INCLUSIVEは、「ヒトを変え、事業を変え、そして社会を変える。」をビジョンに掲げている“事業開発会社”です。
2007年創業以来、出版社、テレビ局をはじめとしたメディア企業や事業会社のデジタルトランスフォーメーションを推進してきたINCLUSIVEは「コミュニケーション」を主軸とし、デジタルメディア関連事業、食関連事業、人工衛星データ活用事業などを展開しています。
こんにちは!INCLUSIVE採用担当です!
今回は、グループ戦略室長を務めるKさんに、
INCLUSIVEグループの成長戦略とユニークさについてお話しいただいたのでご紹介します!
本記事はこんな方におすすめ
・20代から経営・マネジメントに関わりたい!
・スタートアップやベンチャー企業でのキャリアについてイメージを持ちたい
・社会課題をビジネスで解決することに関心がある
M.K.
INCLUSIVE グループ戦略室長
出版・新聞業界、インターネットサービス会社の執行役員を経て、2024年11月にINCLUSIVEにジョイン。
目次
M&Aを軸とした事業成長
ーこれまでのキャリアについてお聞かせください。
新規事業で生産性を最大化するための戦略
ー新規事業の立ち上げには困難が伴うと思いますが、どのように取り組まれ、成果を出してきたのでしょうか?
INCLUSIVEグループへ参画した理由
ーこれまでのキャリアを踏まえて、 INCLUSIVEにジョインされたきっかけを教えてください。
INCLUSIVEグループの成長戦略とユニークさ
ーINCLUSIVEの成長戦略について、どのように見ていますか?
ーどのような分野でシナジーを生み出していくのでしょうか?
ーこれからINCLUSIVEにジョインする方にとって面白いポイントは他にありますか?
会社を一緒に創る皆さんへのメッセージ
ー若手が成長するために、意識すべきことはありますか?
ー具体的に、どんな行動をすると成長につながるのでしょうか?
ーそうした経験を積むためには、どんなマインドセットが必要でしょうか?
ーこれからINCLUSIVEで働く若手に求めることは何ですか?
いかがでしたか?
M&Aを軸とした事業成長
ーこれまでのキャリアについてお聞かせください。
撮影場所:WeWork 神谷町トラストタワー
私は出版・新聞業界からキャリアをスタートしました。1990年代後半、インターネットの普及を目の当たりにして、「これから紙のメディアにとって厳しい時代が来る」と感じ、デジタル部門に関わるようになりました。その後、ご縁があってインターネット業界の企業へ転職し、2006年にインターネットサービス会社へ入社しました。
インターネットサービス会社では、新規事業の立ち上げやM&A(企業買収)・PMI(買収後の統合プロセス)を多く経験しました。ゼロからの新規事業立ち上げも経験しましたが、買収した事業をどう成長させるかを考えるケースがほとんどでした。最近はM&Aした事業を成長させる形で事業領域を広げているケースが多いですね。
ここ数年は、ふるさと納税関連の事業で、地域の観光支援にも携わりました。観光を一過性のものではなく持続的なものにするため、国や地方公共団体と連携しながら事業を成長させるのがメインのミッションでした。
新規事業で生産性を最大化するための戦略
ー新規事業の立ち上げには困難が伴うと思いますが、どのように取り組まれ、成果を出してきたのでしょうか?
新規事業は、最初は赤字が前提です。どれだけその赤字を許容できるかに差はありますが、基本的に経営者はせっかちなので(笑)少しでも早く収益化することが求められます。
あるプロジェクトでは、立ち上げから3年間、進捗報告会議で毎月のように「早く黒字化せよ」というプレッシャーをかけられていました。
なんとか黒字を達成するために、プロジェクトの初期から重視していたのは、「一人当たりの利益額を明確にし、それに基づいてメンバーの人数を決めること」です。
新規事業で先が見えない分、営業組織でありがちな「人が増えれば売上が伸びる」という発想も適応できるのですが、黒字化のために、あくまで「一定の生産性を維持できる範囲で人を増やす」という考え方にこだわっていました。
場合にもよりますが、まずは今あるリソースでしっかりと利益を生み出すことができる状態にもっていく、そうなってから人員を拡大させていくことを基本としていました。
INCLUSIVEグループへ参画した理由
ーこれまでのキャリアを踏まえて、 INCLUSIVEにジョインされたきっかけを教えてください。
藤田(弊社代表)は、2005年にライブドアへ入社したときの同期でした。その後も、藤田とは年に1〜2回ほど食事をする機会があり、藤田のチャレンジ精神や、地域を元気にしたいという想いには常に共感していました。藤田がINCLUSIVEを創業し、上場させたことも知っていました。
昔から藤田は「クリエイティブの力で世界を変えたい」「社会を良い方向に進めたい」というビジョンを話しており、私もそこに賛同していましたが、直近でちょうど私のミッションが落ち着いたタイミングで改めて話をする機会があり、「この会社は今面白い」と思い、ジョインすることを決めました。
INCLUSIVEグループの成長戦略とユニークさ
ーINCLUSIVEの成長戦略について、どのように見ていますか?
INCLUSIVEグループの事業領域
INCLUSIVEの面白さは、IPOの達成後、積極的な買収を通じて領域を拡大している点にあります。
特にオレンジグループ(株式会社オレンジ・アンド・パートナーズ、株式会社ジョージクリエイティブカンパニー、株式会社下鴨茶寮)の買収は大きな転換点だと思います。
オレンジグループは、これまでも地域創生案件や、社会貢献性の高い事業に対して、クリエイティブの力でいくつもの実績を残してきており、元々INCLUSIVEが得意としてきた数字による事業改善とは異なる「企画」の観点で強みを持っているので、より幅の広い提案ができるようになりました。
M&Aの場合、「既存の事業とのシナジーをどう生み出すか?」が最大のポイントになります。ゼロから立ち上げる事業は、自社の強みを活かして戦略をゼロベースで作れる一方で、M&Aによる事業拡大では、買収先の事業が持つリソースや強みを、どうグループ全体の成長に結びつけるかが重要になってきます。
オレンジグループが加入したことにより、INCLUSIVEグループ全体で、メディア・企画・食・新領域事業という4つの領域で連動した提案ができるようになり、より社会貢献性の高い領域へ進出しようとしています。
かなり面白いフェーズだと思いますね。
ーどのような分野でシナジーを生み出していくのでしょうか?
特に注目しているのが地域創生です。地方には魅力的な資源が多くありますが、メディアの発信力が都市部に比べて圧倒的に弱く、認知が上がらないことを課題だと捉えている自治体が数多くあります。
この課題に対して、まずINCLUSIVEが得意とする「メディア&コンテンツ」の領域で、地域自体の発信力を高めることが可能です。
また、食関連事業では、直接的に人を地域に呼ぶことができるポテンシャルを持っています。
例えば、世界的なガイドブックで星を獲得しているようなレストランは、交通の便が悪いところにあっても、世界中から観光客を連れてこられるような力を持っています。地域の食文化を発信し、人を引き寄せる仕組みを作ることで、インバウンド観光の拡大にも寄与できると考えています。
日本政府は2030年に6000万人の訪日観光客誘致を目標に掲げており、市場規模は15兆円を超える見込みです(※)。この大きな流れの中で、INCLUSIVEとしても地域創生と観光振興に貢献できる余地が大いにあると考えています。
(※)出典「明日の日本を支える観光ビジョン」(平成28年3月30日明日の日本を支える観光ビジョン構想会議決定)
ーこれからINCLUSIVEにジョインする方にとって面白いポイントは他にありますか?
撮影場所:WeWork 神谷町トラストタワー
組織がコンパクトで、職位の階層が少ないので、経営陣との距離が近く、学べることは非常に多い環境だと思います。組織規模が大きい会社だと、若手が経営陣と直接話すことはほとんどないと思うので。
藤田は、誰が言った意見であるかは関係なく、いいと思ったものは取り入れるし、違うと思ったらなぜ違うのか、その場で率直にフィードバックするような、ストレートなコミュニケーションを好むので、どういうプロセスで意思決定がされたのかもわかりやすいのもポイントかなと思います。
会社の雰囲気は、若い社員が多く、活気があります。
少数精鋭で動いているため、一人ひとりが大きな裁量を持ち、打席に立てるチャンスが多いので、必然的に成長しやすい環境です。
あとは、藤田の「INCLUSIVEはおせっかいをする会社だ」という考え方がユニークだと思っています。
相手の課題に入り込み、深く関わり伴走することで、課題を解決する。
単なるコンサルティングとして解決策の方向性を示したり、一回レポーティングして終わり、ではなく、相手の課題に対して、中長期的に本気で向き合う姿勢が、INCLUSIVEの最大の強みだと感じています。
会社を一緒に創る皆さんへのメッセージ
撮影場所:WeWork 神谷町トラストタワー
ー若手が成長するために、意識すべきことはありますか?
まず、大前提として「好奇心を持つこと」がとても大事ですね。
例えば、街を歩いているときに「なぜこの店は人気なのか?」と考えたり、新しいテクノロジーを見かけたら実際に試してみたりする。そうした視点があると、自然と世の中の仕組みやトレンドを学ぶことができます。
事業開発や経営に携わる上では、この「日常の気づき」が活きてくることが多いです。
ー具体的に、どんな行動をすると成長につながるのでしょうか?
特に若い時期、例えば20代のうちは「量をこなすこと」が重要です。
経験の量が増えることで、自然と「質」に転換されていきます。
これは、スポーツでも仕事でも同じですよね。
最初は上手くいかなくても、試行錯誤を繰り返しながら一定のパターンを掴んでいくことが、結果的に成長につながります。
ーそうした経験を積むためには、どんなマインドセットが必要でしょうか?
環境を活かせる人が伸びると思います。目の前にあるものを一度受け入れて試してみることが大切です。何か新しいことに直面したときに、すぐに「これは自分には関係ない」と拒絶するのではなく、「とりあえずやってみよう」と思える人は、自然と成長機会を増やすことができます。
あと、「知らないことを知るための習慣を持つ」のも大事です。
例えば、僕自身もクリッピングサービスを活用して、自然に情報が入るような環境を整えていますし、人間観察が好きなので、街を歩いているときに「どんな人がどんな動きをしているのか」をよく見ています。本を読むことも習慣にしていて、気になる本は買っておいて、いつでもアクセスできる状態にしています。積読はありますが(笑)。
そして最も大事なのは「自分の足で一次情報を取りに行くこと」だと思います。インターネットで情報を集めるのは簡単ですが、それだけでは本質を理解しにくいことも多いです。
だからこそ、実際に現場に足を運び、人と話し、情報の根源に触れることが大切です。
ーこれからINCLUSIVEで働く若手に求めることは何ですか?
「やりきり力」を持つ人ですね。
途中で諦めず、最後までやり切ることができる人は本当に強いです。
受験勉強で例えるのであれば、いろんな問題集を何冊か買って、それぞれをまばらにやるひとは多いと思うのですが、一冊の問題集を最初から最後まで、全部わかるまで解き切る人ってあまりいないですよね。そういうイメージです。
試行回数を増やしてどんどん挑戦し、改善を重ねることが大事だと思います。そして、戦略を立ててやってみて上手くいったら、それをどんどん型に落とし込んで、他にも応用させていく。その繰り返しで会社も強くなっていくと思います。
やりきるために必要なマインドでもありますが、「どうやったらできるか?」を考えられることも重要。
難しい課題が出てきたとき、「できません」と言うのは簡単ですが、それは思考を放棄しているのと同じで一見無理難題に思えることも「どう解決できるか?」を考え、試行錯誤できる人と一緒に働きたいですね。ストレッチした目標をどう達成させるかを考える中で、新しい知恵が出てくると思います。
INCLUSIVEはまだ「何者でもない」企業ですが、今まさに新しい価値を生み出し、社会にインパクトを与えるフェーズの会社です。
会社を成長させる楽しさを味わいながら、自らのキャリアを築いていきたい方には、これ以上ない環境があると思います。この挑戦に、一緒に取り組んでくれる方をお待ちしています!
いかがでしたか?
インタビューする中でKさんが話していた「少数(だからこそ)精鋭」という言葉が印象に残っています。
事業の成長が大きいと社員1人が持つ裁量が大きくなりますが、だからこそ、「制約の中でいかに成果を最大化させるか」ということを常に考える必要があります。
急成長フェーズにある INCLUSIVE では、ただ決められた仕事を効率的にこなすのではなく、新しい挑戦を繰り返しながら得た知見を「型」に落とし込み、それを横展開・応用しながら組織全体に還元していく。
そんなダイナミックな環境の中で、若手のうちから事業を創る視点を持ち、成長していく機会があります。
✔ 「新規事業を立案し、スケールさせる経験を積みたい」
✔ 「決まった仕事をこなすだけでなく、裁量を持って主体的に仕事を進めたい」
そんな想いを持つ方には、 INCLUSIVEは絶好のフィールド です。
私たちと一緒に、新しい価値を生み出していきませんか?