当社は、2023年3月16日開催の取締役会において、当社の100%連結子会社であるインヴァストキャピタルマネジメント株式会社(以下、「ICM」といいます。)の事業の一部を廃止することについて決議いたしましたので、以下のとおり、お知らせいたします。
1.事業廃止の理由
ICMは、2018年7月31日付でインヴァスト証券株式会社(以下、「インヴァスト証券」といいます。)が株式の全部を取得し、その後、インヴァスト証券から当社に、ICM株式の現物配当を行ったことから、当社の100%子会社となっております。
当初の株式取得目的として、不動産事業者向けプロジェクトファイナンス(不動産事業者が土地・建物を購入する際の、仕入資金の融資を行う)を中心とした不動産担保ローン等により、既存の主力事業とは全く異なる収益機会を獲得すること、および、不動産特定共同事業法の改正により、一定の要件を満たす不動産事業者等が投資家から資金を集めることが可能となる等、ミドルリスク・ミドルリターンの投資商品として展開することを想定しておりましたが、ソーシャルレンディング等を取り巻く外部環境の変化から、不動産事業者向けプロジェクトファイナンスに注力する形で事業を展開してまいりました。
しかしながら、自己資金を含めた経営資源を、当社グループ内の成長性の高い事業領域に再配分する観点から、2023年4月15日に期限を迎える貸金業登録を更新せず、当該事業を廃止することといたしました。
2.廃止事業の概要
(1)事業子会社の概要
(2)事業会社の経営成績
3.日 程
4.今後の見通し
ICMは、貸金業登録を廃止いたしますが、当面の間、残債権の回収のみを行う「みなし貸金業者」として存続する予定です。2024年3月期中に、清算またはグループ会社への吸収合併等の組織再編を行う予定です。
本件による今期業績に与える影響は軽微でありますが、今後、業績への重大な影響が認められる場合には速やかにお知らせいたします。
以上