前回は、とりあえず言語を1つ習得してしまいましょう。というお話をしました。そこで、今回は、もう少し具体的なところにふれたいと思います。
最初にマスターすべき言語として「習得難易度が高い言語」と「習得難易度が低い言語」のどちらから始めた方がよいのかよく質問されるのですが、私がおススメなのは、『習得難易度が高い言語』かなと思っています。
「初学者でいきなり難しい言語?」という意見もあると思いますが、がっつりプログラミングを学びたいのであれば、難しいものを選んだ方が良いと思います。それはなぜかというと、「習得難易度が低い言語」は他のプログラミング言語に転用(使いまわし)できるところが少なく、言語習得の度にまた新しくアップデートをしてし続けないといけないこと、またそれが自分自身の知識の「手戻り」になってしまうことが多いからです。
プログラミング言語を勉強して難しいと思う瞬間は、「覚えるべきルールが多い」と思った瞬間ではないでしょうか?その覚えるべきルールを少しずつアレジャナイ、コレジャナイしていくうえで覚えていくよりかは、一度にドンっと関連を付けて覚えた方が効率はよいです。
また、プログラミング言語知識のアップデートは実際に仕事を実施していきながらしていくことが多いです。その中で、「このルール知らない」とはプロとしてのエンジニアの中ではなかなか言いづらいものなので、「知っているけれども忘れていたので思い出した」であるべきなのが周囲との仕事も円滑に進むようになります。
一度、足し算を覚えて、掛け算を解くためにどのようにアップデートしようかを悩むよりかは、はじめに掛け算九九を覚えてしまった方が後々に苦労が少なくてすむ感じです。
さらに「とりあえずプログラミングを体験したいんだ!」という方に、HTMLやCSSを学ぶ方が一定数いらっしゃいますが、実はHTMLなどはタグを操りさえすれば画面表示が生成できる「マークアップ言語」と呼ばれていて、プログラミングではありません。よって、HTMLなどを学ぶということはプログラミングを学ぶということとは異なり、プログラミング技術の習得にも実際には役立てていないことが事実としてあります。
こんなことから私たちが特におススメしているのは「Java」です。
理由については次の記事で紹介していきます。