【受賞者インタビューVol.9】「営業としてどう売るか」から「事業としてどう伸ばすか」へ――。入社2年目で変わった仕事の視点とは?
2024年度の新人賞、そして2025年度4QのMVPを受賞した、新卒入社3年目の宮森さん。
新卒入社後、オンラインイベントの新規営業を担当。その後、既存営業、新サービスの立ち上げ、さらにはチームマネジメントまで、次々と新しい挑戦を重ねてきました。
「プレッシャーに押しつぶされそうになったこともある。」と話す彼女が、どのように壁を乗り越え、成長してきたのか。
挑戦し続ける若手社員のリアルなストーリーを、お届けします。
経歴.
2024年に新卒で入社し、営業職としてキャリアをスタート。オンライン展示会「ITトレンドEXPO」の新規営業を担当後、IT製品の比較サイト「ITトレンド」の既存営業へ異動。
2024年度の新人賞を受賞し、2025年9月からは新サービスの新規営業とチームメンバーのマネジメントを担当。2025年度4Q(2025年1-3月)に4QMVPを受賞。
ーー2025年第4QのMVP賞、受賞おめでとうございます!名前が呼ばれた時の気持ちを聞かせてください。
まったく想像していなかったです。
個人賞よりもチーム賞を本気で狙っていて、「絶対にチームで取りたい」と思っていたので、チーム賞を取れなかった悔しさの方が最初は大きかったです。だからこそ、自分がMVPとして名前を呼ばれた時は、本当に驚きました。
これまで、MVPを受賞してきたセールスの先輩方を見ると、圧倒的な成果と周囲への大きな影響など、とてもハードルが高いイメージがありましたし、それと同時に「いつか取りたい」という思いを密かに抱いていたので、受賞できたことは素直に嬉しかったです。
あと、今回は個人賞ですが「自分一人の成果」という感覚はありません。チーム全体で成果を出すことができたのと、チームメンバーはもちろん、上司や他部署の方にも本当にたくさん支えていただいたので、「自分がチームを代表して受け取った」という気持ちが大きかったです。
ーー表彰状では、リーダーとしてのプレッシャーについても触れられていましたが…
そうですね。リーダー業務を任せていただいた当初は、本当に不安だらけでした。「自分にできるのか…」と思うことも多く、プレッシャーに押し潰されそうになる瞬間もありました。
そんな中で、特に印象に残っているのが、上司からかけていただいた言葉です。 定例ミーティング後に、残って話をしていた時、「そのプレッシャーを乗り越えた先に見える景色がある」「今は成長痛だから大丈夫」と声をかけていただいて。その言葉にすごく救われましたし、期待していただいた分、「頑張ろう」と前向きな気持ちになれました。
ーー気持ちを切り替えて、プレッシャーと向き合えたんですね。
そうですね。あとチームメンバーの存在も本当に大きかったです。みんなが本気で仕事に向き合い、頑張っている姿を見ていたからこそ、「自分ももっと頑張らないと!」と思いました。
あと、私はかなり負けず嫌いな性格で(笑)。周囲の期待に全力で応えたいという責任感が強いあまり、自らに高いハードルを課してストイックに向き合いすぎてしまうこともありましたが、 「やれることは全部やろう」と決めて最後まで走り切る、というのはずっと意識していました。
ーー今回の受賞理由にもありました「圧倒的な成果」は、どのような意識・行動のうえで実現できているのでしょうか。
成果を出す上で、特に大切にしているのは、「三方良し」の視点です。
クライアント、メディアを利用するユーザー、そして社内を含め、関わる全員にとって良い状態を目指すことを常に意識しています。
クライアントが「何に困っているのか」「サービスにどんな期待を持っているのか」。直接伺った声をどうサービス改善につなげていくかまで考えるようにしています。
もちろん、クライアントの要望をすべて叶えることが、必ずしも最適解とは限りません。ユーザーや社内への影響も含めてバランスを取りながら判断することが、結果としてクライアントへの価値提供にもつながると考えています。
また、日頃から上司との会話の中でも、「それってユーザー視点ではどうなの?」「社内から見るとどう?」と、常に複数の視点で考えることを求められています。そうした積み重ねを通じて、自然と物事を多角的に捉える視点が身についてきたように感じています。
ーー実際にクライアントとコミュニケーションを取るうえで、特に意識していることはありますか?
「仮説を持ってクライアントと向き合うこと」を大切にしています。
クライアントが目指している理想の状態はどこにあるのか、今どんな課題を抱えているのか、そして、そのギャップを埋めるために何が必要なのか。自分なりの意見や仮説を持ったうえで、会話することを意識しています。
表面的な提案に留まるのではなく、企業として抱えている課題や、本質的な部分にまで踏み込んでお話できた時に、信頼関係を築くことができ、結果として契約につながっていく感覚があります。
また、より良い仮説を立て、より良いコミュニケーションを行うために、自分自身の“引き出し”を増やすことも強く意識しています。
ーー「引き出しを増やす」。具体的にはどんな努力を重ねていますか。
日経を購読したり、Xで経営者やマーケ担当の方をフォローして情報収集したり。ビジネス用のアカウントを作って、日々キャッチアップしています。
社内でも、自分の部署だけではなく、マーケや開発のSlackオープンチャンネルに目を通すこともあります。セールス以外の視点を知ることで、相手の立場を理解しやすくなりますし、結果的に仕事もしやすくなると感じています。
ーー日々の積み重ねですね。社内のチームメンバーとはどんなことを意識してコミュニケーションを取っていますか。
コミュニケーションの量はかなり意識しています。メンバーごとに抱えている課題もモチベーションも違うので、「その人が何に困っていて、どうすれば成果を出しやすくなるか」を一緒に考えるようにしています。
あとは、上から指示するのではなく「同じ目線で向き合うこと」も大切にしています。自分自身もプレイヤーとして前線に立っているので、メンバーとは同じ立場で率直に話し合うことも意識しています。
年上のメンバーに対しても、遠慮しすぎず、「私はこう思うんですが、どうですか?」と率直に伝えることが多かったのですが、受け止めてくれる環境だったからこそ、挑戦できたと思います。
ーー2024年度の新人賞も獲得しましたが、さらにこの1年で自身の成長を感じるところはありますか。
一番変わったのは「物事を見る視点」だと思います。
1年目は、本当に目の前のことで精一杯で、数字を追う以前にビジネスマナーや社会人としての基礎を覚えることで必死でした。
でも今は、自分の立ち位置を客観的に見られるようになってきました。「営業としてどう売るか」だけではなく、「事業としてどう伸ばすか」「クライアントにどんな価値を返すべきか」「他部署とどう連携するか」を考えるようになったのは大きな変化だと思います。
成長の仕方も変わった感覚があります。1年目はとにかく量をこなすことに必死でした。量を積み重ねたからこそ、2年目以降は「質」を考えられるようになってきました。質が上がったことで効率も良くなり、さらに量も積めるようになった感覚があります。
ーー素晴らしい成長実感ですね。宮森さんは、仕事の楽しさや大変さをどんなところに感じますか?
楽しさは、試行錯誤したことが成果につながった瞬間です。
「この伝え方の方が刺さるんじゃないか」、「この順番で提案した方が伝わるんじゃないか」と考えながら工夫して、それが実際にうまくいった時はすごく面白いです。
さらに嬉しいのは、自分だけではなく、そのナレッジを共有したメンバーまで成果につながった時です。一人の成果ではなく、チーム全体に広がっていく感覚はすごくやりがいがあります。
一方で、自分の視座の低さを痛感する瞬間もまだまだ多いです。マネージャーやプロダクトマネージャー の方と話していると、「そこまで考える必要があるのか…」と学ぶことも多く、自分にはまだ見えていない視点がたくさんあると感じてます。
だからこそ、もっと広い視点を持って成長していきたいです。
ーーチームはどんな雰囲気、どんな文化がありますか?
チームには、本当に恵まれていると思います。年齢や立場に関係なくフラットで、良い話も悪い話も率直に共有されますし、コミュニケーション量も多いです。
現状に満足せず、「これもっと良くできるんじゃないですか?」という意見が自然に出てくるチームなので、後から入社したメンバーからも刺激を受けることも多く、「自分はもっと考えられるはずだな」と気づかされることもたくさんあります。
みんなで励まし合いながら、一緒に踏ん張りチーム全体で押し上げていく雰囲気がありますね。
あと、イノベーションのセールス部署の価値観としては、「価値提供できないものを売ってはいけない」という考え方を大事にしています。特に私が担当する新サービスは、クライアントの声をもとにサービス自体を改善していける環境があります。営業としてそこまで入り込めるのはすごく面白い部分だと思っています。
もちろん、すべてが100%理想通りになるわけではありませんが、営業がただサービスを売るだけではなく、サービスそのものの価値づくりにも関われる環境です。自分の意見をフラットに聞いてもらえる文化があるからこそ、ここまで挑戦できているんだと思います。
ーー事業の価値づくりにも関われるのは、とても大きな裁量ですね。
そうですね。「自分が(良い方向に)変えていくんだ」という気概を持っている人は、イノベーションは最適な環境だと思います。
与えられた役割をこなすだけではなく、自ら考え、動き、変えていく。そんな挑戦を楽しめる人にとって、イノベーションは大きく成長できる環境なのかもしれません。
ーー今後の目標について教えてください。
営業の成果最大化と、業務効率化。その両方に向き合っていきたいと思っています。
現在は新サービス領域で、営業だけでなく、マネジメントや推進業務にも携わっています。その中で、企画から運用定着まで一連の流れに関わる機会が増える一方で、「まだ自分が見切れていない部分も多い」と感じる場面もあります。
仕組みづくりや設計、関係各所との調整、運用定着まで含めて、もっと主体的に推進できるようになりたいです。
- 営業成果を最大化するために、どんな仕組みが必要なのか。
- どうすれば現場に定着するのか。
- そして、どうすればチーム全体の成果につながるのか。
そうした視点を持ちながら、組織として成果を出せる仕組みをつくっていきたいです。
また、営業はクライアントと最も近い立場だからこそ、現場の声をサービス改善に活かせる存在だと思っています。今後は、プロダクトマネージャーとの連携や調整も含め、よりスムーズに推進できるようになっていきたいです。
単にサービスを“売る”だけではなく、組織・サービスともに、“育てていく”ことにも積極的に関わっていきたいです。