【鶴見豪常務取締役インタビュー】新規事業開発は複数の領域でサービスを準備中 | インタビュー
インヴァスト株式会社で新規事業を担当する鶴見豪常務取締役にお話を伺いました。同社が展開していく新規事業開発の領域をはじめ、採用における課題や求める人材について語っていただいています。 ーインヴァスト株式会社における鶴見常務の役割についてお伺いできますでしょうか。 ...
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2022年8月に新規事業開発担当として入社したばかりの新入社員である大谷真氏に、入社したきっかけや現在の業務、将来の目標について話を伺いました。
大手金融機関からインヴァストに入社して感じたカルチャーギャップや、趣味についても語っていただいています。
-大谷さんのご経歴について教えていただけますか。
8月1日に入社して、現在ほぼ2ヶ月が経過したところです。
入社までの経緯をお話すると、私はもともと早稲田大学の第一文学部で美術史を専攻し絵画の歴史などを勉強してから、新卒で明治安田生命保険相互会社に入社したんです。明治安田生命では本社で営業や営業推進の業務を経験し、それからみずほ銀行に転職しました。
みずほ銀行では一通りの業務を身に着けた後、営業職としてみずほ証券に出向し主にリテール部門のお客様である企業のオーナーや社長といった方々とお仕事させていただきました。
銀行では、ある程度成績を上げると関連の証券会社へ出向してこうした経験を積むケースが少なくないんですね。みずほ銀行に籍を置いていたうち、4年間がみずほ銀行でリテール営業。1年間はみずほ証券でリテール営業としての業務に就いていたことになります。
大手金融機関の場合、新卒採用が中心ですから私の時は中途採用が全国で4人しかおらず、貴重な体験をさせていただいたと思っています。そして、今年の7月末にみずほ銀行を退社し翌日からインヴァスト株式会社に入社したんです。
-大手金融機関からインヴァストへの転職という道を選んだのはどのような理由からでしたか?
みずほ銀行やみずほ証券に悪い感情を抱いて辞めたわけではないんです。友人も非常にたくさんできましたし、今でも多くの方々とつきあいがあります。
ただ、大手金融機関のリテール部門はどうしても富裕層に特化した営業体制になってしまっているんです。限られた富裕層のお客様を重点的なターゲットとするのはメガバンクならどこでも行っていることですから仕方がないのかもしれません。
でも、学生の頃から、もっと幅広い層のお客様に対して日本人の金融リテラシーを高めるような仕事をしたいと考えていたんです。
私は34歳で、ちょうど企業内で中堅にさしかかる年齢になってきたので、自分のキャリアを見つめ直し学生の頃に描いていた夢を実現できる会社はないだろうか、と探したところインヴァストに出会いました。
インヴァストはミッションが「世界をもっと、良い場所にする。」でビジョンが「2025年までに全世界で1,000万人の利用者を持つ金融ソリューションを創る」ですよね。まさに私の希望と合致していたんです。
もちろん、みずほ銀行やみずほ証券も魅力のある企業ですし、仕事のやりがいも十分でした。そのため、絶対に転職したいと考えていたわけではないのですが、「世の中を変える」という視点で取り組めるのはインヴァストなんだろうな、と感じたのを覚えています。
また、人生は一度きりですから、少しでも世の中のためになるような仕事ができたらもっと自分でも楽しめるだろうし、充実するだろうなと考えて転職したんです。
ですから、前の会社は人間関係も良かったし仕事も充実していたのですけれど、自分の考えにピッタリと合うインヴァストという会社と出会え、とてもポジティブな転職だったと解釈しています。
-現在の業務について教えていただけますか。
まだリリースしていない新しいサービスを担当していますので申し上げられないことも多いのですが、新サービス開設に向けたアンケートやインタビューなど調査・マーケティングを日々行っています。
想定しているサービスを利用する方へのインタビューや、お使いいただくターゲット層に対する調査が中心ですね。リサーチやマーケティングとは言え、意外に営業的なスキルも要求されるので、前職の経験を活かしながら取り組んでいます。
業務の進め方はとても自由です。上司からは「こうやれ」という指示がほとんどなく、ターゲットのリストアップから調査の手法まで自分で考えて実行し、最終結果だけを報告するんです。
そのため、仕事では普通使わないようなアプリを片っ端からダウンロードして1日中試したりする場合もあるなど、営業職としてお客様先への訪問が多かった前職とは全く異なる生活を送っています。
もちろん、上司である鶴見常務には適宜、意見を伺いながら進めてはいますが、基本的には好きなように進められるので非常に楽しく毎日を過ごしています。
鶴見常務がお忙しいときは、先輩の鎌田さんに質問してアドバイスをいただいています。声をかければすぐにきめ細かく相談に乗っていただけるので、とてもやりやすい環境です。
それから、前職は大手金融機関だったのでどちらかと言うとルーティンな仕事が多かったんです。業務における仕組みができあがっていたので、考えなくても進めていける面が強かった。
でもインヴァストでは自分で考え、改善しながら業務を進めていく必要性が高いので、やってみると自分に向いているな、と感じています。まだ入社して2ヶ月ですから目立った成果をあげたわけではありませんが、Twitterのアカウント開設とフォロワー集めを行ったんです。
2,000名のフォロワーを集める目標に対して、自分なりに試行錯誤しながら工夫した結果、2ヶ月弱で1,000名近くまで増やすことができました。工夫と努力の過程が結果に表れ、評価される環境がとても気に入っています。
インヴァストは勤務環境もフレキシブルですよね。私は鎌倉に住んでいるので、夕方からのインタビューは会社を早めに出て自宅で行うといった形で行うことができるのも助かっています。
業務への取り組みだけでなく、時間の使い方も自由度が高いのでとても働きやすいと感じています。実は、最近まで板橋区に住んでいたのですが、インヴァストは柔軟な働き方ができる会社なので、実家のある鎌倉に戻ることができました。
働きやすい環境でワークライフバランスを充実させることができる点も自分にとっては魅力で、プライベートには満足できていますし、やりたい仕事を好きなようにやらせていただいているので、とても充実した毎日になっています。
-インヴァストはリモートワークを推奨していますが、現在は基本的に出社しているんですか?
はい、リモートワークでもいいと言われているので自宅で仕事をしてもよいのですが、先輩の鎌田さんが出社していることが多いので、すぐに相談できるよう基本的には出社するようにしています。
実のところ、金融マンとして長年働いてきましたので、なぜか朝はやく出社してしまう習慣が身についているんですよね(笑)。
インヴァストに入社した際も、最初はスーツで出社していたんです。みんなは「スーツじゃなくていいよ」と言ってくれたのですが、新入社員だしさすがにまずいだろうと思っていました。
でも、社内でスーツを着ている人がいないので逆に浮いていた上に、川路社長からも「スーツ着てこなくていいよ」と言われてしまいまして(笑)。
自分の中ではかなりのカルチャーギャップで、カジュアルな服装で出社するのに抵抗はあったのですけれど、結局1週間でスーツはやめました。ラフな格好に慣れてしまうとラクでいいですね(笑)。
-業務上、戸惑いを感じるような場面はありましたか?
そうですね、ヒントは与えてもらえるのですが、自分で考えて失敗することを良しとするカルチャーに戸惑いがありました。銀行や証券は失敗が許されず、何かに挑戦するのが難しい環境だったためです。そのため、失敗することに慣れていない面があるんですね。
例えば1週間かけて作成したアウトプットに対して、「全然ダメ。アプローチが違うよ」と言われてしまう場合があります。そんな時、自分の中ではまるで世界が終わってしまったかのように落ち込んでしまうんです(笑)。
でも、社内ではぜんぜんそんなことなくて「誰でも通る過程だよ」という反応なので、いちいち落ち込んでいてはやっていけないな、と今は思っています。裁量がとても大きい会社なので、自由な分、打たれ強さも必要なのかもしれません。
また、自分をコントロールしながら業務を進めなければいけないので、インヴァストでは加えて頭を非常に使います。正直、今までは意識していなかったのですが、頭を使っていなかったんだなぁ、と実感しているところです(笑)。
そのため大変ではありますけれどもワクワクしますし、日々新しい経験を積めているので幸せな毎日だと感じています。大手金融機関では若い時から決まりきったレールの上を走るような会社生活ですから。
保険会社から銀行に転職した際には、商品・サービスに違いはあってもやっている業務が似ていたので違和感はありませんでしたが、今の経験は全く異なっているのでとても新鮮です。
インヴァストでは私のような年代も受け入れ、新しい分野にチャレンジするチャンスを与えて自由に成長させてくれる。懐の深い会社だなぁ、という印象を強めています。
-大谷さんにとっての目標やキャリアプランをお話いただけますか。
サラリーマンとしてはもちろん、職位をステップアップさせていきたいです。現在のシニアアソシエイトからバイスプレジデントやマネージャーになっていきたいですね。
入社してから取り組んでいる業務は走り出そうとしている事業に途中から参加した形ですから、次は新しいサービスをゼロから作ったり、プロジェクトの最初の段階から組み立てに参加したいです。
そしていずれは自分のチームをまとめて全体を俯瞰できるポジションでいくつものプロジェクトをパラレルに進めるような経験をしたいと考えています。
金融機関ではそれなりに評価され、ひょっとしたら出世コースに乗っていたのかもしれないと思っているのですが(笑)、仕事は上から「やれ」と言われたことをその通りにやるだけなので面白いとは言えなかった。
インヴァストでは自分ならではの持ち味を出しながら仕事に取り組めるので、とてもやり甲斐がありますし、優秀な方々の中で上に立ちたい、という思いを強くしています。
それから仕事以外の話になってしまいますが、フルマラソンにもう一度チャレンジしたいと思っています。20代の後半にフルマラソンに出場して2時間42分で完走という記録を出し、市民マラソン11,000人の参加者中6位になったことがあるんです。
達成感はあったのですが、その時は「これ以上、上を目指しても何になるんだろう」と感じてしまい、やる気が失せてしまったんですね。
というのも、フルマラソンで3時間を切るレベルになると、5分縮めるのが死ぬほどきつくて、2時間40分台と2時間50分台では雲泥の差、と言ってもいいくらいなんです。ですから、「これ以上タイムを縮めるための努力をしてもなぁ」と感じてしまいまして。
でも、30代になってから今度は35歳以上のマスタークラスなどで記録を出したいな、と考えるようになってきました。もう一度、トレーニングをした上で20代よりさらに上のレベルに挑戦したいと思っています。
-大谷さんが入社して感じた点を、求職者の方へメッセージとして伝えてください。
私はインヴァストのビジョンに共感し新規事業開発に携わりたいと考えましたが、ほぼ営業経験しかなかったし、若手と言える年齢ではなかったのでとても不安だったんです。野球選手がサッカーチームに入るようなものですから。
心配でしたが、入社して仕事してみるとヒントを与えてくれて自由にやらせてもらえ、失敗も許容してくれる土壌があったので本当に安心しました。皆さん、何でも教えてくれますし親切に相談にも乗ってくれる。
その上、社員同士が仲良くて、同僚と昼休みにキャッチボールしたり、考えが煮詰まると近くを散歩して気分転換するのにつきあってもらったり。自由で伸び伸びとした環境でリスクを恐れずに仕事ができるんです。
新しいモノを作ってみたいけれど、経験がないから今の仕事を頑張るしかないか、と考えてしまい挑戦をためらっている方がいたら、ぜひエントリーしてみてほしいな、と思っています。
インヴァストには外国籍の方もたくさんいますが、同じ金融業界で営業をしてきた私にとってさえ、別の世界に来たような気持ちで仕事できています。
(取材日:2022年10月6日 聞き手:垣本陸)