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【プロダクトマネージャー】ゼロベースから新規事業の創出を任される環境がやりがいの源泉

インヴァスト株式会社のプロダクトマネージャーとして勤務している村上哲平氏に、新規事業開発におけるプロダクトマネージャーとしてのやりがいや業務について話を伺いました。

求められる価値創造を実現するために必要な姿勢やプロダクトマネージャーを目指す方向けのメッセージなどについて語って頂いています。

プロダクトマネージャーとしての経験積むためインヴァスト入社

-プロフィールをご紹介頂けますか。

前職はITのスタートアップで働いていましたが、一般的な就活生ではなかったという意味でキャリアの始まり方としては普通ではなかったのかなと思っています。と言うのも設立してまだ間もない、社員が10人にも満たないベンチャー企業で学生時代にインターンを経験、そのまま入社したんです。

当時はマンションの一室で、やっているうちに楽しくなって他の会社への就職も考えたんですが、これから上場を目指して成長していく機会に携われる経験はなかなかできないな、と思ったんですね。

業種は金融とは関係のない、スキルシェアに分類される会社でしたが、エンジニアとしてWeb開発を幅広く担当する形でキャリアをスタートさせました。インヴァストへの入社は初めての転職で、私にとっては2社目となります。

-前職のベンチャー企業からインヴァストに転職した際のきっかけはどんな点にあったのでしょう。

副業向けのサイトに登録したところ、常務取締役の鶴見さんに声をかけていただいたのが最初の接点でした。

自分でもこの先のキャリアをどうしようかと考え転職活動をしようかどうか迷っていたタイミングだったので、転職を想定した副業を選択肢に入れていたのですが、そんな時に鶴見さんからメッセージが届いたので話を聞いてみたんです。

-前職の会社でキャリアをどうしようと考えていたのはどんな背景からだったのですか?

ちょうど、業務が一区切りついたタイミングだったんです。当時、従業員数が200人近くにまで成長し、組織の形もベンチャーながらきっちりしてきた段階で業務が細分化していったんですね。そこに自分の中で葛藤が生じていたんです。

そのまま残ってキャリアを積み重ねるという選択肢もあったんですが、自分の中では社歴が長くて会社の事情をよく知っているから仕事をこなせているだけではないのか?という不安がありました。違う環境で全くのゼロベースから別のプロダクトを担当した時に、果たして自分のスキルは通用するのか試したかったというのが本音です。

前の会社に対しては、むしろ辞めてからいい会社だったなと再認識しているくらいなんですけれども、当時はもっとチャレンジしたいという部分が大きかった。

-鶴見常務からのメッセージとは、インヴァストの業務を副業として担当する話だったんですか?

今も関わっている業務の分野で新規事業をこれから立ち上げるから一緒に創っていこうよ、と誘われたんです。それで、面白そうだなと思って(笑)というのが正直なところでした。金融に興味があったかというとむしろあまりなかったと言ったほうが良いくらいで、何か新しい事業を興すんだという部分に関心を持ちました。

ガチガチのデイトレーダーとか既に投資している人々ではなく投資潜在層、これから投資をしていきたいと思っているけれども不安を抱えていたり難しいイメージを持っている層に対して何かできないか、という課題に対しても共感できたんです。鶴見さんの話から、投資家向けに学習とメディアを掛け合わせた教育的なサービスを生み出そうとしているんだと理解したんですね。

幸い、前職で携わっていたサービスにもメディアという面があったので、6年くらい開発して運営してきた部分のノウハウを活かせるかな、と感じてインヴァストへの入社を決めました。職種もエンジニアからプロダクトマネージャーサイドに寄りたいな、専門性を磨いていきたいなと考えていましたので、プロダクトマネージャーとしての経験を積める点が決め手となり2021年11月に入社したんです。

入社までの期間、8月からの3ヶ月間は週1回のミーティングで意見を述べたりなど副業として携わってからの入社という形でした。

プロダクトマネージャーとして「Bibroをもっと面白く変えていく」価値創造を担当

-現在はどのような業務に携わっていらっしゃるのでしょうか。

パーソナライズしたお金と投資の書籍を要約して配信するアプリである「Bibro」のサービスを作っています。これから投資をはじめよう、始めたほうがいいと思っているけれども何となく難しいと感じている方向けのサービスです。

Bibroのプロジェクトは現在フェーズ2の段階を進めています。自分はフェーズ1を作り始めた途中から参加したのですが、まだまだ価値を十分に提供できていないと感じていますので、フェーズ2以降ではユーザー体験をもっと面白くするために大幅な変更を加えていく予定です。

Bibro公式サイト

最近2~3年の間に積立てNISAやiDeCoが普及してきましたが、これらをやってみたけれども他に何かできる投資はないんだろうか、やってみたいけれども損するんじゃないか、という方々は少なくないんです。

そこで、彼ら向けに理解のギャップを解消するための投資学習メディアとしてアプリを開発するプロダクトマネージャー業務を担当しています。まだまだ、周囲の方々にサポートしてもらいながらですけれども(笑)。プロダクトマネージャーは様々な領域の業務があるので難しいですが、いわゆる開発のディレクションをしたり、要件定義をしたりなどの仕事が中心になっています。

-インヴァストは開発に業務委託エンジニアを活用していますが、外部の方々と一緒に働く上で、何か感じるギャップはありますか?

前職とのギャップから非常に苦戦した部分はありました。というのも前の会社ではチームで作るという感じで、内部のスタッフ同士が「あうん」の呼吸で動きながら進めていたんですが、当社では業務委託エンジニアの皆さんがリモートで開発作業を行っています。

そもそも北海道など物理的な距離が離れている方もいますし、本職があって夜に副業として仕事をする方や木・金など限られた曜日に活動する方など、それぞれがライフスタイルに合わせて開発を進めているんですね。開発体制はイマドキと言えるかもしれません(笑)。

そのためリモートで開催される週1回の会議を通じてハンドリングしていく必要があり、とても苦労しましたが試行錯誤しながら成長する機会を与えてもらったと感じています。

「自分がミッションを創り出す」気概で新規事業生み出せる環境がやりがいの源泉

-現在の仕事でやりがいを感じる点はどこでしょうか?

責任の部分ですね。前職では方向性の大枠をリーダーシップのある創業者が示して、その世界観に沿って皆が作っていく感じだったんです。

でもインヴァストではコーポレートのビジョンやミッションはもちろんありますけれども、それぞれのメンバーがプロジェクトリーダーとして新事業を生み出していってください、さぁどうぞ、というスタンスなんです(笑)。もちろん、取締役など経験豊富な大人がサポートしますから安心してさぁどうぞ!という形なんですけれども(笑)。

そういう、任されている部分にやりがいを感じると同時に、プレッシャーとなる要素にもなっています。大げさかもしれませんが、自分がミッションを創り出す、という気概を持ってゼロイチで新規事業を生み出せるところがやりがいとしては大きいですね。

-能動的な姿勢が求められるわけですけれども、自分が考えて動く必要がある環境で、ベンチマーク的に参考になる上司や先輩はいますか?

そうですね、前職では直属上司を目指せばよかったのですが、当社には優秀な外部のプロフェッショナルの方が何人もいるので、バランスを取りながらやっていかないと厳しいと感じる部分があります。皆さんタイプが様々ですから。

もちろん、プロダクトマネージャー界隈で活躍している方々についても参考にさせて頂いているんですが、プロダクトマネージャーは製品・サービスのフェーズごとに必要となる業務スキルが異なりますので難しい面もあります。

現在、ベンチマーク的な参考として近いのはプロダクトマネージャーとしての上司ではありませんが鶴見さんですね。ビジネスの構築からITに関しても広範に詳しいので、引っ張ってもらいながら師匠的な存在になっていると思います。

鶴見豪常務取締役インタビュー

-入社してからの失敗談や苦労した点はありますか?

そうですね、失敗だらけなんですけれども、入社してから最初に感じた壁はリーダーシップの面で少し弱い部分があるので頑張らないといけないな、という点でした。自分がプロジェクトを牽引していかなければなりませんので、プロジェクトを回していくために強いリーダーシップを発揮する必要があると感じたんです。

特に外部のプロフェッショナルの方々は自分より年上の場合が多いんですね。はじめのうちはリーダーシップを発揮することにこだわっていたからか、わからないことに対して強がっていた部分がありました。

でも、そのうちにわからないことはわからないと素直に言うのも大切だなと気づいたんです。当初は全部背負い込みがちだったのですが、わからないことはわからないと言うようにしたら皆さんが丁寧に教えてくれるようになったので、リーダーシップのあり方については乗り越えられたのかなと思っています。

あとは自分の意見を明確にすることを意識するようになりました。前の会社では何となくフワフワしていた部分があったんですけれど、当社ではプロダクトマネージャーとしての自分のポジションを明確にした上で意見を述べる必要があるので、相談する際にも無思考で相談するのではなく、仮説を持った上で相談するように心がけています。

ですから、非常に頭を使わなければいけないので本当に大変ですが、これがプロダクトマネージャーか、としみじみ感じながら仕事しています(笑)。

また、プロダクトマネージャーとしては同じ目線で話せる同年代の同僚という存在がいないのが少し寂しいです。私がこうしたいと言えば環境を整えてもらって予算も与えられるので、その意味では恵まれた環境だと思います。

自分が作ったと言えるサービス生み出しPMとして一人前になるのが目標

-将来のキャリアプランや目標を教えていただけますか。

まずはプロダクトマネージャーとして2~3年以内に一人前になることを達成したい目標として考えています。何を以て一人前かは難しいですが、自分が作ったと言える製品・サービスを生み出すことですね。

入社してから、鶴見さんが出ているミーティングに参加して雰囲気を掴み、インプットを繰り返す時期が1ヶ月くらい続いたんです。企画段階のサービスを検証したりすでに動いている大規模なプロジェクトのスクラムMTGやマーケティング定例MTGに参加しました。

でも、いまはプロジェクトを担当するようになったのでプロダクト開発についていつも考えています。責任の範囲も明確化されたので、Bibroのフェーズ2プロジェクト成功を自分自身のステップアップにつなげると共に、一人前のプロダクトマネージャーになる契機にしたいですね。

-現在は村上さんもリモートワークが中心なんでしょうか?

入社して最初の頃は出社していましたが、今は週に2回くらいのバランスで、あとは自宅で仕事しています。外部のエンジニアの方をリモートでディレクションする環境なので、完全なテレワークでも良いのかもしれませんが、社内では人によって対面の方がいい、という方もいますから。

そこで出社してコミュニケーションを取り、円滑に進むようになったら業務をルーティン化してリモートに切り替えたりもしています。でも、新規事業開発は様々な切り口から考えてサービスを創り上げていきますので、自宅で悶々と考え続けるのもなかなか辛いんですね。

そういう時は出社してメンバーと軽い雑談をするとモチベーションが上がります。月曜日に出社してエンジンをかけて(笑)勢いがついたら家で集中して作業するといったメリハリは意識するようにしています。

-週2回の出社だとプライベートの時間も充実すると思いますが、どのように過ごしていますか?

仕事は大変なんですけれども、時間的に大変というわけではないのでプライベートの時間は確保できている方なのかな、とは思います。家でリモートワークする時はごはん作って食べてとか、仕事以外は至って普通です(笑)。

でも、最近はジムに通い始めました。あとはNetflixで映画やアニメ見る、読書をする時間は確保できていますので、仕事以外の生活も充実していると感じています。

チャレンジできる領域はたくさん「オレが新規事業作っていく」意気込みの方に来てほしい

-インヴァストの社風について教えていただけますか?

社風はけっこう特殊だと思います。自分は2社目なのであまりいろいろな会社に詳しいわけではないんですが、大企業とスタートアップの中間のような感じです。よく言えばいいとこ取り、悪く言えばふわっとしているというか、何でもどうぞやってください、みたいな(笑)そういうところですね。

大きな会社だと業務委託を活用する場合が多いと思うんですけれども、スタートアップの場合は自前主義と言うかコストをかけずに自分で作るという面がありますよね。インヴァストは少数精鋭でプロジェクトリーダーとして主体性と裁量を持って進めていき、実行フェーズに移れるものは外部のリソースも活用して進めます。

Bibroのチームはインターンや業務委託が6名、デザイナー、ライター、Biz側のメンバーを入れると10数名でプロジェクトを進めており、そのうち社内のメンバーが4人なんですけれど、コミュニケーションは活発で定例ミーティングを行っています。

鶴見さんはリモートが多くて、3人出社してミーティングしているんだけど鶴見さんだけリモートの場合もよくありますので、そういう自由なカルチャーがインヴァストの社風と言えるのかもしれませんね(笑)

-最後に、プロダクトマネージャーを目指している方にメッセージをお願いします。

当社では裁量を持って仕事ができるので、ゼロイチに関わりたい、チャレンジしたいという方と一緒に仕事したいと考えています。様々なバックグラウンドを持つ方が集まっていますので、純粋に自分でプロダクトを作りたいと考えるのであれば、刺激が多くやりがいを感じられる職場だと思います。

スタートアップでやってみてもう一段違うステージで挑戦したい方はもちろん、大企業でプロダクト開発をしている方にとっても、事業がスケールしてから伸ばすのと新しく1からどうあるべきかを考えながら作り上げていくのは様々な面で違いがありますよね。インヴァストはプロダクトを作るミッションをゼロベースから考えていける環境ですから、そこに楽しみを見いだせる方と一緒に働きたいと思っています。

実はBibro以外にも温めている企画があるんです。まだ誰にも言っていないんですけれども(笑)この会社でチャレンジできる領域はまだまだあると思っていて、Bibroのように既にチームになっている新規事業開発以外にも新しいサービスを生み出すチャンスがたくさんあります。

そういった分野にチャレンジしていきたいと思っていますし、この会社でオレが新規事業を作っていくくらいの意気込みを持った方に来て頂けたら楽しいなぁと期待しています。

(取材日:2022年5月26日 聞き手:垣本陸)

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