大学卒業後すぐにイノマルケティノに入社し、経営コンサルタントとして日々奮闘している田中。4月からは2年目になり、1年前の自分とどう変わったか、どのようにして成長したか、今後どんなコンサルタントになっていきたいかをインタビューしました。
知識と経験を得られた1年間
―1年間イノマルケティノで仕事をしてどうですか?
経営者と向き合う仕事なので日々大変ですが、充実した毎日を過ごしています。
この1年間でたくさんの経営者と話す機会がありましたが、ほとんどの方が「いい会社にしたい」「地域に良いサービスを提供したい」と考えて会社を経営しています。
しかし、想いはあるがどのように経営をすれば会社が成長するか、高い利益を残せるか、スタッフの満足度が高まるかといったことを理論的に考えて行動している経営者は少数です。
イノマルでは、想いに理論を掛け合わせて会社が成長するように支援していきます。数字ではどうか、論理的に筋が通っているかを客観的に見て指導していきます。
想いを持った経営者の力になり、会社が成長していく姿を間近で見られるのは本当に幸せです。イノマルケティノを選んで間違いはなかったと感じています。
―入社時と今はどんなところが変わりましたか?
入社してすぐの時は決算書を読むのにも苦労しましたが、今は少し見れば会社の数字面のウィークポイントはわかるようになりました。
また、日々先輩と行動をともにする中で知識や理論を学べますし、先輩から学んだことを自分のお客様にすぐに伝えるので、知識が体験として自分の中に残りやすいです。
得た知識をすぐに実践できる環境にあるのがイノマルの特徴だと思います。
感情と論理のバランスを取ることの難しさ
―1年間仕事をしての苦労はありますか?
学生時代にはウェディングベンチャーでインターンをしていたのですが、その時は感情的な判断が多かったんです。お客様はこうしたら喜ぶとか、今このタイミングでこれをしたら嬉しいだろうなということを基準に判断していました。
もちろん、コンサルタントもお客様の表情や動きを見ながら判断することはありますが、それよりも数字やロジックで判断することが多いです。例えば、集客数に対する契約率が悪い場合は、当然なぜ悪いのかを考えます。
そのために、全スタッフの接客数やアポ数、提案数、契約数、追客数を見ます。その上でどこがボトルネックになっているかを判断し、ボトルネックを解決するための手段を考えて提案し実行します。
これはほんの一例ですが、ほとんどを数字と論理で考えて決断していきますので、そこに慣れるまでに少し時間がかかりました。
ただ、イノマルケティノには、経営改善するためにはどこの数字を見ればいいのか、どのデータを貰えばいいのかといった理論があるので、コンサルティングの経験値が少なくても分析・提案・実行ができる環境にあるのは心強かったです。
―1年間を通じてどんな成長をしましたか?
本当にまだまだなのですが、経営者の想いを会社の利益に繋げていくことができるようになったかと思います。
社会情勢や市場の競争環境、顧客行動など、利益の源泉はさまざまですが、1番の利益の源泉であり競争優位性となるは「経営者の想い」です。
なぜ会社を作ったのか、どんな社会課題を解決したいのか、お客様にどんな価値を提供したいのか、お客様のどんな不便をなくしたいのか、他社に負けたくないところはどこかといったことが経営にとってはとても大事なことです。
よく「ビジョンは儲かるのか」という議論がありますが、競争が激しくない市場や特許で守られていたり絶対に真似できない独自の商品・サービスを持っている会社などは、ビジョンがあることが利益にはつながりにくいです。
ただし、競争が激しくなるにつれて想いが競争優位性になっていきます。同じ性能・品質ならば価格が安い方が選ばれることが多いですが、そこに「製作者の想いやこだわり、歴史」などのストーリーが見えてくると、少し価格が高くても選ばれる傾向にあります。
確固たるビジョンを持って、ビジョンを商品・サービスに反映し、ビジョンを伝えていくことで売上高総利益率は上がっていきます。ビジョンをスタッフに伝えて共感してもらうことで生産性や効率性が上がり、売上高販管費率は下がっていきます。
これが「ビジョンが儲かる」ことの本質です。ビジョンは掲げるだけでは意味がなくて、物差しとして使っていくことが重要なんです。これがわかった一年ですね。
知識を増やして、実行を続けることで多くの会社を成長させたい。そして社会を前進させたい
―これからどのように成長していきたいですか?
イノマルケティノに入社したきっかけとなった「社会をよりよくしたい。そのために多くの会社を成長させられる存在になりたい」という想いで、それは今も変わっていませんし、入社時よりも強くなっています。
今は経営者の想いを言語化してHPやSNS、カタログなどに落とし込み、狙ったターゲットに届けるアウターブランディングと、想いを社内に伝えて効率性や生産性を高めるためのオペレーションをつくるインナーブランディングをすることでより利益率の高い会社への成長を支援しています。
その両軸で企業の成長をお手伝いするスキルをより一層高めたいです。
これからも知識を増やすことは怠らずに、そして学んだことはすぐに実行して、多くの会社を成長させたいですね。そしてその結果として社会が前進してほしいと思っています。