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【UPDATE#01】予防医学の名医が語る、"医療業界の真実"と"実現すべき未来"

ー挑戦するなら、IMKー

『大人も子供も、挑戦したくなる世界をつくる』

というパーパス(事業目的)を掲げ、社歴や経験を問わず、多くの人が挑戦している当社。

この記事では、IMKに関わる人々が

どんな挑戦を通し、世界を【UPDATE】させていくのかにフォーカスし発信していきます。


今回、お話をお伺いしたのは予防医学の権威であり、

弊社ヘルスケア領域の最高顧問である、白澤卓ニ医学博士。


医療・ヘルスケア業界のトップを走る白澤先生​が考える

【UPDATE】すべき医療業界の"課題"と"未来"についてお話しいただきました。

医学博士からみる、”医療業界”

Q 白澤先生から見て、現在の日本の医療業界にはどんな"課題"がありますか?

"人々を健康にすること"ではなく、"病気を治療すること"によって

この業界が成り立っていることが課題だと私は考えます。

医療業界というのは、病気が起こった後の治療に特化している部分があります。

特に保険診療というのは、病気と診断されて初めて

治療に入り薬を処方することができるため

健康な人は、この業界の対象ではないんです。

健康な人が健康でい続けるための予防医学は、

対症療法的な治療医学よりも大きな意味をもつと私は考えます。

予防医学的な考えこそが医療業界の軸であるべきだと。

しかし、日本の医療業界の中では予防医学は力を持たないのです。


Qどうして、日本では"健康"になるための「予防医学」が力を持たないのでしょうか?

実は……医療業界で「予防医学」が力を持つと、困る人たちがいるんです。

病気を未然に防ぐという考え方の「予防医学」が広まると、病気になる人が減りますよね。

すると、病気の治療薬が必要ない世界になります。

そこで困るのは、病気になった人をターゲットに収益を上げている人たちです。

医療業界も、病気の治療をメインにして動いている以上、

病気になる人がいなくなると、収益を立てられなくなるという

内部矛盾が起きてしまうという問題があるんですね。

そのため、医学部の中に「予防医学」のテリトリー自体はありますが

医学部を出て、予防医学の治療を始める医者は0.1%もいません。

つまり、医学部を出た人は完全に病気を治す治療医学を処方する医者になります。

病気が軸として成り立っている日本の医療業界や医学部で

病気を未然に防ぐための「予防医学」を学ぶこと自体が、ある種異質だという扱いを受けるんです。

僕も論文のテーマとして「健康長寿」というテーマを出したら、それは却下されて。

病気を研究テーマにしなさいと言われました。


Q”病気になる人”が増えるとともに発展する”医療業界”。この仕組みは昔から日本に浸透しているものなのでしょうか?

実は、”病気を治す治療医学”が医療業界の軸となってから50年程度の歴史しかありません。

20世紀以前の医学は8割が「予防医学」に関することだったんです。

これは、貝原益軒の「養生訓」(健康で長生きする方法が書かれた医学書)を見てもわかることで、

江戸時代の医学誌などにも、予防医学のことがメインに書かれています。

しかし、第二次世界大戦後から医療業界は変わってしまいました。

戦時中に毒物を開発していた会社は戦後を生き抜くために、本来あるべき”健康になるため”の薬ではなく、“病気を起こし、病気の治療をするため”の薬を作り販売し始めたのです。

収益を求める彼らは、病気を起こす上で邪魔になる予防医学を医学部の中から排除し、学会からも排除しました。予防医学は日本の医療業界から跡形もなく消されてしまったのです。


変えようとした、けれど、変えられなかった

Q医療業界から排除されてしまった「予防医学」。やはり、医療業界の課題を変えることは難しいのでしょうか?

予防医学の知見を持つ医者や、同じ価値観を持つ仲間を

少しずつでも増やしていけば、変えることは可能だと考えています。”草の根”運動ですね。

ですが、医療業界にいる人間だけでこの仕組みを変えることは難しいでしょう。

はっきり言って、予防医学は稼げないんです。

ジムに10年通って病気予防や健康促進のために支払うお金と、がんになって治療のために支払うお金。

当然、病気の治療の方がたくさんのお金がかかるし、医療業界にはその分お金が多く入ります。

某大学病院にいたころ、私は「加齢制御医学」といって、

エイジングをコントロールすることによって、病気を予防するという考え方を提案していました。

けれど、稼げない予防医学は場外扱いで、教授会などでも発言権はありませんでした。

病院内で予防医学の外来にも挑戦しようとした事もありました。

ですが、病院からは「保険診療しかうちはやってない、自由診療はできない」と言われました。

納得がいかず院長に直接かけあったんですが

「君は外来をするには10年早い。出口はあちら」と言われ、ほとんど門前払いでした。


長年、医療現場で予防医学を発信するためのあらゆる努力をしましたが、

医療業界が成り立つ仕組みや時代背景が邪魔をし、伝わっていかない感覚がありました。


だから私は、2017年に30年間の予防医学に関する研究と

臨床を元にした知見を集約させた『お茶の水健康長寿クリニック』を開業したのです。

開業から3年程度経ち、少し落ち着いた頃にIMKからオファーが来ました。


予防医学×IT、異業界のタッグにより生まれた”成果”とは

Q.白澤先生とご一緒することになった頃、IMKは10名にも満たないベンチャー企業でした。どうして一緒に事業をやろうと考えてくださったんですか?

一番の理由は、IMKがオンラインに強い会社だと感じたからです。

IMKに出会ったのは2020年、新型コロナウイルスが猛威をふるっていたころでした。

それまで私は「予防医学」の発信において出版業界をターゲットに定めていて、

オンラインは主戦場ではなかったんですね。

私の今までのスタイルでコロナ時代を乗り越えるのは難しいと考えていたところに、

オンラインに強いIMKからオファー依頼がありました。

その頃のIMKはWEBを通しての出版業やオンライン教材制作、集客などに特化していました。

テクノロジカルな良さが、IMKにはあったんですね。

コロナウイルスでオフラインでの発信ができず身動きできなかった2年間、

IMKと共にオンラインでどうやって「予防医学」を伝えるか考え、実行してきました。

Qオンラインを通しての発信により、感じられたメリットは何かありましたか?

今までとは全く違うターゲットに知識を届けられたという部分でしょうか。

私の予防医学に関する発信は書籍がメインであり、

本の読者はほとんどが女性だったんですが、男性も私の情報にヒットして

セミナーや講演会に参加してくれるようになりました。

今まで手が届かなかった層の予防医学を必要とする人たちにも、

正しい知識が届き始めたという実感があります。

また、2021年3月にIMKと共に立ち上げた国際予防医学協会(予防医学を誰もが学べる未来を作るための協会。白澤医師が理事長を務めている。)の急激な成長も、オンラインでの大きな成果でしたね。

世の中の協会運営が100名程度の会員数を獲得するのに10年かかっているのに対し、

私たちの協会は、創立から3年で2000名まで会員数を増やすことに成功しました。

本当に正しい予防医学を、同じ価値観を持つ人へ、スピーディーに届ける仕組みを実現できたのです。

これは医療業界の中だけでは、実現できなかったと私は思います。

全く違う業界のスキルを持つ両者が集まったからこそ、成し遂げられたことだと。

この成果は、コロナウイルスがピークを超えた今もなお、強いパワーで私の活動を支えてくれています。

私たちが実現すべき未来

Q”草の根”的な発信で、変えられる可能性のある医療業界。

予防医学の権威である白澤先生とIMKのタッグで、実現したい未来ありますか?

これから、私は25年くらいは予防医学の第一線で活動し

この活動を通して、国を、医療業界の仕組みを変えていきたいと考えています。

ですが、国を変えるというのはとても大変なことです。

まず私たちが実現すべき第一フェーズとして考えられるのは、

「自分と自分の家族を守れるようになる」ということです。

病気を未然に防ぎ、健康な人が健康でい続けるための予防医学を学び

自分のために、そして大切な家族のために、実践していく人を増やすことが大切です。

第二フェーズは、地域に対しての働きかけ。

その先にある第三フェーズで、国を変えていきたいと思っています。

そのためには、予防医学を学び実践する人の数を増やすことが大切です。

IMKとともに、予防医学の考え方を多くの人に広めることで、世界は変わっていきます。

さらに今、私がやっているのは、オンライン上に論文を残していくという活動です。

医学というものの中には、間違った情報が多くあります。

学びの根源である教科書が、間違っているんです。

お金儲けをしようとした人たちが、事実を歪めてきた歴史があるんですね。

これを正しい知識に直すために、「違うことは違う」と示す論文を書いています。

こういった論文をたくさん出していくことで間違いが正され、教科書が変わっていくはずです。

そして、論文ベースの正しい健康知識が広がることで

“病気を増やす”ことで収益をあげている企業や悪い産業は廃れていくはずです。

私は小さな活動を続けることで、大きな絵を作りたいと思っています。

それが、私がIMKと課題をUPDATEし、実現したい未来であり、

成し遂げるべきミッションだと考えています。

次世代の挑戦者たちへ

Q白澤先生、ありがとうございます。最後に、他業界や、同じ医療・ヘルスケア領域に身を置く

次世代の挑戦者に向けてヘルスケア領域最高顧問からのメッセージをお聞かせください。

新しいことをやるときは、予測ができないものです。

教科書を丸暗記しても、目の前の患者や家族を助けられなければ意味がないんですね。

自分が予測できない問題が目の前に現れた時に、どうアプローチしていくか。

それを考える力が必要です。教科書に答えが載っているという考え方は捨てて、

自分が現実にどう対応するかの方法論を模索することが必要だということを伝えたいです。

またIMKには、未経験から成長している若い社員がたくさんいます。

若く経験がない真っ白な人のほうが、間違った考え方や経験が

邪魔をしないということが強みになります。

やったことのないことをするのは、誰だって怖いんです。

けれど、あたらしい世界、その景色を最初に見るのはいつだって挑戦者です。

時代を変えていくという大きな船に、覚悟を持って乗り込む人を私は求めています。

一緒にヘルスケアの未来を変える旅に出ましょう!

国際予防医学協会 HP▼

https://ipma.jp/

株式会社IMK HP▼

https://imk-holdings.co.jp/

\\挑戦するなら、IMK//

株式会社IMKでは、新たな仲間を募集しています!

約77%が、業界未経験で入社し活躍する当社では

管理栄養士や薬剤師、トレーナーなど、

さまざまなバックボーンを持った社員が活躍しています。

もし、あなたが今までの経験を生かし本気で『挑戦したい』と思うなら、

挑戦と実行のカルチャーがあるこの場所で、挑戦を初めてみませんか?

あなたとお話しできるのを楽しみにしています!

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