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30代の若さで経理部長の要職に就任。攻めの姿勢でチャンスをつかめ!

「デリバティブとテクノロジーで、資産運用の未来をつくる」をミッションに、二つの自動売買サービス、『トライオート』と『マイメイト』を展開するインヴァスト証券。そのユニークなサービスが生まれる背景には、チャレンジを推奨し、チャンスにあふれる社風と、そのチャンスをつかみ、成長する社員たちの存在がある。今回はその一人、先頃、経理部長に就任した山口寛昭のインタビューをお送りする。

経理部長 山口 寛昭
2010年に新卒でインヴァスト証券に入社。カスタマーサービス、管理部を経て経理部へ。経理部にはすでに10年近く在籍し、そのうち5年以上をヴァイスプレジデント(VP)としてチームを率いてきた。2023年5月に経理部長に昇進

経理として攻めと守りの両業務を経験。延べ100億円以上の資金調達にも成功

――入社から今日までの歩み、上げてきた成果などを教えてください。

CS(カスタマーサービス)、管理部を1年ずつ経験し、経理部に異動しました。経理部はもう10年近くになります。最初はメンバー、2017年にヴァイスプレジデントになり、先日(2023年5月)、部長になりました。10年間で、経理部のすべての業務に携わってきました。

経理業務を「攻め」と「守り」に分けると、「守り」は、決算や税務申告、また、インヴァスト証券が上場していた時期の(現在は持株会社制に移行し、インヴァスト株式会社が上場)、決算開示など、一点の誤りも許されない神経質な業務が該当します。一方で「攻め」は、事業をドライブさせるための資金調達、コストカットなどの利益率改善、スピーディーな事業展開にあわせた財務報告の仕組みづくりなどのファイナンス上の貢献をする業務が該当します。

私は、どちらかというと「攻め」の業務が好きで、当社のメイン事業であるFXとCFDの資金調達には、資金調達を始めたときから携わってきました。配属当初、インヴァスト証券は銀行借入が一切ありませんでしたが、少しずつ銀行との取引と信用を積み重ね、これまでに延べ100億円以上の新規の資金枠獲得に成功しています。一般的に、証券会社は担保となる土地建物などがないため、資金調達が難しい面があるのですが、メイン銀行や社内の協力を得て会社の事業展開に必要な資金枠の獲得に何度となく挑戦し達成してきました。とある資金枠の獲得の時には、銀行から「この用途で資金提供するのは御社が初めてです」と言われ、自分の仕事を通じて、お客様への更なる取引機会の提供と当社の事業拡大に貢献できたという達成感が次の挑戦につながり、自分のキャリアを形成してきたと感じています。

実はこの10年、実務的な面では常に私の上の立場になる者がいたわけではなく、私たちが状況を把握し少しでも正しい方向に導こうとする機会が多かったように思います。実際の経理業務はマニュアルが常に正解というわけではなく、自分で調べたり、社内でヒントを得たり、必要に応じて専門家や所属の協会に問い合わせたりしながら、常に新しい経理業務を作ってきました。今振り返ればベンチャー企業と同じくチャレンジする機会が多かったからこそたくさんのチャンスがある環境だったと感じていて、そうした中で一つ一つの仕事を積み重ねた結果が今の自分につながっています。

リーダーとして長く「続けてきた」ことがポイント。人材育成と権限移譲が課題

―今回の昇進につながった成果、評価のポイントはどのようなものだったと思われますか。

経理部の業務には、会計、税務、資金、金融取引業特有の業務の四つのカテゴリーがあります。これらを一通りやってきましたが、ある一時期だけ何か特別な成果を上げたから部長になった、というわけではないと思います。

経理業務には、資金調達や利益率改善のような成果が見えやすい仕事がある一方、送金ミスや数字の間違いなどのミスを起こさないための体制づくりなど、一見地味な業務もたくさんあります。そのようなことを一通りこなすのには相応の時間がかかりますし、経験も必要なポジションです。チームのリーダーとして何年も実務を担ってきた、その長年の取組を評価して、きっと「この部署を任せて大丈夫」と思ってもらえたのではないでしょうか。「続けてきたこと」そのものが、今回の昇進につながったのだと思います。

実際、昇進後の業務内容自体は大きくは変わらず、今までの継続です。ただし、VPに求められる責任と、部長に求められる責任は明確に違います。会議体への出席も増え、判断が必要な場面も増えました。部長としてお客様のために、事業のために、会社のために何ができるかという目線で、今、自分のやるべきことを改めて考えなおしているところです。具体的に何をするかは、まだ明確化できていませんが、目線を経理部から会社という単位に上げて、まずはファイナンス面での貢献をしたいと思っています。

―部門の発展、会社の成長のために部長としてやるべきこと、決意などを教えてください。

経理部は私を除いて3人。この10年弱、ずっと一緒にやっているメンバーです。このチームで、部長として早急にやらなければいけないことは、次世代を担う人材育成と権限移譲できる体制づくりです。今までも、自分なりにリーダーシップを持って組織のことを考えてきましたが、より責任ある立場として、今度は経理部だけでなく、会社全体のことを見ていかないといけません。その分、まずは経理部での権限移譲を進め、自分が動いてやっていたものは、意識してメンバーに任せるようにしなければと思っています。

また、経理部の仕事は元々、チームの仲間、会社のみなさんの協力があって成り立っていると思っていましたが、今回、立場が変わったことで、その気持ちが一層強くなりました。みんながやってくれるから回っている。ならば、もっと組織がうまくいくように何とかしたいという気持ちも強くなりました。その気持ちの表れなのか、ほかの部長とも話していたのですが、いつのまにか、一人称が「I」ではなく「We」になっていると感じています。「自分が」ではなく、「みんなで一緒にやろう」というマインドにシフトしたのです。これは、部長になって明らかに変わったことだと思います。

マインド次第でチャンスをつかめる。頑張れば必ずいいことが待っている会社

―今回、このような昇進を果たしましたが、インヴァスト証券はチャンスのある会社だと思いますか。また、そのチャンスはどのようにつかめばいいでしょうか。

インヴァスト証券は、若くして経験を積める、成長できるという点で非常にチャンスのある会社です。僭越ですが、自分はその実例の一つだと思っています。自分はまだ30代後半ですが、この年齢でこの役職に就かせてもらいました。取引銀行からも「その若さでその役職ですか」と言われるので、世間的にも会社の中でも早いほうだと思います。ある時は悩みながら、ある時は喜びながら、常に仕事に真摯に取り組んだ結果が昇進だったと思います。年齢に関係なく仕事ぶりで評価する、柔軟性のある会社だと思います。

経験を積んで成長することをチャンスととらえるならば、自分は、チャンスをつかむ方法は二つあると考えます。一つは、待っていてはダメだということ。当社は規制産業の金融業なので、守らなければいけないルールやモラルが一般の会社と比べて多く、基本的にはトップダウンで進んでいきます。待っていたら、上から降って来た業務ばかりをやることになります。ただし変化は多く、柔軟性もあるので、自分で課題を探して解決していこうというマインドさえあれば、自分でどんどん経験を積んでいける会社でもあります。自分もそうしてきて、今、この役職に就いています。

もう一つは、これは自分が大切にしていることですが、周りに対するリスペクトを忘れないこと。例えば、会社にいる理由は人それぞれです。仕事が一番で頑張りたい、成長したいという人もいれば、家庭が一番で、仕事は二番目という人もいます。コツコツと頑張り続けている人もいます。いろいろな人がいて、いろいろな立場があるなかで、いつでも相手を尊重し、挨拶や感謝を欠かさず、頼まれた仕事は期限を守るといった誠実な対応をしようと心がけています。そのうえで、周りを納得させるだけの仕事をする。この気持ちは常に持って仕事をしてきました。

―最後に、今いるメンバーやこれから入る人にメッセージをお願いします。

私が会社に本当に感謝している点は、幸せを感じる機会を数多くもらっていることです。なぜかというと役職が上がるにつれて、他人のことを考える時間が必然的に増えていっているからです。よく、お金は自分のために使うより、他人のために使うほうが幸福度が高いといいます。それと同じで、業務を通して周りの人の成長、周りの人への感謝、誰かと一緒に喜んだり、共感できるポイントが増えたり、そんな他人のことを考える時間が増えることで、いろいろなことをありのままに、ありがたく実感できている気がします。

役職が上がると、もちろん年収どうこうという話もありますが、それだけではなく、人間的に幸せを感じることができるのではないか。少なくとも私はそう感じています。だから、今、この会社にいる人、これから入る人に、チャンスはたくさんあるし、一生懸命仕事をしてチャンスをつかめばいいことがある、頑張れば幸せになると伝えたいです。

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