こんにちは。インテリジェントネットのデザイナー北村です。プロ野球が開幕して、毎日テンション高めです!
ところで、Web業界においてコーダーやデザイナー(作り手)としてお仕事をされている方は、経験を積んである程度のことができるようになると
・今後、専門的な知識を活かして技術を極めていくのか
・それともディレクターとしてキャリアを積んでいくのか
と悩まれる方も多いかと思います。
今回はWeb業界の「作り手」が、ディレクターとしてキャリアアップすることについて弊社GMのインタビューを通して、考えていってもらえたらと思います!
▲弊社GM 角
「たまねぎ剣士」が「ナイト」になる
北村: 今日は、Web業界のキャリアアップについてお聞きしようと思ってます。よろしくお願いします!
角:コーダーやデザイナーとか「作り手」の人が、ディレクターにキャリアチェンジしていく話ですよね?
北村: そうですね。キャリアアップの中に、ディレクターにキャリアチェンジすることも含まれる、という意味で合ってます?
角:合ってますよ。純粋なコーダーからしたら、キャリアアップはキャリアチェンジに近いですね。
なんだろう。「たまねぎ剣士」における、「ナイト」みたいな。
北村: 「たまねぎ剣士」?
角:「たまねぎ剣士」知らないですか?
某ゲームの「ジョブ」ですよ。最初は弱いけどレベル90以上になると強くなるっていう。
※たまねぎ剣士とは
http://dic.pixiv.net/a/%E3%81%9F%E3%81%BE%E3%81%AD%E3%81%8E%E5%89%A3%E5%A3%AB
まぁ後で見ておいて下さいw
北村: そもそもなんですが、なんでキャリアアップしなきゃいけないんですかね(~_~;)?お給料アップとか?自己実現とかですか?
角:なるほど、キャリアアップをしていく目的ですか。
まぁでも、会社としてはキャリアアップしてほしいわけですよ。なぜなら、会社の提供価値を高めてほしいから。
人が成長して、新しい価値をお客さんに提供していく、ということは必要なことですよね。個人でいうと、どうなのかな。
キャリア……。ウーマン?
北村: 35億!ってそういうことじゃなくて!w
角:ww
人によると思いますけど、単純に仕事が好きっていう人は抵抗なく新しいものにどんどんチャレンジしていって、キャリアがアップしていったり、幅が広がっていったりすると思います。僕がそういうケースですね。
明確に、今の職種から変わりたいという人もいますよね。だいたいそういう人も、お給料目的というより「したい仕事をしたい」という人が多いですね。
デザイナーからディレクターになりたい、ディレクターでもマーケティングの方をやりたい、とか。まぁでもそれは確かに自己実現かもしれないですね。
北村: 「たまねぎ剣士」が「ナイト」になる(キャリアチェンジする)というのは、会社にとっては新しい価値を提供できる存在になるってことで、本人にとっては「自己実現」ということなんですね。
角:いや、ちょっと違うか。「ナイト」が「忍者」になるというほうが合ってるかも。
北村: どっちでもいいです!!
コーダーやエンジニアが「ディレクター」にキャリアチェンジすると活躍しやすい!
角:コーダーとかエンジニアの方がディレクターになると、ディレクター経験のみの方よりも、活躍しやすいとは思う。
北村: なんでですか?
角:一般的には「T型人間」が良いと言われますし、重宝されますよね。作り手出身のディレクターの方は、T型人間に成長しやすいです。
僕がこういうキャリアアップやスキルアップの話をするとき、「山」で例えたりするんですよ。
山のように1つスキルの高い部分があると、そこから裾野を広げやすいんです。HTMLが分かればJavaScript、JavaScriptが分かればその他のプログラム言語が理解しやすいみたいな。
ディレクターになる人が持つ得意な分野って、エンジニア領域やクリエィティブ領域、情報設計領域の何でも良いと思うんです。
尖った部分から裾野を広げていくと、最終的にT型人間に成長しやすいと思ってます。
全体的に高くて裾野の広い山を作れる人は案件を進めていく上で話がしやすいと思います。例えば、サーバーサイドのエンジニアさんがディレクターになったらインフラの話が分かったりするので、話しやすいとか。
コーダーやエンジニアの方のように何かしら強みのある人がディレクターになると、T型人間の中でも「太いT」を作りやすいので、より自分の強みを活かせるということですね。
なのでコーダーやエンジニアの方も、ディレクター思考があるならディレクターを目指してみては?と思う。
ディレクターから始める人は中々達成できないことでも、コーダーやエンジニアでキャリアチェンジする人は元々の強みがあるから、それを達成しやすいということが実体験としてあります。
北村: なるほど、参考になります。
スキルの「現状維持」って出来ない?
角:キャリアップを「=スキルアップ」と捉えるのであれば、していかざるを得ない理由もあるんです。現状維持って、実は「維持」じゃなくて「後退」なんです。
北村: ちょっと待ってください。どういうことですか?
角:例えば、HTMLコーディングが出来る人がずっと同じ範囲のことをしていれば、一見スキルを維持できているように見えますよね。でも、世の中から求められるスキルってちょっとずつ上がっていっているんです。
要は、単価が下がっていくんです。よく言う、コモディティ化していくっていう話があって。ちょっとずつ自分を高めていかないと、維持もできないんです。市場にあった価値を提供できないから、必然的にスキルアップとかキャリアップはしていかざるを得ないということなんだと思います。
北村: なるほど、技術とかは新しくなっていくから取り入れていかないとってことですよね?
角:そうですね。
北村: コーダーなら「tableコーディング」しか出来ません、とずっと言っていられないということですか?
角:はい。「Flash」もですし。かつて隆盛を誇っていたものが、今は失われていくっていうものもありますしね。
インテリジェントネットが求めるディレクション思考
北村: インテリジェントネットの求める人材としては、ディレクションが出来る人?
角:そうですね、基本的にはコーダーでもディレクション思考を持った人を募集していますね。
北村: ちなみに、ディレクション思考って何がいいんですか?
角:品質が上がりますよ。作れる人がディレクションが出来るって。デザイナーで例えると、バナーを作る時に目的を知ってバナーを作るのとそうじゃないのとでは出来上がってくるものは、おのずと違いますよね。
「コンバージョンを上げて欲しい」というお客さんの要望に対して、
・お客さんに「赤くして」と言われたからそのまま赤くして提出するのか
・ユーザー動線等を考えたら掲載位置やサイズ変更をした方がより良いと提案出来るのか
だったら後者のほうが恐らく重宝されますよね。
お客さんの目的や意図を汲む、エンドユーザーの目的や意図を汲むことが出来る人のほうが作り手としても優れていますよね。そこがディレクション思考が出来ることのメリットだと思います。
北村: なるほど、たしかにそうですね。
まとめ
今回のインタビューをまとめると、
★ ディレクション思考のあるコーダーやデザイナーは、自身の強みを活かすことでディレクターにキャリアチェンジした際、活躍しやすい。
★ 技術は日々進歩するので、少しずつでもスキルアップをしていかざるを得ない。
★ ディレクション思考が出来る人のほうが、制作物の品質は向上しやすい。
ということが言えるのかなと思います。
私もデザイナーとしての「強み」が活かせるようなディレクションができるよう頑張りたいと思います!
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インテリジェントネットでは、ディレクター思考のコーダーやデザイナーがキャリアアップ・キャリアチェンジとしてディレクターにチャレンジする環境が整っています。
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