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なぜイノベーター・ジャパンを創業したか?|創業者 渡辺順也に語りに語ってもらいました。第4話「GROOVEを生み出す仕掛けづくり」

こんにちは、佐藤です。
「創業ストーリーインタビュー」のコーナー第4回です!

よく考えたらイノベーター・ジャパンってどんな会社・どんな人たちの集まりだろう?そんな疑問から
始まったこの企画、話が尽きず盛りだくさんの内容になったので何回かに分けてお届けしています。
今回は、「GROOVEを生み出す仕掛けづくり」です。

前回は創業期の話でしたが、そこから今に至る8年間。
GROOVEを生み出すためにどんな変化があり、大きな変わり目はなんだったのか?どんな仕組み・考えがあるのかを語ってもらいました。

第4回「GROOVEを生み出す仕掛けづくり」

佐藤「事業としての形になっていくのはこれからということですが、次はこの創業期から今のビジネスデザインという考えにたどり着く変遷みたいなところをお聞きしたいです。」

渡辺「創業当時はIT、マーケティング、デザインが単品として存在していて、システム構築やWebデザインなどのように案件ごとに単品売りしていた。それが、メディアになると複合的になっていった。単品売りだと差別化ができなかったけれど、二つ三つと要素が重なってくると付加価値が出てくることが分かってきて、我々の強みとなってきた。だからこそより高次元なプロジェクトにシフトしていこうと考えてる。

ほとんどの案件は要件が決まってる中で請け負うのでこちらでコントロールができるところが少ないのだけれど、ソリューション事業部のようなところは自分達から提案していこうという方向に変わってきている。お客様に頂いた要件に沿って応えるだけでは課題は解決されないので、要件の裏側に隠れている本質的な課題を読み取って解決していかなくてはならないと思ってて。
だからこそ複数の要素が重なるよう拡大して提案していくように意識し始めたのが2014年ごろかな。」

ビジネスデザイナーは紡ぐ役割の人

佐藤「では、この意識が変わって来ることで、提案に広がりが出てきて、より攻めに転じられたということでしょうか?」

渡辺「そうだね。ソリューション事業部ができたきっかけは、IT、デザイン、マーケティングの3つの掛け合わせだけでは複合的には機能しなくてこの3つを紡ぐ人がいないと機能しないので、ソリューション事業部やビジネスデザイナーという紡ぐ役割の人を創っている。
今も変われていないんだけど、変わろうという意識に変わったのがこの頃かな。」

オフィスが存在している環境って、
その会社のカルチャーや考え方に大きく影響する

佐藤「意識の変わり目はこの頃だというのはわかりました。他にも会社の中で大きく変わったことがありましたか?」

渡辺「あとは、オフィス移転は大きな変わり目かな。高田馬場で3年半やっていて、やっぱり高田馬場にいた頃って、魚にとって水のように、オフィスが存在している環境って、その会社のカルチャーや考え方に大きく影響する。

当時は高田馬場だったので高田馬場っぽい雰囲気だったし、募集を出しても応募が来ないし、入って来る情報量も少ないし、同業の人たちとのコミュニケーションも少なかった。今もそうだけど、渋谷界隈はIT業界の会社が多いし、人も情報も集まるから我々も移った方が良いと思って、2014年に移ってきた。

最初のオフィスは居抜きに近い状態から入っていたけど、表参道に移る時にオフィスをゼロから作った経験がデザインそのものだなと思って、オフィスを作るってこともうちのデザインを考えることに大きな影響を受けるようになった。
表参道に移ってきてからというもの、会社の雰囲気やカルチャーも変わったし、採用をかけた時の人の流れも大きく変わってきたね。」

社員みんなあるシーンにおいてはみんなキーマン

佐藤「やはりデザインやるならやはり表参道界隈って感じしますもんね。こちらに移ってきて、採用ができるようになったという話ですが、これまでの社員でキーマンとなる人はいましたか?」

渡辺「みんなあるシーンにおいてはみんなキーマンかなと思う。
多分うちのプロジェクトの進め方ってよく言えば自立していると言えるし、悪く言えば属人性が高いとも言えるんだけど。

誰かがプロジェクトを担当していて、ノウハウがそこに蓄積しているんだけど、その人がいないと回らないことがほとんどじゃないかな。ただうちが考慮しなきゃいけないのは、お客さんにとってはどうなのか?お客さんにとってはリスクであるし、もしその人が倒れてしまったときに止まってしまうのは企業として問題があるので、バックアップ体制はここ1、2年で整えてきたかなと思う。

あと、オーナーシップを持って取り組んでくれていることは素晴らしいんだけど、それだけに留まってしまうと成長が滞ってしまうから、自分が作ってきたものを次の人に託して自らは次のところに行くということでうまく循環させなければいけないかな。」

佐藤「同じことばかりやっていると安定の状態になりやすいので、IJのバリューでもある"CHAOS"という状態を作るためにも自ら前に進んでいかないといけないということですね。」

渡辺「ロゴが七角形なのがまさにそこなんだよね。安定しない形ということで6でも8でもない七角形、あまり見かけない形でもあるしね。」

おわりに|次回に向けて

ソリューション事業部設立、オフィス移転が大きな変わり目だったんですね。
キーマンの話などもっと深掘りしたかったのですが実力不足で叶わず…。

次回は、ビジネスに取り組む考え方など「LOVEのあるビジネス」について語ります。

合わせて、他の「創業ストーリー」も一緒に読むとよくわかります。
ぜひどうぞ。

第1話「社名の由来・想いって?」
https://www.wantedly.com/companies/innovator/post_articles/108761

第2話「社会・組織に対する想いが創業の動機だったのか?」
https://www.wantedly.com/companies/innovator/post_articles/109541

第3話「創業時のドタバタ話聞かせて!」
https://www.wantedly.com/companies/innovator/post_articles/111255

第4話「GROOVEを生み出す仕掛けづくり」
https://www.wantedly.com/companies/innovator/post_articles/108762

第5話「LOVEのあるビジネス」
https://www.wantedly.com/companies/innovator/post_articles/114131

第6話「いいやつ、オタク、ワクワクし続けられる組織」
https://www.wantedly.com/companies/innovator/post_articles/114687

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