、参入には一定の準備が必要でした。仕様書を入手するにも煩雑な手続きが必要でしたし、もちろんコスト的な問題もありました。
大手飲料メーカーからの要望もハイレベルでしたから順調に行ったわけではありませんでしたが、社内の皆さんのご協力を得て、最初の端末をリリースできました。当時はクラウド決済がまだ一般的ではなく、価格面・運用面でも導入しやすい形を実現できたので、一気にシェアを拡大させていきましたね。
FT事業部はそんな流れで途中QR決済機能を加え、直近ではクレジットカードのタッチ決済の難易度の高いとされる技術をさらに取り込んで展開を始めて現在に至っており、成長を続けています。
アイティアクセスには決済だけでなく、セキュリティやブラウザーなどいくつもの領域において高度なノウハウがあります。こうした強みを組み合わせ、時代を先取りする価値を創出することが会社の発展にとって欠かせないと考えています。
自動販売機向けのクラウド型決済サービス事業も現在は非常に好調に推移していますが、いずれは成熟期を迎えるでしょう。下降トレンドの到来を見据えて、新たな価値を創出しておかなければなりません。
価値創出において大切なのは「マーケットアウト」の考え方だと思っています。ミスミを創業した田口弘氏が提唱する、顧客視点でニーズを深く理解し新たな価値や体験を創造するビジネスモデルです。
未来のお客様ニーズを予測し、企画して製品化しヒットに結びつけるモデル、と考えればよいでしょう。ですから、アイティアクセスが次に考えるべきなのは、スマートフォンを使って自動販売機で決済するライフスタイルの延長線上には何があるのか、どんな世界になっていくのかという点です。
ピンポイントに予測するのは非常に難しい。でも、近い状態であれば、わずかにアジャストするだけでピンポイントに近づけることができます。そこに向かって技術を蓄え、準備しておく必要があると考えています。
詳しくは申し上げられませんが、決済のすそ野が広がっていくような世界を実現していく予定です。人々のライフスタイルが大きく変わっていくのではないでしょうか。そんな世界を創り上げていくのが、私の考えるアイティアクセスにおける価値の創出です。
私自身が新しい事業をメンバーとはじめられたのは、CS事業部の持つインターネットに接続するブラウザー技術、ADV事業部の組み込みドライバーを作ったりOSを移植したりする技術など、全社的な強みを活かせたからです。そこに私が担当していたセキュリティ技術を組み合わせて、ネットにつなげた決済ビジネスにたどりつけたわけです。
こうした点から、アイティアクセスは技術的な下地が非常に強いのがポテンシャルと考えています。これからも、ネットにおける基礎体力と言ってもいい部分の強みを活かしたビジネスで競争力を高めていきたいですね。
また、製品開発だけでなく運用まで含めてサービスを形成できるのも、アイティアクセスが持つポテンシャルのひとつです。端末をサポートしたりシステムを安定稼働させたりするためには、AIによる効率化だけでなくアナログなノウハウも不可欠だからです。
とくにお客様向けのサービス運用、サポート業務ではすべてを自動化するのは難しく、最終的に人間が関与する必要があります。サービス運用、サポートの役割を担えるセクションを持っているのは、技術系の企業ではあまり多くありません。
製品を開発し販売、サービス運用していくためには、コールセンターのような一次窓口だけでなくAIだけではできない二次対応スキルが求められますから、そうしたノウハウを持っているのも強みと言えます。
アイティアクセスには約100名が在籍していますから、社員の皆さんが働きやすくやりがいを感じられる環境をどのように作ればいいのかを考えています。
組織が大きくなってくると、部門ごとに壁ができたりしますよね。もちろん、各事業部長は業績を支える役割を担っていますから、ビジネスにおいては自分の事業を優先してしまうのは仕方ありません。
そのため、部門ごとの壁を低くするためには、各組織を横断するミドルクラスの皆さんによる積極的な行動が大切だと考えています。ミドルクラスの社員の方々の手で未来に対する取り組みを楽しみながら全社的に推し進めていくということです。
それから、経営陣と社員など縦の距離を縮めるための施策も重要です。アイティアクセスでは25周年パーティや半期に一度のキックオフ、忘年会など、社員と役員が一緒になって実施するイベントを数多く企画しています。
髙橋社長もイベントでは積極的に社員の間を回って話しかけるなど、経営陣と社員の距離を縮めるよう取り組んでいます。わたしはいつも笑顔で楽しそうにしている姿勢を感じていただけるよう心がけています。
「また増田が変なことやってるな」と思われているかもしれませんけれど(笑)。
アイティアクセスでは、チャレンジを恐れずにいろんなことに貪欲に取り組む前向きなマインドを持つ人材を求めています。職種ごとに必要なスキルセットはもちろんですが、アイティアクセスはまだまだ伸びしろのある会社ですから、成長をさらに加速させていくために新たな挑戦を続け、外に向かっていろんなことをやっていこう、という姿勢の方であれば会社も伸びますよね。
スタートアップに興味を持っている方々にも、アイティアクセスを知っていただければと思います。私たちが向き合う市場はとても大きいのが特長です。
そして、アイティアクセスはネットワーク技術や決済技術をはじめ、成長に不可欠な要素をすべて持っている会社です。それらの技術からどんなアイデアで価値を作り出していくのかが問われており、さまざまな可能性がありますから、ワクワクする何かをしてみたい、と思う方に来ていただければと思います。
何をしたいのか、決まっていなくてもいいんです。何かしたいと思う気持ちが大切ですから。
いろんなことができるでしょうし、例えば将来的に転職するにせよ、アイティアクセスの環境で取り組んだ経験は有益だと思います。何かやってみたい、とお考えの方は、ぜひアイティアクセスに話を聞きに来ていただければと思います。
(取材日:2026年1月9日 聞き手:垣本陸)