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今回は、インフキュリオングループ各社で活躍する女性社員4名にインタビューを実施しました。最初の3名のインタビューでは、それぞれの経験からインフキュリオングループにおける社員の働き方や働きやすさ、それらを実現している会社の社風・文化を明らかにします。最後は、人事担当者にインフキュリオングループの制度や制度設計の裏側にある想いを聞き、会社としていかに社員が働きやすく、成長しやすい環境づくりを行っているのかに迫ります。
【CASE1】2度の産休・育休を経て、時短勤務でマネジャー職に就く野中
野中由紀子
リンク・プロセシング
ビジネス・マネジメント・ユニット アカウント・マネジント グループ マネジャー
クレジットカード会社の法人営業担当を経て、2008年インフキュリオンに入社。現在はリンク・プロセシングの営業部門マネジャー
Q:インフキュリオングループで初めて産休・育休、時短を取得された野中さんに、取得時の状況、時短勤務での働き方、キャリアについてお伺いします。まずは、現在のお仕事について教えてください。
インフキュリオングループの中で、「Anywhere」という決済サービスを提供しているリンク・プロセシングという会社の営業部門でマネジャーをしています。
Q:インフキュリオンに14年在籍されていますが、これまで歩んできたキャリアについて教えてください。
まだ社員がほとんどいなかった時代、アソシエイトとして入社しました。当時はコンサルタントの見習いと並行して、人事や経理、総務的な仕事もしていました。
その後、2012年にリンク・プロセシングが立ち上がった際に、前職のクレジットカード会社での経験が生きると感じて異動しました。当社に入社してから二人の子供に恵まれたので、二人分の産休・育休を取得し、今も時短勤務をしています。
Q:マネジャーに昇格したのはどのタイミングですか?
マネジャーに昇格したのは、二人目の育休から復帰したすぐ後です。業務部のマネジャーを経て、今は営業部門のマネジャーとして仕事をしています。
Q:社内で初めての産休・育休の取得でしたが、周りの反応はどうでしたか?
「頑張って産んできてね!」という感じで送り出してもらいました。最初の産休は2013年に取りましたが、女性社員自体がほぼいない時代でした。
当時は、法律通りの産休・育休制度だけで、社員のニーズを汲んだ仕組みのようなものはまだ何もありませんでした。そこで私の意見を取り入れていただき、例えば、妊娠中で体調の悪い時期は出社時間に融通を効かせられる仕組みなどを作ってもらいました(※)。
また、産休に入る前から、産休・育休後も同じように仕事をしたいと考えていたので、会社に伝えて時短勤務制度を整えてもらいました。今も家庭と仕事のバランスを上手く取りながら働けています。
(※)現在は全社員が出社・退社時間を自分で決められるフレックス制度があります。
Q:インフキュリオングループにおける、時短勤務での仕事やキャリアについてどのように感じていますか?
仕事復帰後にマネジャーにも昇格しましたし、産休・育休・時短勤務がキャリアの壁になっているという感覚はまったくありません。ライフステージに変化があっても躊躇なくやりたいことにチャレンジできる所に大きなやりがいを感じています。
Q:今の働き方でキャリアを築くにあたり、会社や周囲のサポートを得られていますか?
そうですね。2019年に営業部門専任のマネジャーになりましたが、実はこれは「営業に注力したい」という私の希望を汲んで上司が背中を押してくれたんです。
そして、上司だけではなく、インフキュリオングループには基本的に人と人が助け合う文化があると思っています。今も時短勤務でメンバーのマネジメントをしていますが、自分がどうしても対応できない時間帯の仕事は、他のチームのマネジャーに協力してもらったりしています。こうした環境が自分の働きやすさや成長のしやすさに繋がっていると思います。
Q:ありがとうございます。最後に候補者の方にメッセージをお願いします。
人にはそれぞれ、妊娠、出産、育児などさまざまなライフイベントがありますが、インフキュリオングループにおいては、それがキャリアの壁になることはありません。やりたいことがあればチャレンジできる環境ですので、興味があればぜひ応募してください。
【CASE2】周囲のアドバイスに後押しされながら、シニアマネジャーまで駆け上がった佐竹
佐竹美名子
インフキュリオン コンサルティング
コンサルティング部シニアマネジャー
銀行でのリテール営業を経て、2016年にインフキュリオンに入社。新規決済・金融サービスの検討、立ち上げプロジェクトなどを歴任
Q:未経験で入社し、シニアマネジャーまで順調にキャリアを積んできた佐竹さんに、これまでのキャリア開発について伺います。現在はどんなお仕事をされているんでしょうか?
アソシエイトとして入社以来、シニアマネジャーになるまで肩書や案件内容は変わって来ましたが一貫してコンサルタントとして仕事をしています。
これまで事業会社の決済関連新規サービスの立ち上げや収益構造の改革支援など、さまざまな案件を担当してきました。現在はシニアマネジャーとして8人のメンバーを率いています。
Q:短期間で順調にキャリアアップをされていますが、入社後はどのように今の役職まで辿り着いたのでしょうか?
2016年に入社した際は、エクセル等基本的なPCスキルもあまりない状態でした。前職の銀行の営業の仕事では自分でドキュメントを作ることがまったくなかったんです。
最初は資料作りの勉強から始めましたが、マネジャーやディレクターの方と一緒に徐々にさまざまなプロジェクトを担当していくようになりました。そのなかでアソシエイトから、コンサルタント、シニアコンサルタント、マネジャー、シニアマネジャーへと少しずつキャリアを積んできました。
順調にキャリアを築けているように見えるかもしれませんが、実は、私自身は明確なキャリアの希望や展望を持っていたわけではないんです。周囲からアドバイスや支援をもらいながら、自分の成長に繋がりそうな仕事に挑戦し、結果を出すなかで自然と今の立ち位置にたどり着きました。
Q:ご自身のキャリア構築において一番影響が大きかったことは何ですか?
プロジェクトの推進にかかわることだけでなく、キャリアについても様々なアドバイス、後押しをしてくれたマネジャー・ディレクターの存在が大きかったですね。
自分自身に強いキャリアの意向があった訳ではないので、私の強みはこれだから次はこんな案件に挑戦するといいよね、そろそろマネジメントも経験した方がいいよね、といった上司の言葉に背中を押されて挑戦を続けてきました。
現在では、コンサルティング部門にはメンター制度があって、入社するとプロジェクトのマネジャーとは別に、メンターが業務やキャリアの相談を受けます。コンサルティングの仕事はプロジェクトごとにマネジャーが変わりますが、メンターは一貫してキャリア支援を行います。
自分がマネジャーやシニアマネジャーになった後は、メンターの立場からメンバーのキャリア開発を支援しています。本人の志向に合わせて担当する仕事を変えることもあります。
Q:現在の仕事のやりがいについて教えてください。
コンサルティング事業は「人が最大の商品」です。努力によって自分のパフォーマンスを上げたり、マネジメントによって部下のパフォーマンスが上がれば、そのまま会社としてのお客様への提供価値が上がります。
部下のマネジメントもするようになってからは、自身の仕事の影響力が何倍にも大きくなってきました。自分たちが成長できれば自分たちが嬉しいし、お客様にもその価値を返せるということに大きなやりがいを感じます。
Q:ありがとうございます。最後に候補者の方にメッセージをお願いします。
決済領域の新規事業支援は、お客様の中にも正解があるわけではないので難しい側面もあります。ですが、それだけ挑戦しがいがあると思います。新しいサービス、事業を創ることに興味があればぜひいっしょに働きましょう。
【CASE3】スイスで3週間のワーケーションを実現した向井
向井直子
インフキュリオン
BaaSカンパニー BaaS企画部 事業管理チーム
調査会社、マーケティング系コンサルティング会社を経て2019年インフキュリオンに入社。現在はBaaSカンパニーの事業管理チームで経営関連のデータ収集・分析などを担当
Q:3人目は、最近スイスで3週間のワーケーションを行ったという向井さんに、どのように実現したのか、またこうしたことが可能なインフキュリオングループの社風や文化についてお聞きします。まず今のお仕事について教えてください。
私は事業管理チームで計数管理を担当しています。BaaSカンパニーのPL見込みを作ったり、週次で営業状況をまとめたり、その時々の経営課題に応じてコスト構造を可視化したり、長期的な収支見込を作ることもあります。
Q:スイスで3週間ワーケーションすることになった経緯を教えてください。
もともと夏休みにスイスにいる友人の所に遊びに行きたいと思っていました。ただ、友人も仕事をしているので、土日を何回か含める形で旅行したかったんです。
インフキュリオングループには、ハイブリッドリモートワークという制度があって、今は週1回程度しか出社していません。最初はOKされるとは思っていなかったんですが、うちの会社なら交渉の余地はあるかなと思って話してみました。
Q:実際にスイスで仕事をしている間に何か不便なことはありましたか?
ツールやシステムのことなど、事前にコーポレートIT部門の方が親切に対応してくださったこともあり何の支障もありませんでした。唯一の問題と言えば時差ぐらいです。スイスの朝が日本の夕方くらいだったので、会議はなるべく日本の夕方に入れてもらい、自分もなるべく朝早めに仕事をするようにして解決しました。
Q:3週間のワーケーションが簡単に許可される会社もあまりない気がしますが、向井さんから見たインフキュリオングループの働きやすさ、社風や文化について教えてください。
この会社の働きやすさに繋がる特徴に、“人を大切にする文化”が根付いていることが挙げられると思っています。入社後に強く感じたのは、この会社の役職者はどんなに忙しくてもちゃんとレスポンスをくれるんです。どんな時でも丁寧に向き合ってくれる方が多く、信頼関係を築きやすいと感じました。リーダーがそうなので、多くの社員にもそうした姿勢が自然に浸透していると感じます。
担当の仕事に対してきっちりと成果を出すことは求められますが、人を尊重する会社なので、そのやり方まで細かく管理や指図はしないというイメージです。
社員同士でも助け合う事がよくあって、営業やエンジニア、コンサルタントのような職種の場合、仕事のなかで「○○について知りませんか?」「○○の経験ありませんか?」とslackで投げかけたりするのですが、必ず誰かが返信をくれます。部署や部門、年齢、職責問わず助け合う文化が、働きやすさ、居心地の良さを作っていると思います。
Q:ありがとうございます。最後に候補者の方にメッセージをお願いします。
私自身、働いていて性別、年齢、上下関係などで壁を感じたことがありません。フラットな環境で働きたいという方にお勧めできる環境です。
【CASE4】人事担当が語る、社員一人ひとりの成長に繋がる環境づくりへの想い
朝倉裕子
インフキュリオン
コーポレート本部 HRM部マネジャー
人材会社での営業を経て2016年にインフキュリオンに入社。労務管理、人事・評価制度、福利厚生の導入、教育研修などの企画・運営を担当
Q:最後に、働きやすい環境づくりを目指して会社の制度設計を行っている朝倉さんに、さまざまな制度や制度を企画する上での想いを伺います。今はどんなお仕事をしているのでしょうか?
私が在籍しているコーポレート本部HRM部は、労務管理や給与計算、福利厚生サービスの運営、経理業務、会社の人事制度の企画などを幅広く担当しています。これに加えて、社員向けのスキルアップ研修やセクハラ・パワハラ研修、ダイバーシティ&インクルージョンを浸透させるためのワークショップなどの企画も行います。
Q:現在、インフキュリオングループでは、社員の働きやすさを向上させるためにどんな制度を設けていますか?
まず、働きやすさを考慮して設計した代表的な制度には、ハイブリッドリモートワークやフレックスタイム制度、時短勤務制度などがあります。リモートワークは感染症対策がきっかけで始まりましたが、今は社員の働きやすさ向上を目的とする制度として運用しています。
全社的に出社は3割以下に抑える方針で、オフィス自体もそれを前提とした作りに変更しました。2022年11月現在、出社率が5~10%ほどでして、ハイブリッドリモートワークが上手く機能しているので、地方在住者の採用も進めておりその方向けの制度(遠隔地勤務制度)も新たに作りました。
この他にも、社員の要望や社会情勢などを考慮して、家族が新型コロナウイルスに罹患した際に休暇が取れるコロナ休暇制度やワクチン接種休暇制度などを柔軟に設けたりしています。
Q:社員の働き方に関する制度設計の基本方針を教えてください。
基本方針としては、個々の社員の成長を促し、それを会社の成長に繋げていくということです。今はまさに大きな人事ポリシーを掲げて、具体的な施策に落とし込んでいく大変革期にあると位置づけています。
インフキュリオングループは、ここ2,3年毎年50人を超える新規採用を行っており、会社が急拡大しています。そして、会社の成長に合わせて、海外にバックグラウンドを持つ方など多様な人材が入社してくださるようになりました。その結果、社員の働き方も多様性を増してきました。
基本方針にのっとり、より良いワーク・ライフ・バランスの実現や個人のキャリアプランに合わせた柔軟な異動、職種転換などを可能にし、それを会社の成長に繋げられるように今まさに制度を構築しています。
Q:この方針はグループ各社共通なんですね?
そうです。インフキュリオングループは、各社、事業部ごとに特色がありキャリアも異なります。当社に在籍している優秀な人材に長く活躍してもらいたいので、例えば、今いる部門での働き方やキャリアが希望に合わなくなったら、希望に合った別のキャリアが歩めるようにグループ横断で対応できるようにしています。
インフキュリオングループは、コンサルティングを祖業とする会社で、“人を大切にする”文化があります。コンサルティングは「人そのものが商品」であり、ここで働く人の価値が高まれば、会社の価値も高まります。一人ひとりの意欲と成長がそのまま会社の成長に繋がるのです。そのため、こうした制度の構築には全社を挙げて本気で取り組んでいます。
Q:ダイバーシティ&インクルージョンに関しても言及がありましたが、どういったことをされているのでしょうか?
今年度は特にグループにおける女性の活躍にフォーカスして、4月に経営層向けに基本的な考え方を伝える研修を実施しました。日本自体が少子高齢化で人材難に直面しているなか、女性も含めた多様なバックグラウンドの方に当社で活躍していただけるよう、今後も会社としてどんなサポートができるかさまざまな角度から考えていきたいと思っています。
Q:最後に候補者の方にメッセージをお願いします。
今まさに多様なバックグラウンドを持つ方々の入社が増えていますが、当社ではそういった人材一人ひとりが活躍できる環境づくりを全力でサポートしていく所存です。どんな人にとっても働きやすい環境で、キャリアを積みたい、成長を目指したいと考える方はぜひご応募ください!
ありがとうございました!