【3月開催】DXから「資産運用・キャリア」へ。ITトレンドEXPOが描く、ビジネスパーソンの新しいインフラとは | サービス・プロダクト
こんにちは!イノベーション広報です。前回の記事では、私たちがこの事業にかける想いや業界最大級のイベントを動かす醍醐味についてお話ししました。そしてついに、私たちが総力を挙げて準備してきたイベント...
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今回インタビューを行ったのは、ITトレンドEXPOの企画運営を担う徳永さん。
コンテンツ企画、収録・配信、UI/UX改善、出展企業への提供価値の最適化まで、幅広い領域を横断しながらイベントづくりを推進しています。
累計登録者数21万人を突破した、3月開催の 「ITトレンドEXPO2026 Spring」では、担当領域に閉じることなく、開発・営業・デザインなど多くのチームを巻き込みながら施策を実行。集客面が厳しい状況の中でも、提供リード数は目標の前回比110%を達成し、さらに参加者満足度も前回比25%増を記録。
立場や専門性を越えて議論を重ね、問いを持ち続けながら、チームで成果をつくっていく——。そんな徳永さんの姿勢には、イノベーションのグループバリューである「Leadership」が強く表れていました。
イベントを成功に導き、見事2025年度第4Qで、MIP賞の受賞を果たした背景にある思考や行動、そしてチームづくりへの想いについて伺いました。
紹介.
ITトレンドEXPOの企画運営を担当。イベントのコンテンツ企画、収録・配信のディレクション、UI/UX改善に向けたデザイン・開発ディレクション、出展企業への提供価値の最適化まで、イベント体験と事業成果の両面から企画運営を推進しています。
正直なところ、驚きが大きかったです。自分としては、目の前のやるべきことに夢中で取り組んできたという感覚でした。
ですが、こうして評価をいただいたことは素直に嬉しいですし、何より一緒に走ってきたメンバーへの感謝の気持ちが改めて込み上げました。
イノベーションのグループバリューである「Leadership」を、自分なりに体現できたことが、今回の評価に繋がったと感じています。
実は今回の ITトレンドEXPO2026 spring は、一時かなり厳しい状況にありました。 ユーザー集客が当初想定を大きく下回り、提供リード数が前回比86%まで落ち込んでいました。
その中で、自分の担当領域だけを見るのではなく、「どうすればこの状況を打破できるか」を軸に、開発チームや営業チームと連携しながら動き続けました。結果として、最終的には大きく回復させることができました。
ただ、これは決して「自分一人で成し遂げた」という話ではありません。
そうした積み重ねが、今回の結果につながったのだと思っています。
特に大切にしているのは、「前提」と「施策」がちゃんとつながっているか、常に敏感でいることです。
何か施策を打つとき、その背景にある目的や意図と、実際の手段が本当に連動しているのか。そこがズレていると、どれだけ動いても本質的な成果にはつながりません。だからこそ、まず何を前提に置くべきかを大事にしています。
もう一つ大事にしているのは、良いアクションは突然生まれるものではない、という感覚です。
「日々の議論や妄想、試行錯誤、共有されている文脈」そういった積み重ねの延長線上に、ようやく1つの意思決定や行動が生まれます。成果として見えるのは、「前回比110%」のような数字かもしれません。でも実際には、その成果が生まれる“土壌”をつくることの方が、ずっと重要だと思っています。
だからこそ、チーム内で、立場を越えて議論できたり、違和感を素直に出せたり、同じ方向を向きながら話し合うことはとても大事だと思っています。
仕事は、私一人で完結するものではなく、開発チーム、デザインチーム、収録・配信チームなど、さまざまな立場のメンバーと連携しながら進んでいきます。
それぞれの専門性や視点が混ざり合うことで、より良い意思決定やアウトプットにつながると考えています。
各チームには、それぞれ担っている役割や仕事の文脈があり、必要となる意思決定のレベルも異なります。私は、企画運営の責任者として、その間をつなぐ役割を担っているので、「今している議論は、どのレベルの話なのか」を整理しながら動くことを意識しています。
例えば、開発との議論では「なぜつくるか」から入るか「何をつくるか」から入るかで、議論の質がまったく変わります。どのレベルの話をしているかを意識的に合わせることが習慣です。
「俯瞰して見ること」と「構造的に捉えること」を大事に、部分最適ではなく全体最適で考えながら、それぞれのチームがより力を発揮できるよう動くことを心がけています。
そうですね。あとは、自分・組織・既存の仕組みに対して「?」を持ち続けることも大切だと思います。「どうしてこうなってるんだろう。これはもっとよくできるんじゃないか。」という問いを、チームで議論してアクションに変えていく——。その繰り返しが習慣になっています。
ユーザーの来場が想定を下回る状況の中で「集客数を増やす」だけでなく、「今いるユーザー1人あたりの回遊を促して、リード生成をもっと増やせないか」という問いを立てました。これは自身のコア業務というより事業全体を見ての判断でしたが、迷わず開発チームに声をかけて動き始めました。
具体的には、「セッション一覧ページの刷新」「まとめて予約機能の構築」「レコメンドモーダルの導入」といった施策の実施です。
このとき特にこだわったのは、「UXを損なわずに利便性を高める」ことです。
回遊を増やしたいからといって、ユーザーにとって邪魔な体験になってしまっては意味がありません。ユーザーが求める情報に自然にたどり着けるよう、導線や表示タイミングについて開発チームと丁寧に議論しました。
あくまで指標の一つですが、参加者アンケートにおける「とても満足」の割合が 27%から34%に向上しました。これは、セッション一覧ページの刷新やレコメンドモーダルといった導線改善だけでなく、講演企画そのものの磨き込みや、収録・配信チームと連携した講演間動画の制作など、ユーザーが最後まで離脱せず楽しめる視聴体験づくりに取り組んだ結果でもあると感じています。今後の施策の方向性を考えるうえでも、重要な示唆になりました。
あとは、営業チームとも連携して、クライアントごとのリード数の過不足をリアルタイムで確認しながら、レコメンドモーダルの運用を柔軟に調整したことも、今回の結果に繋がったと思っています。
一番変わったのは、「自分のミッションの定義の仕方」だと思います。
入社当初は、自分に割り当てられた役割をしっかり果たすことが大事だと思っていました。でも今は、「事業として何が必要か」を起点に考えて、そこから逆算して自分の役割を再定義する、という動き方が自然にできるようになってきました。与えられた役割をこなすのではなく、事業にとって必要な役割を自分から取りにいく。そこが、この1年で一番変わった部分だと思います。
「自分の目標を、事業成長の文脈に合わせて変形させることができるか」というのが、今の自分にとって大事な問いです。会社や事業が本質的に目指しているものに寄与するために、今の自分のやり方は適切か、もっとよくできないか——。組織に対してだけじゃなく、自分自身に対しても批判的な姿勢を持ち続けること。それが成長の源泉になっているような気がします。
楽しい瞬間は、多様なプロフェッショナルと議論が深まった先に「これだ!」というアクションが見えた瞬間です。
開発のメンバーと話していると技術的な可能性が広がるし、デザインのメンバーと話すとUXの解像度が上がる。自分一人では絶対たどり着けない場所に、議論の積み重ねで行けた瞬間が好きです。
あと、実際に施策が結果につながったときは、シンプルに嬉しいです。
そして、それを関わったメンバー全員で達成できたと思える瞬間は、より嬉しいですね。
大変なのは、各チームの優先度や文脈をそれぞれ把握しながら動くことです。開発には開発の優先度があって、営業には営業の優先度がある。それを理解した上で、自分がやりたいことをうまく一緒に進められる形に持っていくのは、簡単に「お願いします」で済むことではありません。
目的と背景を先に共有することで、手段は複数あってよいという前提を合わせることから入るようにしています。そうすることではじめて、具体的な方法論の議論ができる。
施策の目的や意図、背景を細かく伝え、目指したゴールにたどり着ければ、ルートは複数あって良い。それぞれの視点からどのようにアプローチが出来るか検討できれば、正しい施策、最適解に最短にたどり着けると思っています。
「?」が止まらない性格だからですかね(笑)。文句を言いたいわけじゃなくて、目的と手段の結びつきや議論の粒度に違和感があるとどうしても気になってしまう——。そういう感じです。
目の前の仕事や仕組みが「なんでそうなっているのか」ということに、常に納得感をもって進めたい性格がプラスに働いているように思います。
あとは、各チームのメンバーが議論に真剣に向き合ってくれることが大きいです。「こういうことを試してみたい」と持ちかけたとき、一緒に考えてくれる人たちが周りにいる環境だから、動き続けられるんだと思います。
EXPOユニットは少数精鋭で、それぞれの専門性を持ったプロフェッショナルが集まっています。開発・デザイン・収録配信・営業、それぞれが自分の得意を発揮しながら、一つのイベントを作り上げていくチームです。
魅力は、コミュニケーションが豊かなことだと思っています。「なんとなくこういう感じで」という抽象的な会話ではなく、前提や目的から丁寧に議論できるチームです。私自身がそういうやり取りをとても重視しているので、それができる環境は本当にありがたいです。
縦割りにならずにフラットに議論できることが、EXPOユニットの連携の強さだと思っています。
自身やチームの仕事、仕組みに対して「?」を持てる人。そして、その「?」をそのままにせず、より良くするために動ける人は、この環境に合っていると思います。
実際、そうした違和感や問いを起点に、PDCAを回していくことが当たり前に歓迎される文化だと思います。
また、目の前の目標をただ追うだけではなく、事業や会社が本質的に目指しているものに立ち返りながら、「自分の目標も、こうあるべきではないか」と問い直せるかも大切だと思います。
組織に対しても、自分自身に対しても、健全な批判的視点を持ちながら前に進める人は、イノベーションにフィットすると思います。
ITトレンドEXPOは、企業のIT担当者が新しい技術や製品・サービスと出会う場を提供しています。参加したことで意思決定が変わる、仕事のやり方が変わる——。そういう体験を届けることが、『「働く」を変える』ことに直接つながっていると思っています。
自分の仕事で言うと、UI/UX改善がまさに『「働く」を変える』です。
ユーザーにとって使いやすいインターフェースをつくれば、より価値ある情報に出会いやすくなり、展示会への参加体験の質が上がれば、そこで得た気づきが参加者の仕事を変えていく。その連鎖の起点をつくっている仕事だ、と感じています。
まず、企画・運営業務の定型化とAI最適化を進めていきたいです。今やっている仕事の中には、もっと効率化できるものがたくさんあります。そこをうまく設計できれば、メンバーがより意義深いところに時間を使えるようになると思っています。今年に入ってから、AIツールを活用した業務改革をエンジニアサイド、マーケ責任者と連携しながら少しずつ進めています。
UXはもっと良くしていきたいですし、クライアントへの提供価値も高めていきたい。今回達成した目標110%もあくまで最低ラインで、そこからさらにどう積み上げるかを考え続けています。
最終的には、少ないリソースでも大きな成果を出せる、再現性の高いEXPO運営体制をつくりたいです。「1人で1つのEXPOを回せる」くらいに業務や連携の仕組みを整えることで、メンバーがより創造的で価値の高い仕事に向き合える状態を目指したいと思っています。